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通学路はこうなっていた!地方都市の現状(上)

2008年05月02日09時11分 / 提供:PJ

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通学路はこうなっていた!地方都市の現状(上)
佐賀県唐津市立小学校の通学路になっている県道。大型車の交通量が多い通りが約2キロメートル続く。歩道には植樹帯も防護柵もない。指定最高速度は時速50キロ、渋滞がないため大型車も猛スピードで走り抜ける。前方に見えるファミリーマートには大型車用駐車場があり、トラックの出入りが多い。 (撮影:高橋 泉、4月30日) 写真一覧(4件)
4月から長女の小学校通学がはじまった。子どもたちは集団登下校をしている。小学校は通園していた保育園の横にあるため、地域のことは何となく把握していたが、いざ登校がはじまると、今の通学路の現状が少しずつ見えてきた。

交通量の多い道路が通学路に指定される
 佐賀県唐津市は、地方都市の典型的な車中心社会だ。路上には子ども以外に人がいない、大人はドア・ツー・ドアの車移動である。今の通学路は、誘拐や通り魔などの防犯対策に気を使わなければならないため「人目につく」ことが何よりも重視されている。歩く大人がいない地域では、「人目につく」=「車がたくさん通る」である。子どもたちは生活道路や農道から押し出されるように、交通量の多い幹線道路へ出て登校せざるを得ない状況になっている。

交通量の多い幹線道路は大型車だらけ
 佐賀唐津道路(自動車専用道路)の建設や、国道からのアクセスを改善する道路整備により、小学校区を貫通する県道(片側一車線)は大型車が増え、工事・貨物用のトラックや大型バスがわが物顔で通過する危険な状態に陥っている。 

 平成17(2005)年度の道路交通センサスによる交通量データを調べてみると、唐津地域を走る県道の中でも、この通学路は大型車の割合がとても高いことがわかった。交通量に対する大型車の混入率は17.6%、6台に1台が大型車である。長女たちは、防護柵も植樹帯もない歩道を10分ほど歩いていく。その間、子どもたちのわずか1.5メートル横を、約30台の大型車が時速40〜60キロで走り抜ける。

 この地域に住んで約7年、子どもたちとこれまで、「あの道(県道)はトラックも事故も多いし、危ないから絶対いかないようにしよう!」と避けてきたあの道を、今は長女がランドセルを背負って登校している。

 その県道の周囲には、ゆったりとした田園を、麦の揺らぎを見ながら虫とたわむれなれながら歩くことのできる道が広がっている。通学路ではない道が。これまで保育園の帰りに楽しく寄り道をしてきた道が、登下校できないルートであることを、入学するまで全く知らなかった。【つづく】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 高橋 泉

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