今週のお役立ち情報
知りたくなかった!残念キーワード 「官製不況」をしみじみ実感
ガソリン暫定税、建築基準法改正、携帯サイトのフィルタリングなど、消費者心理や民業のビジネスを左右する法改正によって、景気や株価が大きく動かされることがある。良い方向ならもちろん歓迎だか、必ずしもそうでないことは、ここ最近のニュースを見ていれば明らかだろう。「官製不況」なる言葉があるほどだ。
■株価の低迷はサブプライムではなく「官製不況」にあった!
政府・与党は租税特別措置法改正案を4月30日の衆院で再可決し、5月1日から施行。あれだけ物議を醸したガソリン暫定税だが、なんともあっさりと復活してしまった。
しかもまあ、5月1日といえばゴールデンウィークの真っ最中、4連休を前に復活させることもないだろうに。お陰で30日、日本中のガソリンスタンドとその周辺道路は大混雑。せめて、連休後に復活させるくらいの情けは欲しかった。まあ政府からすれば、連休の中日とも言えるこの日にきっちりと施行させ、取れる税金はきっちり取っておこうという算段か……。
しかしながら、このガソリン税暫定税だが、果たして復活させることが、日本の景気にとってプラスなのだろうか? もちろん、ここで集められた税金が地方の道路整備などに回されると、遠巻きながらも地方活性につながるとされている。マッサージチェアなど、役人のワンダホーな無駄遣いもあるので政府の言い分すべてが正しいかどうかは微妙だが、そういった一面があるのも事実だ。
ところが反面、ガソリンが再び値上がりすることによる、家庭の出控えや運送業の輸送費高騰が引き起こす消費の低下といった、マイナス要因だって無視できない。そもそも4月に暫定税フリーのガソリンが出回ったとはいえ、その価格だって到底安いとはいえない。十分、企業収益や家計を逼迫するまでの高値水準なのだ。にもかかわらず暫定税を復活させるというのは、火に油を注ぐというか、泣きっ面にハチというか……。政府からすれば、来年からは一般財源化して(いまになって福田総理は一般財源化しないとも。どっち?)、ますますおいしく使えるガソリン税暫定税の方が、消費や景気の回復より大事なんだろう。景気回復へのウルトラCは、何か他の手があるに違いない。と、思いたい。
景況感とはこのように、個々の企業の力とは別に、燃料費や製品を作る原材料費など、業界を取り巻く環境によって左右されるのは周知のところ。現在のように商品価格が高騰すると企業努力にも限界が訪れて、価格に転換せざるを得ないケースもある。それが、庶民の購買力の低下、さらには企業の収益悪化や株価の低迷を招くことだってある。
ところが、さらに注意したいのは、ガソリン暫定税のように、景気や業界動向に関連する法制度の改正だ。企業経営に関連する法律が変わる、もしくは新たな法が施行されることで、個別企業の収益力、ひいては景気に悪影響を及ぼすのだ。
昨年半ばから今日までの日本市場不調の原因は米サブプライム問題とされているが、実のところ行政府の失策――「官製不況」も多少は関係しているという。それについて、ここで紹介したい。
福利 梅造[著]
■関連記事
景気や株価低迷の元凶とされるキーワード「官製不況」とは[2008年05月14日]
昨年より景況感「悪くなった」が6割と大幅増―日銀 [2008年04月04日]
日銀のわかりづらい「基本的見解」の中身[2008年01月24日]
■記事全文へ
■株価の低迷はサブプライムではなく「官製不況」にあった!
政府・与党は租税特別措置法改正案を4月30日の衆院で再可決し、5月1日から施行。あれだけ物議を醸したガソリン暫定税だが、なんともあっさりと復活してしまった。
しかもまあ、5月1日といえばゴールデンウィークの真っ最中、4連休を前に復活させることもないだろうに。お陰で30日、日本中のガソリンスタンドとその周辺道路は大混雑。せめて、連休後に復活させるくらいの情けは欲しかった。まあ政府からすれば、連休の中日とも言えるこの日にきっちりと施行させ、取れる税金はきっちり取っておこうという算段か……。
しかしながら、このガソリン税暫定税だが、果たして復活させることが、日本の景気にとってプラスなのだろうか? もちろん、ここで集められた税金が地方の道路整備などに回されると、遠巻きながらも地方活性につながるとされている。マッサージチェアなど、役人のワンダホーな無駄遣いもあるので政府の言い分すべてが正しいかどうかは微妙だが、そういった一面があるのも事実だ。
ところが反面、ガソリンが再び値上がりすることによる、家庭の出控えや運送業の輸送費高騰が引き起こす消費の低下といった、マイナス要因だって無視できない。そもそも4月に暫定税フリーのガソリンが出回ったとはいえ、その価格だって到底安いとはいえない。十分、企業収益や家計を逼迫するまでの高値水準なのだ。にもかかわらず暫定税を復活させるというのは、火に油を注ぐというか、泣きっ面にハチというか……。政府からすれば、来年からは一般財源化して(いまになって福田総理は一般財源化しないとも。どっち?)、ますますおいしく使えるガソリン税暫定税の方が、消費や景気の回復より大事なんだろう。景気回復へのウルトラCは、何か他の手があるに違いない。と、思いたい。
景況感とはこのように、個々の企業の力とは別に、燃料費や製品を作る原材料費など、業界を取り巻く環境によって左右されるのは周知のところ。現在のように商品価格が高騰すると企業努力にも限界が訪れて、価格に転換せざるを得ないケースもある。それが、庶民の購買力の低下、さらには企業の収益悪化や株価の低迷を招くことだってある。
ところが、さらに注意したいのは、ガソリン暫定税のように、景気や業界動向に関連する法制度の改正だ。企業経営に関連する法律が変わる、もしくは新たな法が施行されることで、個別企業の収益力、ひいては景気に悪影響を及ぼすのだ。
昨年半ばから今日までの日本市場不調の原因は米サブプライム問題とされているが、実のところ行政府の失策――「官製不況」も多少は関係しているという。それについて、ここで紹介したい。
福利 梅造[著]
■関連記事
景気や株価低迷の元凶とされるキーワード「官製不況」とは[2008年05月14日]
昨年より景況感「悪くなった」が6割と大幅増―日銀 [2008年04月04日]
日銀のわかりづらい「基本的見解」の中身[2008年01月24日]
■記事全文へ
コメントするにはログインが必要です
Ads by Google
前後の記事
- 米シティがリストラ 日本の消費者金融から撤退?
J-CASTニュース 12日19時16分
(1) - 知りたくなかった!残念キーワード 「官製不況」をしみじみ実感 MoneyZine 12日19時00分
- 「食の検定」で、日本の「食と農」への理解深めよう
J-CASTニュース 12日18時00分 - 三洋電機、独VW社と「新電池」共同開発 J-CASTニュース 12日18時26分
- 電子マネーnanaco、イトーヨーカドー」全店に導入拡大 ライバルのイオン意識し、サービス拡充急ぐ MoneyZine 12日18時38分
経済アクセスランキング
- 1

- 朝日放送で放送事故。本番前のスタジオの映像が流れる デジタルマガジン 24日08時00分
(6)
- 2

- 横暴さが目立つ 大手マスコミ記者 ツカサネット新聞 24日11時27分
(4)
- 3

- 東日本は「セブンイレブン」や「サンクス」、西日本は「セブン」や「マルK」、コンビニ略称に東西差=アイシェア調査
Sakura Financial News 23日16時20分
(10)
- 4

- 石を投げれば派遣に当たる? 根なし草社会が生み出す大きな不安
都市伝説探偵団 23日20時00分
(10)
- 5

- ビックカメラ:ジャスダック上場廃止へ、東証との重複上場を避け管理コストを軽減する目的
Sakura Financial News 24日16時09分
(1)
- 6

- 原油高の隠れた犯人は需要を肥大化させる中国と産油国のガソリン安
ダイヤモンド・オンライン 24日11時06分
(3)
- 7

- 空席に応じた運賃制度 全日空も国際線で導入へ J-CASTニュース 24日15時58分
- 8

- 「売り手市場の終焉」 正社員になれない時代のサバイバル戦略/増沢 隆太 INSIGHT NOW! 23日12時27分
(12)
- 9

- どこが一番?7大都市別エンジニアの働き心地チェック
livedoor キャリア 24日11時00分
- 10

- ◎地デジ推進へ対策公表=受信機無償配布盛る−総務省 時事通信社 24日10時05分
注目の情報















行きの電車、帰りの電車で