相手チームの頭脳的なプレーに苦しめられた浅尾/西堀(写真奥)組 撮影:野原誠治

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 “砂上のアイドル”浅尾美和(22)/西堀健実(26=ともにエスワン)組は、ベテランチームから1セットを奪い健闘を見せたものの、肝心の最終セット、相手を追い詰めるポイントを見出せず、準決勝で敗退した。5日、東京・お台場海浜公園で開催されたビーチバレーの「東京オープン」最終日・準決勝に出場した浅尾組。ベテランチームの小泉栄子(34)/田中姿子(32=ともにデンカエレクトロン)組を相手にセットカウント2−1で破れ、今季国内ツアー初戦、決勝戦まで勝ち進んだ快進撃の再来はならず、女王の座に近づくことが出来なかった。

 浅尾は相手チームの攻撃、ショット精度の高さに感服した。「拾えない位置にボールを落とされ、ゲームの最後まで拾えなかった」と苦しめられたポイントを上げ、「試合中に行う攻撃の変更、分析の仕方が勉強になった」と痛感した試合展開から課題を見つけていた。

 決勝戦はその浅尾組を打ち破った小泉/田中組が浦田聖子(27)/鈴木洋美(29=ともにレオパレス・ウィンズ)組をストレートで下し優勝。国内ツアー、通算9度目の女王に輝いた。

<最終日の試合結果・女子準決勝>
浦田聖子/鈴木洋美 2−0 楠原千秋/佐伯美香
(28-26,21-16)
小泉栄子/田中姿子 2−1 浅尾美和/西堀健実
(21-18,17-21,15-8)

<最終日の試合結果・女子決勝>
小泉栄子/田中姿子 2−0 浦田聖子/鈴木洋美
(21-17,21-15)

 一方の男子決勝戦、王座が入れ替わる熱戦となった。西村晃一(34)/森川太地(33=ともにレオパレス・ウィンズ)組は朝日健太郎(32=フリー)/白鳥勝浩(31=湘南ベルマーレ)組を打ち破って、チームを組んで初の栄冠を勝ち取った。西村は5年ぶり、森川は3年ぶりのウレシイ優勝。この結果で朝日/白鳥組は、国内ツアー大会10連覇という大台の記録を阻まれた。

<最終日の試合結果・男子準決勝>
朝日健太郎/白鳥勝浩 2−0 畑信也/山本辰生
(21-16,21-16)
西村晃一/森川太地 2−0 青木晋平/長谷川徳海
(21-13,21-14)

<最終日の試合結果・男子決勝>
西村晃一/森川太地 2−0 朝日健太郎/白鳥勝浩
(21-19,21-17)


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