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[誰も知らないスゴイ株]創業130年の老舗が作る“ハイテク松ヤニ”ってなに?


 「西南の役」の前年の明治9(1876)年に松ヤニの販売を開始した荒川化学工業(4968・東1)。その後、精製した松ヤニすなわちロジンの持つ工業的な特性に着目し、製紙用薬品や飲料缶の表面の印刷塗料、無鉛はんだ、電子部品の洗浄剤、半導体の基板材料などへ用途を拡大させてきた。

 これらハイテク製品への注力が実を結び、2008年3月期は売上高で前期比7.3%増の661億円、経常利益で同10.8%増の32億円と増収増益を達成した。

 株価は年初以来、1100円を挟んだ水準で一進一退の展開だが、好業績を考慮すれば評価不足は歴然。小型成長株の一角として、現在の安値水準は拾っておきたい。

■透明なロジン、鉛レスはんだ材などが好調

 ロジンは、松の幹から採取した松ヤニを集めて精製したものだ。印刷用の薬剤や接着剤、さらにはチューインガムの原料など、さまざまな分野で活用されている。

 業績の牽引役の第1は、ロジンの特性を活かした各種の工業用の機能材料だ。特にロジン特有の琥珀色を抑え、より透明に近づけた淡色ロジンが、色彩や光沢などで美しさを求められるカタログ紙など、各種の印刷向けに高い伸びを見せている。

 その他、鉛を使わないはんだ材や、電子・精密部品の洗浄剤、電子部品向けの高機能樹脂などが好調で、工業用材料は09年3月期、売上高で前期比6%、営業利益で同17%の高い伸びとなる見込みだ。

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