バイエルン・ミュンヘンのフランツ・ベッケンバウアー会長は、移籍の噂のあるフィリップ・ラーム(24歳)について、来季終了後に、バルセロナかマンチェスター・ユナイテッドに移籍するだろうと話した。
 ラームの移籍は、バイエルンが契約更新のオファーを引っ込めたことから、ここに来てにわかに現実味を帯びてきている。スペインのメディアに至っては、バルサとの契約が成立したように報じているくらいだ。
 しかし、ベッケンバウアー会長は、ラームがあと1年バイエルンでプレーすることを望んでいる。
「ラームの要求は理事会から見ると少し高すぎるんだ。もちろん、何かを手にするために要求するのは自由だが、それを手に入れられるとは限らない。彼との契約は 2009年まである。だから、彼が今出て行く必要もない。まだ、最終的な結論は出ていないんだ。彼はチームに必要な選手だし、ワールドクラスの選手だということを示してきた。だから残ってくれたらほんとうにうれしいね。その一方で、巨額のオファーが届いて、海外移籍を決めた選手の心を変えることはできないだろうね」
「彼はあと1年、うちでプレーして、それから、バルセロナやマンチェスター・ユナイテッドのようなクラブに移籍すると思うよ」

<フィリップ・ラーム(Philipp Lahm)


生年月日:1983/11/11
所属   :バイエルン
国籍   :ドイツ
ポジション:DF