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自立から自律へ、そして自導「セルフ・リーダーシップ」へ <上>/村山 昇

自律的人財の育成は重要問題である。しかし、「自律的」だけでは不十分である。個も組織も、その先の「自導的」にまで高めていかなければ・・・

【Envisioning Career-scape 第6景 -01】=======

◆「自律的」では不十分である!
私が行なっている事業のコアサービスは、
『キャリアの自律マインド醸成研修』と名づけているものです。
大小いろいろと手を入れて、
かれこれ5年間続けてきました。

日々の“働く”にあたって、
「自立」とはどういうことか、
「自律」とはどういうことか、
そして、それらを越えて「合律的」働き方とは何か、等々を、
理屈の理解ではなく、「行(ぎょう)」として腹に落ちるように
研修プログラムを組んできました。

企業の研修分野において、
従業員を「自律的」働き方のできる人財に育てよう、という流れは
現在、誰も否定する人はいません。

これはこれで、その通りだと思います。
だから、私も働き手の自律心を涵養するサービスを今後も続けていきます。

ただ、ここにきて、それでは不十分であることに
私自身、気づき始めています。

企業の研修の現場に立つと(とくに大企業の場合はそうですが)、
5年目以上の社員の中には、
自律心がある程度確立されていて、自律的にちゃんと働ける人が
少なからず見受けられます。

彼らは、自律的に自らの判断基準で状況を判断し、
自分で行動を起こすことができます。
上司に対しても、組織に対しても意見を言うことができるし、
担当仕事の目標設定や納期、品質もきちんと自己管理ができます。

すでに部下を持って、彼らを動かしたり、
そうでなくとも後輩の面倒をみたりするなど、協働意識もあります。

しかし、そんな自律的な彼らであっても、「何かが足りない」・・・
かけがえなく働く一職業人として、確かに「何かが足りない」、
というか「何か満たされていない」ように思える・・・

◆天安門で戦車の前に立つ青年が示すもの

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