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【独女通信】国際結婚をしたネイリストに聞く。「後悔はしていませんか?」

2008年05月11日14時00分 / 提供:独女通信

独女通信
【独女通信】国際結婚をしたネイリストに聞く。「後悔はしていませんか?」
かつて当コラムで「国際同棲」が独女に人気だと話題になったが、国際結婚となると二の足を踏むケースが多いのだとか。国際結婚って実際のところどうなんだろう? カナダ人男性と結婚をしているダウティ妙子さんにお会いした。

「最初は一年のつもりだったのに、今年で20年。ネイルの仕事は主人の勧めなんですよ」

伺ったのは名古屋市内のトータルボディケアサロン「ハロービューティ」。オーナーの妙子さんは超人気のネイリスト。ネイル好きなご主人、ロンさんは大学の先生だ。

二人は妙子さんが会社を辞め、留学をしたカナダで出会ったが、すぐに恋に落ちたわけではない。9歳年上のロンさんには離婚歴があった。

「バツいくつですか?」非礼な問いに「たくさんです」と妙子さんは笑う。
だから恋愛対象にはならないと安心していたのに、安全パイが恋愛相手となり結婚相手となった。


── 反対はなかったのですか?

「父が生きていたら反対したと思います。兄は猛反対。母だけは賛成してくれましたけど」

結婚は当人同士の問題とはいえ、家と家との結びつきだという考えはまだ根強い。ましてや20年前のこと。あなたの決めたことだからと温かく見守ってくれた母には感謝をしていると妙子さん。

取材中、ロンさんから電話が入った。

「テレビの調子が悪いから、何とかしてほしいって」
 そんな些細なことでと驚いたが、スタッフによると電話はかなり頻繁に入るらしい。

「日本語があまりできないので、不都合があると私を頼るんですよ」
子供のいない妙子さんにとって、ロンさんは「ビッグ ベイビー」だというが、
「I LOVE YOU」は無論のこと、ロンさんは毎日、妙子さんへの愛情表現の言葉を欠かさない。

── 今まで一番嬉しかった言葉は?

「僕と結婚してくれてありがとうと言われたことです。今度生まれ変わっても君と結婚したいとも言われました」
それはそれは、ごちそうさまです。

おのろけばかり聞かされたが、「私の場合は、たまたま好きになった人が外国人だっただけで、主人が日本人だったらどんなによかったかと思います。ロンは個人の主張を重んじる傾向があり、私たち日本人は周りを気にするように育てられていますよね。例えば冠婚葬祭。お返しという義理での贈り物など、どうしてそんなことをするのと聞かれても、昔からの習慣だからとか、皆がしているからとしか答えられませんよね。そんなことがロンには納得がいかないようです」
長い結婚生活では、ぶつかることも多かったという。

「相手を変えようとしても無理なことですから、それはそれ。これはこれ。あるがままを受け入れてもらうようにしてきました」
とはいえ、自分自身も説明のできないことを語るという努力を妙子さんは続けてきた。

異文化の壁は対話なくして乗り越えられない。話しても無駄だと諦めた瞬間から、壁は夫婦の前に大きく立ちはだかる。愛は無論だが、共に暮らすには忍耐と努力は不可欠だろう。

「外国人と結婚したいという女性からよく相談を受けますが、優しいとか、家事をしてくれるからとか、そんな理由で選ばない方がいいですね。生活習慣が違うということは想像以上に大変なことです」
それを乗り越えた妙子さんだから言える言葉を最後に聞いた。
「後悔はしていません。彼は最良のパートナーです」(オフィスエムツー 佐枝せつこ)

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