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ミャンマーで殺害されたジャーナリスト、長井健司さんのビデオ返却へ向けて

2008年05月12日08時56分 / 提供:PJ

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ミャンマーで殺害されたジャーナリスト、長井健司さんのビデオ返却へ向けて
講演する島田裕巳さん(左)と岸野亮哉さん(右) 神戸・勤労会館にて。(撮影:鈴木義哉)
5月10日兵庫県神戸市の神戸勤労会館においてトークイン神戸ピューリッツアー賞記念講演会「日本社会の問題と長井健司」が、ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会の主催で行われた。ミャンマー(ビルマ)で反政府デモの取材中に殺害されたジャーナリスト・長井健司さんが最期に撮ったビデオがいまだにミャンマー政府から返却されていない。そのビデオの返却を求めて活動している団体で、呼びかけ人に鳥越俊太郎氏やテリー伊藤氏らが名を連ねている。

 講演として宗教学者として知られる島田裕巳氏(中央大学講師)が「(ビデオ)はミャンマー政府にとって都合の悪い、表に出せないものがあるはず。 ミャンマーのサイクロン被害も外国の人的援助を断っているのは政府が(外国の援助から軍事政権の現実が暴露されて)困るからだ」と述べた。

 またある人から聞いた話として「ニューヨークの日本人が亡命ミャンマー人長井さんの件でお礼を言われた。同じ仏教国だから 日本人、ミャンマー人も仏教国なので考えの共通項があるはずだ」と語った。

取材経験を語る
 また会の副代表で紛争地の取材経験のあるカメラマンで現役の住職でもある岸野亮哉さんは「仏教で布施という言葉があるが、長井さんは記者としての布施、つまり社会のための布施をした」と語った。岸野さんは生前の長井さんとの親交が深かったという。

 「返却を求めないのはジャーナリストの死だ。特に大手新聞やテレビ(記者は)は紛争地へ行かないが(そうしたところへ行く)フリーに関心を持ってほしい。ビデオは政治的な人質で(ミャンマーにとって)外交のカードすぐには返せないはずだろうが、返還を求めていく」と述べた。その中でスリランカで取材したときプレスカードを申請して取材したとき実はスパイに監視されていたことや(政府当局に)突然フィルムの提出を求められ押し問答の末、風景スナップ写真を出してその場を逃れたことなどの貴重な経験を抗議していただいた。

 会としては何らかの真実があると思われる長井さんのビデオを返却するべく活動を続けていく方針だ。【了】

■関連情報
リンクミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会
PJニュース.net

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 鈴木 義哉

関連ワード:
ミャンマー  長井健司  サイクロン  テリー伊藤  鳥越俊太郎  
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