缶詰め発明の元となったのは、ナポレオン・ボナパルトが公募した、軍が遠征する際に携行する食糧の保存方法であると言う。
 この公募に応えて1804年にフランスのニコラ・アベールが発明した長期保存できる瓶詰めの作り方‐‐瓶詰めしてから加熱殺菌するという方法が、後に缶詰めを生み出した。

 必要は発明の母であると言うが、今日、おでんやら、ラーメンやら、やきとりやらまでが缶に詰め込まれて販売されていることを考えると、非常に偉大な発明であると言えよう。

 その他にも、戦闘糧食(英名:レーション)には様々なエピソードがつきもので、日本海軍で長い航海の間に曜日感覚を無くさないよう、必ず金曜日にはカレーを食べる「海軍カレー」の話や、食にこだわるフランスの軍隊の軍用食は他の国に比べてクオリティが高いなど、興味をそそる逸話は数知れず。
 一般には流通していないことも手伝って戦闘糧食は「ミリタリーの飯」略して「ミリメシ」として愛好家の憧れの的だった。

 現在の日本におけるミリメシ・ブームに火をつけたのは、昨年末にゲームのセガが民間調達分の防衛庁管轄レトルト食品をアミューズメント施設のUFOキャッチャーの景品にしたことではないだろうか。ミリメシの名前はそれまであまりその存在を知らなかった女性などにも浸透し、ついにレーション関連の書籍がヒットするにいたった。

 さらに、セガが使用したものと同様の『戦闘糧食?型』の民間調達分と人気キャラクターのコラボ商品が登場した。

 食品企画のCOZY WAVE INTERNATIONAL,LTDが6月上旬に発売する『戦闘糧食?型それゆけ!女性自衛官バージョン』だ。

 ミリタリー雑誌『Jウイング』の同名コーナーとタイアップしたキュートな女性自衛官キャラクターをパッケージに印刷している。

 セット内容はプルコギ丼の素200g、ウインナーソーセージ50g、ラドファ白飯300g、わかめスープ4g+折りたたみ容器、スプーンで、食品は実際に防衛省・各駐屯地に納品されているもので、一般品以上に厳しい検査をクリアしており長期保存に耐えるため、非常食やアウトドア商品にも適している。

 ミリメシ持ってサバイバルゲーム、なんてどうだろう?究極のぜいたくなんじゃないだろうか。

参照:http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=24500

(編集部 須田翠)