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【MATCH REPORT】ナビスコカップAグループ第2節 京都 3−3 浦和

【MATCH REPORT】ナビスコカップAグループ第2節 京都 3−3 浦和

文●島崎英純
写真●吉田孝充

敵将の策に屈し、初勝利への試練は続く

 いまだ今季勝ち星なし、ノーゴールのレッズは、アウェーの京都で意欲溢れるプレーを披露した。

 19分、右サイドを切り裂いた梅崎が絶妙の低弾道クロスを中央に送ると、GKの鼻先でエジミウソンがボレー弾を突き刺す。今季チーム初ゴールは沈黙していた新外国籍FWがゲットした。そして35分、今度は永井が右サイドで相手DFを抜き去りクロス。それに反応した梅崎のシュートは弾かれたが、こぼれ球をまたもやエジミウソンがフィニッシュして2点目を決める。直後に相手ロングスローから失点を許すが、レッズの勢いは止まらず。39分、相馬が左サイドから強引にドリブル突破し、跳ね上がったボールを三度エジミウソンが豪快なヘディングシュートでゴールにたたきつけた。

 前半を終えて3−1。ゴール数もそうだが、何より躍動する選手の姿に希望の光が灯る。だが後半、敵将の加藤監督が施したシステム変更で流れが変わる。

 京都は機能しないサイドを修正しようと4―3―3から3―4―3へとシステムを変更。すると京都の左サイドが活性化し、レッズは窮地に陥る。後半開始直後の46分、柳沢の流麗なゴールが決まり1点差。そして54分には前半同様、相手ロングスローからゴール前で混戦になり、最後は渡邉に同点弾をねじ込まれてしまった。

 エンゲルス監督の采配も空回り。京都のシステム変更への対抗策に手間取り、右サイドの平川を下げて西澤を入れ守備的MFの山田を右へシフトしたのは、同点に追いつかれた15分後だった。また好調を維持していた永井とエジミウソンの両FWを交代させたのも勢いを削ぐ結果となってしまった。

 指揮官が吐露する。「前半は自信があったが、後半はリーダーシップを取る選手がいなかった」

 レッズは再生への過渡期にある。

<浦和レッズ寸評>
5.5 GK 都築龍太 痛恨の3失点だが、いずれも至近距離からで難しいシュート
5.5 DF 坪井慶介 システム変更した京都攻撃陣の猛攻を食い止められず
5.5 DF 堀之内聖 最終ラインの統率に苦慮。攻撃面では意欲的にプレー
5.5 DF 堤 俊輔 懸命にプレーしているがパスミスなど不安定な部分が多い
5.0 MF 平川忠亮 後半、対面する相手を抑えきれずチームバランスを崩した
5.5 MF 山田暢久 プレーは及第点。主将として劣勢のチームを牽引する姿勢を
5.5 MF 細貝 萌 豊富な運動量で中盤を制圧したが、後半は猛攻に沈黙
6.0 MF 相馬崇人 ドリブル突破で3点目の起点に。攻守両面で集中を保った
6.5 FW 梅崎 司 2得点を演出。果敢な仕掛けで相手DFの脅威となった
6.5 FW エジミウソン 復調の兆しを感じる3ゴールも後半の沈黙が気掛かり
6.5 FW 永井雄一郎 2人のDFを豪快に突破したドリブルで2点目の起点に
5.5 FW 田中達也 ゴールへの意欲は高かったが、パサーとの呼吸に課題
5.0 MF 西澤代志也 公式戦初出場で緊張気味。ボールさばきもおぼつかず
5.5 FW 高崎寛之 ヘディングの高さを生かした的確なポストプレーで貢献
5.0 監督 エンゲルス 相手の策への対処が後手に。永井の交代にも疑問符がつく

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