「ポイ捨てのたばこ、1個1円で買います」という環境イベントを熊本市のダイビング用品店が4月19日から27日まで開催している。初日の19日にはイベントのアピールにとダイバー達が繁華街をパレードした。

この風変わりな環境イベントを計画したのは熊本市水前寺公園のダイビングショップ店長水洗寿男(みずあらいひさお)さん(42)だが、この企画、協賛などもなく、赤字覚悟の自腹での取組なのである。
同店ではペットボトルのキャップやパソコンプリンターのインクカートリッジを集めて、外国の子どもにワクチンを送るNPOへの支援活動をしているのだが、「自分でも何か始めたい」と考えていた時「ポイ捨てたばこ」に気がついたという。

水洗さん自身ダイビングで潜った際に海中に漂うたばこのフィルタ?を見かける。開店前の掃除でも毎日10個ほどが集まる現状をみて、これを拾ってもらう取組を考えたが『自分でも他人の吸殻を拾うのは抵抗があるから』と、買い取る方式にした。
「『ごほうび』をきっかけに、拾う活動が定着すればいい」
「目の前にごみがある現状に、大勢の人が気づいてくれればうれしい」と話している。

初日の4月19日にはダイバー達約20人が潜水服姿で繁華街をパレ―ドしながら吸殻を数十本集めた。
同店ではこれまでに海岸の清掃活動なども続けてきており「陸のごみも海に流れ込む」ことを知るダイバー達の訴えだけに説得力がある。

拾ったたばこがポイ捨てか灰皿にあったものかの区別は難しい「ポイ捨てをなくす契機になれば大歓迎」すべて引き取る覚悟と店長は語るが、善意の取組には誠実に応えて欲しいものだ。

今後の課題は買取後の処理で、いったん保管して、フィルターのリサイクル策を考えるという。
買い取りは4月19日から27日、「ブルーアース21水前寺公園店」(熊本市水前寺公園7の51、TEL096・385・0001)の店当で受け付ける。

(編集部 TAKESHI)