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【MATCH REPORT】ナビスコカップAグループ第1節 浦和 0−1 神戸

【MATCH REPORT】ナビスコカップAグループ第1節 浦和 0−1 神戸

文●島崎英純
写真●足立雅史

開幕3連敗、無得点の中にも見えた光明

 エンゲルス監督の初陣となった一戦。日本代表の鈴木、阿部、高原が不在だったことで、指揮官は陣容をブラッシュアップして臨んだ。

 対戦相手の神戸は松田監督の指導が徹底された組織的なチームだが、今季はそれにレアンドロらの個人の力が融合されてスキのないゲームを展開する。そしてレッズは開始直後の2分に、そのレアンドロにゴールを許し、早くもビハインドを負った。

 思いがけない失点によって選手たちに動揺が走った。レッズは緻密に計算された神戸のポジショニングの良さに翻弄され、ボールの出し所を探せない。誰かがボールを保持しても、パスコースがないために判断が鈍くなりボール逸を繰り返す。それに加えて神戸は前線から強烈なプレスを仕掛けるために、レッズの選手は余裕を失ってしまった。

 見るべきところなく終えた前半を境に、レッズの選手は勝利への意思を全面に押し出した。半ば強引に攻め込み、神戸を押し込んでいったのだ。

 3トップの永井、エジミウソン、梅崎がゴール前に迫り、守備的MFの細貝、左サイドの相馬らが相手ペナルティーエリア内に侵入する。52分、79分には細貝が惜しいシュートを放ち、84分には相馬が至近距離からヘディングをお見舞いする。しかし、その猛攻は実らず、前半早々に負ったダメージを払しょくすることはできなかった。

 試合後、相馬が消え入りそうな声を絞り出す。「情けない。チームとして、何かが欠けている。ミスで前節の悪いところがよみがえってしまった。それを変えなきゃ……。でも、まだ始まったばかり。レッズは負けちゃいけないんですから。僕は、悪い流れを払しょくできる選手になりたい」

 泥沼にはまる中、選手たちは上を向き、そこから逃れようとしている。

<浦和レッズ寸評>
5.5 GK 都築龍太 失点シーンは相手を褒めるべき。守備面での連携に不備
4.0 DF 坪井慶介 何度も相手にボールを奪われた。的確な状況判断を
5.5 DF 堀之内聖 後半、攻勢に出たチームの最後尾で懸命に体を張った
5.5 DF 堤 俊輔 攻撃面での貢献度が高い。守備でも落ち着いて対応した
5.0 MF 平川忠亮 対面した古賀のケアに苦慮し、持ち味を全く発揮できず
5.0 MF 山田暢久 球離れの遅さが気にかかったが、後半には改善された
6.5 MF 細貝 萌 後半3本のシュートを放つなど攻撃姿勢を打ち出した
6.0 MF 相馬崇人 攻撃陣を牽引する積極性。中央へも果敢に進出した
6.0 FW 梅崎 司 懸命にピッチを駆けて攻撃を活性化。得点意欲を感じる
5.0 FW エジミウソン 連携面では改善の兆しが見えるが、ゴールの気配はなし
6.0 FW 永井雄一郎 ボールを引き出し、持ち味の個人技で相手DFの脅威
− FW 高崎寛之 出場時間が短く採点なし
− FW エスクデロ・セルヒオ 出場時間が短く採点なし
6.0 監督 エンゲルス 劣勢打開のためシステム変更、選手交代で策を講じた

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