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何かがおかしい!「かしわもち」の葉、誤食事件。

【PJ 2008年05月09日】− 三重県菰野町の小学校で、4年生から6年生の高学年の児童が給食に出された「かしわもち」の葉を誤食する事件が、5月2日に起こったことが報道されている。この事件、まずは「かしわもち」を包んでいた「葉」が天然葉ではなく、ポリエチレン製であり、その包装の表示が間違っていたことが問題となっている。確かに表示のミスは、ミスであるが、「かしわもち」の葉を食べる習慣などが、地方によってはあるのだろうか?

 同じように「葉」で包まれる食品に「さくらもち」がある。この「さくらもち」は、関東と関西では、その形がまったく異なり、関東風は「長命寺」、関西風は「道明寺」と区別される物でもある。しかし、塩漬けされたサクラの葉で包まれているのは、どちらも同じでその葉とともに食しても、葉を取り除いて食しても良い物だ。その微妙な葉の塩味と餡のミックスした味は、何とも言えない春の味である。

 だが、この「さくらもち」と異なり「かしわもち」の葉は、取り除いて食べるのが当然であったはずである。葉もなんら加工されていない。いや、当然とするのがきっと間違っているのかもしれない。「さくらもち」と同様に、葉も食べてよいと考える時代になってしまったのだろう。長い歴史と伝統に中で培われてきた「常識」が、通じない時代になったのだ。すべてに、こと細かく説明や解説が必要であり、その了解を求めなくてはならない。

 昔、おにぎりの「のり」を包み紙として外国人が剥(む)いて食べた笑い話があったが、それが笑えない状況が、21世紀の日本には生まれつつあるのであろう。何かが大きく間違っているのだ。その間違えを、間違えとして指摘しても、私には関係ないとする人ばかりになっている。

 本当に、こんなことで良いのだろうか?「かしわもち」の葉の誤食は、小さな事件かもしれない。でも、その根本にあるものは、今だから、大きな声で語られるべき問題だと、私は考えている。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 鈴木 修司【 愛知県 】
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