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「火に油」。なぜ有名人・現役選手を走らせるのか・・・=長野の北京五輪聖火リレー

「火に油」。なぜ有名人・現役選手を走らせるのか・・・=長野の北京五輪聖火リレー
"Olympic Torch" (制作/撮影:池野 徹)
【PJ 2008年04月25日】− 北京オリンピックの聖火リレーが世界各地で行われている。4月26日、いよいよ日本でも始まる。世界の経過でも分かる通り、純粋なスポーツの祭典のプレイベントとしての聖火リレーではなくなっている。チベット人と中国人の自治地区民族紛争が、絶好の舞台として、政治的利用され、各地で紛争を起こしている。聖火リレーは、火種の元になり世界のメディアの虜(とりこ)になっている現状だ。日本ではなぜ、長野で聖火リレーを実施するかよくわからないが、過去の長野冬季オリンピック開催記念と言う事なのだろう。

 あきらかに、紛争が起こる条件がそろっている中で、決め事として、強行実行する。その中で中心になる聖火ランナーが設定されており、日本オリンピック委員会が選定したのだろう、有名人の星野仙一、松岡修造、萩本欽一らが名を連ね、現役選手の野口みずき、北島康介、末續慎吾らいまだ公表されてないが他の有名人と選手がエントリーされていると聞く。この選定は、聖火リレーを盛り上げる予定であったろうが、世界の各地の状況から見て、一考してしかるべきだろう。

 膨大な経費7000万円、警官4000人動員、中国から警備と称する付添人、チベット人のデモ、対応する中国人のデモ、そして、日本人の観衆と、有名人、現役選手の聖火ランナー。何も無い事はあり得ない状況である。人集めの刺激の元となる、有名人は止めたらどうだろう。ましてや、北京オリンピックに出場が決まっている選手たちを出すのは何の得策があるのか。当然止めさして、本番でがんばってもらい、メダルを見せてくれれば十分ではないか。

 本来、若くて将来有望なスポーツマン、過去に活躍したスポーツマンと、希望と尊敬に値する聖火ランナーであるべきだと思うが。事故でも起きたら誰が責任を取るのか。こんな状態の聖火リレーに当初の意義はないのは誰でも分かっているのだ。それとも、混乱の結果を世界に見せて、日本も同じですよと言いたいのか。日本の警備の強固さを見せたいのか。国の権力を誇りたいのか。事件が起きてメディア大騒ぎで楽しみたいのか。辞退した長野善光寺を見習うべきだ。

「飛んで火に入る夏の虫」

【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 池野 徹【 千葉県 】
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