【MATCH REPORT】J1リーグ第5節 磐田 1−2 浦和
采配的中で3連勝し、決戦へ勢い加速
試合開始2分、駒野の右クロスをジウシーニョにニアで詰められ、レッズは前節同様早くも先制を許す。エンゲルス監督が振り返る。「試合の入り方は非常に悪かった。前の試合もそうだったから、選手は『またか』と思っただろう」
先制されたことで、ここ数戦の傾向通り、守備的MF・闘莉王の位置取りが高くなった。平川が語る。
「ちょっと、闘莉王が高いポジションに行っちゃいましたね。もう少し落ち
着いて、後ろでボールを回した方が良かった」
前半は中盤のバランス不備もあり、カウンターを何度か浴びた。磐田の拙攻もあって追加点を奪われずに済んだが、レッズは前半を0−1で終えて状況打開の必要性に迫られた。
エンゲルス監督は後半開始から相馬に代えて山田を投入。山田は右サイドに入り、平川が右から左へポジションを移した。また後半途中からは奇襲に打って出る。細貝を投入して中盤の守備を整備し、闘莉王を1・5列目に上げて、途中出場させた永井と組ませ、攻撃強化を図ったのだ。
その采配は見事的中。攻守ともにバランスを良化させたレッズは71分、闘莉王のヘディングパスからゴール前に飛び込んだ阿部がフィニッシュして同点。そして79分には平川の左クロスから闘莉王が頭で豪快にねじ込み2点目をゲット。レッズは清水戦と同様、後半に入ってから逆転に成功した。
鮮やかな勝利だが、エンゲルス監督は反省を忘れなかった。
「試合の入り方を考えなきゃいけない。オフェンス的に入りたいんだが、どうも、のんびりしている」
ここ数戦、挽回して勝ち点3を得たが安定感はない。システム、陣容を含め、改善点も数多い。それでも東海遠征で連勝した意義はある。次節・鹿島戦に向けて、勢いは増した。
<浦和レッズ寸評>
6.0 GK 都築龍太 シュートが優れていたが、試合開始早々の失点は悔やまれる
6.0 DF 堤 俊輔 判断に優れ、パス回しに安定感。守備では不安定な面もある
6.0 DF 堀之内聖 クリアで危機を脱するだけでなく、攻撃につながる守備を望む
6.0 DF 阿部勇樹 失点シーンでクロスを許したが、貴重な同点弾で汚名返上
5.5 MF 鈴木啓太 コンディション不良。闘莉王のカバーリングを懸命に行った
6.0 MF 田中マルクス闘莉王 前半は守備面のバランスを崩したが、後半は攻撃を活性化
5.5 MF 相馬崇人 駒野の対応に苦慮。組織面の機能不全も左サイド破綻の一因
6.0 MF 梅崎 司 フォローが少なく、懸命のキープも実らず。無念の途中交代
5.0 FW 高原直泰 1.5列目で、自身の長所を生かせず。ポジション再考の余地あり
6.5 FW エジミウソン 決定機を逸した場面はあったが、ポストプレーは確実にフィット
6.5 MF 山田暢久 攻守両面で精力的、献身的に動いて、チームを落ち着かせた
6.5 MF 細貝 萌 逆転劇の影の立役者。絶妙な状況判断で中盤を落ち着かせた
6.5 FW 永井雄一郎 腰痛でベンチスタートになったが、抜群のボールキープで貢献
7.0 監督 エンゲルス 選手交代は秀逸の一言。問題点を見事な采配で修正した
MVP
6.5 MF 平川忠亮 前半は劣勢の中、攻撃を自重。左サイドに入った後半は、高精度のクロスで2得点に絡む活躍。チームを救った







