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【チベット通信】ネパールに逃げたチベット難民の今(前編)
暴動、そして死傷者が出るほどの攻防戦が繰り広げられたチベット自治区のラサ。中華人民共和国がチベット自治区を中国領としてから数十年経ったいま、アジア各地に難民として逃げた人々はどのような生活をしているのだろうか? 取材班は、ネパールの地方都市・ポカラにあるチベット難民キャンプへと向かった。
ネパールにはいくつかチベット人難民キャンプがある。今回取材をしたのは、なかでも多くの外国人が訪れるというタシリン・チベット難民キャンプだ。ここには多くのチベット人が生活しており、アメリカやカナダ、そして日本などのNGOからの支援と、チベット人みずからが編んでいる絨毯を販売して、キャンプでの生活をしのいでいるという。
取材班は、このキャンプに住んでいるひとりの青年に出会った。名前をテンジンという彼は、取材班の「チベットに帰らないのはなぜか?」という、シンプルでありながら情に欠けた質問に、「戻りたいさ。でも殺される」と答えた。
タシリン・チベット難民キャンプがNGOから受けた支援金や物資は、時難民たちに分けられることになる。そうしないと、生活ができずに飢え死にしてしまう人々がいるからだ。ネパールにいるチベット人は、ネパールの国籍をもらえない。つまり、仕事にしても学業にしても活発的に活動できないのである。そういうこともあり、働けない人も多々いるのが現状だ。ネパール政府のはからいで、チベット人難民の税金はゼロということになっているが、それでもまだまだ“こと足りない”のである。
取材班は、タシリン・チベット難民キャンプのジェネラルマネージャーに話を聞くことができた。記事の後編では、それについて語りたい。
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翻訳:シュリンゲーリ・マヒンドラ
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