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【独女通信】「アラフォー」と、ひとくくりにしないで!「ビフォー」と「オバフォー」はこんなにも違う!
2008年05月05日14時00分
今年40歳を迎える独女の精神科医・聡子を天海祐希が演じるドラマ『Around40』。初回視聴率は15.7%、3回分の平均視聴率は14.69%となかなかの滑り出しだが、この「アラフォー」という言葉に対して、「あり得ない!」という声が挙がっている。
アラフォーとは35歳から44歳までの「40歳前後」の女性を指すものだが、現時点で40歳を迎えたかどうかで意識に大きく差があると、ドラマを視聴している化粧品会社勤務の美紀さん(35歳独女)は断言する。
「40歳を過ぎてる人達はバブルを謳歌していますが、私達は違う。あんなにチャラチャラしてませんから!」
彼女が生まれた1972年は第二次ベビーブーム。人数が多いため、受験戦争はし烈を極めた。しかし91年にバブルが崩壊したことから、大学に進学していざ就職活動をする頃には、日本は不況のまっただ中。その結果ニートをもっとも多く生み出した世代とも言われている。一方、主人公の聡子が生まれた68年世代は、ギリギリバブルの恩恵を受けている。六本木や青山にひしめく巨大ディスコに足繁く通い、就職活動は超売り手市場だった人も多い。わずかな年齢差なのに、育った環境は大きく違うのだ。
「私には5歳上の姉がいるんですけど、考え方が全然違うんです。例えば私は学生時代から今まで、「彼もそんなにお金を持っていないだろうから」と、デートはいつもワリカンでした。なのに姉は「女は男に奢ってもらってナンボ」という考えの持ち主。結婚した今でも、口癖は「かわいくありたい」と「愛されたい」。周囲にチヤホヤされることばっかり考えてるんですよ!」
しかしチャラチャラしているだけならまだいい。美紀さんにとっての“本当の敵”は、もう少し上の「雇均等法第1世代のオバフォー(over40)女」なのだそうだ。
雇均等法(男女雇用機会均等法)とは、1985年に成立しその翌年に施行された、職場での男女差別を禁止するための法律のこと。今では女性管理職などは珍しくないが、それまでの日本では男が働き、女は家庭を守るものという考えが根強かった。そのため仕事をしたいにも関わらず、女性というだけで採用してもらえなかったり、就職後わずか数年で肩叩きに遭うことも少なくなかった。その差別を撤廃し、性別に関係なく働ける職場環境を目指すための法律を指す。
しかしなぜ女性が働く環境を確保してきた先輩達に、そんなに敵意を抱くのか? その理由を彼女は、こう語った。
「自分達は「たくさんの女達の道を切り開いたパイオニア」という意識があるのか、とにかくプライドが高くて、扱いにくいんです。そのくせ常に「女の子」でいたがるから、本当にタチが悪くて・・・・・・」
女性向け商品を扱っていることから、美紀さんの会社にはバリバリ働いている女性が多い。美紀さんの上司も、ほとんどが雇均等法第1世代の女性なのだそうだ。
「ある人は男性社員を呼ぶ時、いつも「クン」付けなんです。『も〜××クンたらぁ〜早くあの仕事やってくれるぅ〜?』と、シナまで作って言ってる姿は異様です。しかも特定の人だけでなく、男性社員全員にやってるからすごい!」
手を焼いているのは、美紀さんだけではない。研究所に勤める36歳の千鶴さんは、オバフォー上司からあまりにも理不尽な扱いを受けたため、退職を考え始めているそうだ。
「上司の口癖は「私の人生の邪魔をするな!」で、アシスタント潰しで有名。彼女がまとめた仕事の進め方の冊子があるのですが、これに従わず自己流で進めようとすると、「何の権利があってそんな勝手な行動するの?」と、キレるんです。じゃあその冊子をアシスタントに熟読させているかというと、そんなことはしないどころか、滅多に見せてもくれない。「私が骨身を削って作り上げたものを、簡単に知った気になられたくない!」って言うんです・・・・・・。厳しいのは結構ですが、せめて最低限のことはして下さい」
さらに医療機器販売会社勤務のみのりさん(36歳)も言う。
「外での打ち合わせに、しょっちゅう遅刻するオバフォー上司がいます。彼女、電車の乗り換えが2度以上ある場所に行く際は、必ず途中からタクシーを使うんですよ。理由を聞くと「だって、なんか慌ただしいじゃない?」って。電車の方が時間は正確なのに・・・・・・。皆が経費を削減しようと切り詰めてるのを見ても、危機感や当事者意識がまるでない。得意先の人も快く思っていないようですが、部署のトップは彼女。誰も注意できない状況です」
彼女達にとって一番イヤなことこそ、「アラフォー」という言葉でこの「オバフォー女達」と、ひとくくりにされることなのだそうだ。
「聡子が「お見合いはしない。出会いは自然じゃないと」とか「50歳の相手なんて冗談じゃない」「絶対相手も初婚で」とか、あれこれ注文をつけるシーンがありました。結局理想が高すぎるんですよ。でも私達世代は「結婚して子供ができても、養える自信がない」と、将来が見えない理由で結婚に踏み切れない人が多い。同じ“独女”でも、ビフォー(Before 40)とオバフォーでは、事情が全く違うんです。それを世の男性達に、わかってもらいたいですね」(美紀さん)
(久保木りん)
■参考サイト
・TBS「金曜ドラマ Around40」
・時代を読む新語辞典「アラフォー」
・独女が「結婚しなくてもいいや」と思う時期は
・「一人で生きていけそう」と言われる時
・不安はやっぱり“老後”?! イマドキの40代独女の本音
・デュアル、トリプル交際独女が語る「結婚までの道のり」
・巷に「こばさん」急増中!?
・親と同居でリッチ&お気楽!パラサイト独女の行く末は?
・30代独女のライバル心。むき出しではない分、根深くなった?
アラフォーとは35歳から44歳までの「40歳前後」の女性を指すものだが、現時点で40歳を迎えたかどうかで意識に大きく差があると、ドラマを視聴している化粧品会社勤務の美紀さん(35歳独女)は断言する。
「40歳を過ぎてる人達はバブルを謳歌していますが、私達は違う。あんなにチャラチャラしてませんから!」
彼女が生まれた1972年は第二次ベビーブーム。人数が多いため、受験戦争はし烈を極めた。しかし91年にバブルが崩壊したことから、大学に進学していざ就職活動をする頃には、日本は不況のまっただ中。その結果ニートをもっとも多く生み出した世代とも言われている。一方、主人公の聡子が生まれた68年世代は、ギリギリバブルの恩恵を受けている。六本木や青山にひしめく巨大ディスコに足繁く通い、就職活動は超売り手市場だった人も多い。わずかな年齢差なのに、育った環境は大きく違うのだ。
「私には5歳上の姉がいるんですけど、考え方が全然違うんです。例えば私は学生時代から今まで、「彼もそんなにお金を持っていないだろうから」と、デートはいつもワリカンでした。なのに姉は「女は男に奢ってもらってナンボ」という考えの持ち主。結婚した今でも、口癖は「かわいくありたい」と「愛されたい」。周囲にチヤホヤされることばっかり考えてるんですよ!」
しかしチャラチャラしているだけならまだいい。美紀さんにとっての“本当の敵”は、もう少し上の「雇均等法第1世代のオバフォー(over40)女」なのだそうだ。
雇均等法(男女雇用機会均等法)とは、1985年に成立しその翌年に施行された、職場での男女差別を禁止するための法律のこと。今では女性管理職などは珍しくないが、それまでの日本では男が働き、女は家庭を守るものという考えが根強かった。そのため仕事をしたいにも関わらず、女性というだけで採用してもらえなかったり、就職後わずか数年で肩叩きに遭うことも少なくなかった。その差別を撤廃し、性別に関係なく働ける職場環境を目指すための法律を指す。
しかしなぜ女性が働く環境を確保してきた先輩達に、そんなに敵意を抱くのか? その理由を彼女は、こう語った。
「自分達は「たくさんの女達の道を切り開いたパイオニア」という意識があるのか、とにかくプライドが高くて、扱いにくいんです。そのくせ常に「女の子」でいたがるから、本当にタチが悪くて・・・・・・」
女性向け商品を扱っていることから、美紀さんの会社にはバリバリ働いている女性が多い。美紀さんの上司も、ほとんどが雇均等法第1世代の女性なのだそうだ。
「ある人は男性社員を呼ぶ時、いつも「クン」付けなんです。『も〜××クンたらぁ〜早くあの仕事やってくれるぅ〜?』と、シナまで作って言ってる姿は異様です。しかも特定の人だけでなく、男性社員全員にやってるからすごい!」
手を焼いているのは、美紀さんだけではない。研究所に勤める36歳の千鶴さんは、オバフォー上司からあまりにも理不尽な扱いを受けたため、退職を考え始めているそうだ。
「上司の口癖は「私の人生の邪魔をするな!」で、アシスタント潰しで有名。彼女がまとめた仕事の進め方の冊子があるのですが、これに従わず自己流で進めようとすると、「何の権利があってそんな勝手な行動するの?」と、キレるんです。じゃあその冊子をアシスタントに熟読させているかというと、そんなことはしないどころか、滅多に見せてもくれない。「私が骨身を削って作り上げたものを、簡単に知った気になられたくない!」って言うんです・・・・・・。厳しいのは結構ですが、せめて最低限のことはして下さい」
さらに医療機器販売会社勤務のみのりさん(36歳)も言う。
「外での打ち合わせに、しょっちゅう遅刻するオバフォー上司がいます。彼女、電車の乗り換えが2度以上ある場所に行く際は、必ず途中からタクシーを使うんですよ。理由を聞くと「だって、なんか慌ただしいじゃない?」って。電車の方が時間は正確なのに・・・・・・。皆が経費を削減しようと切り詰めてるのを見ても、危機感や当事者意識がまるでない。得意先の人も快く思っていないようですが、部署のトップは彼女。誰も注意できない状況です」
彼女達にとって一番イヤなことこそ、「アラフォー」という言葉でこの「オバフォー女達」と、ひとくくりにされることなのだそうだ。
「聡子が「お見合いはしない。出会いは自然じゃないと」とか「50歳の相手なんて冗談じゃない」「絶対相手も初婚で」とか、あれこれ注文をつけるシーンがありました。結局理想が高すぎるんですよ。でも私達世代は「結婚して子供ができても、養える自信がない」と、将来が見えない理由で結婚に踏み切れない人が多い。同じ“独女”でも、ビフォー(Before 40)とオバフォーでは、事情が全く違うんです。それを世の男性達に、わかってもらいたいですね」(美紀さん)
(久保木りん)
■参考サイト
・TBS「金曜ドラマ Around40」
・時代を読む新語辞典「アラフォー」
・独女が「結婚しなくてもいいや」と思う時期は
・「一人で生きていけそう」と言われる時
・不安はやっぱり“老後”?! イマドキの40代独女の本音
・デュアル、トリプル交際独女が語る「結婚までの道のり」
・巷に「こばさん」急増中!?
・親と同居でリッチ&お気楽!パラサイト独女の行く末は?
・30代独女のライバル心。むき出しではない分、根深くなった?
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