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ノキアvsiPhone、日本での戦いは?/竹林 篤実

ノキアは今年、日本でシェア10%獲得を目指して本格攻勢に出るという。そしていよいよ今年中にはiPhoneが日本でも発売されそうだ。ノキアvsiPhoneの争いは、日本のケータイ市場をどう変えるだろうか。

ノキアは世界No.1のケータイメーカーである。07年度の世界での販
売台数が4億3700万台、一日あたりで実に120万台も売れている計算
になる。ひるがえって日本の携帯マーケットは07年の出荷台数が約
5150万台、シェアトップがシャープで25%、台数に直せばざっと
1300万台となる。この数字はノキアの販売台数の10日分でしかな
い。


これだけ規模が違ってくると、原材料調達コスト、製造コストでノキ
アは大きなアドバンテージを得ていると思われる。まずノキアが日本
市場に本格参入する時点で、同社には圧倒的なコスト競争力があると
考えるべきだろう。


では、ノキアはその競争優位性を4Pのどこで発揮してくるだろう
か。同社が日本で勝負を賭ける製品はいわゆる高機能携帯である。ソ
フトバンクから4月25日に出たばかりのX02NKの売りは二つ、カー
ルツァイス製レンズを搭載したカメラと世界中での位置検索が可能な
GPS機能だ。製品での差別化はある程度なされているようだ。


しかし、これは微妙である。確かにわかる人には通じる高性能なんだ
ろうが、カールツァイスのブランドがどれだけ多くの人にアピーリン
グであるかは少し疑問だ。また意外にワンセグには対応していないあ
たりに、何となくちぐはぐな感じがする。


この機種をソフトバンクのサイトで購入するなら、対価は5万5000
円である。価値/対価バランスで価値が上回っているとみる人がどれ
ぐらいいるのか。そもそも、ノキアはこのX02NKのターゲットユー
ザーにどんなプロフィールを設定しているのだろうか。そのあたりが
いま一つ見えない。


とりあえずはっきりしているのは、コスト競争力を価格に反映させる
戦略は取っていないこと。となるとプロモーションと流通対策にコス

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