【全日本キック】4・26石川直生、元気との大一番に向けて「残りの一週間で自分を研ぎ澄ます」
2008年04月19日20時58分 / 提供:格闘技WEBマガジンGBR
4月19日(土)東京・葛飾区にある青春塾にて、全日本スーパーフェザー級王者 石川直生(青春塾)が公開練習を行った。石川は4月26日(土)東京・後楽園ホールで開催される全日本キックボクシング連盟主催『Spring Storm』のメインイベントで山本元気(DTS)と対戦する。
昨日までで一通り試合までの練習メニューをこなし、今日は山本優弥を相手に軽いミット打ちを3分1Rだけ行った石川。練習後の囲み取材で石川は、まず試合のプラン、そしてどういった練習を積んできたかを説明する。
「次の試合は何が何でも勝たないといけない試合です。向こうは自分のペースで試合をしたいと思っているだろうし、僕も僕のペースで試合をしたいと思っている。そこで相手の土俵に乗っかってしまった方に隙が生まれたり、危ない場面になる。だからお互いにペースの探り合いですよね。そういう試合になると思います。そこで僕が時折出してしまう色気や狙ってしまうところが出てしまうと、それが命取りになるでしょう。だから自分のスタイルを貫き通した方がいいと思っています。
もちろん元気対策の練習はやっています。試合まで残り1週間、勝つイメージを作っている段階で、今は枠組みは出来ているので、試合までの時間でそれを完全にしたい。ワンロップと試合をした時も残りの1週間で、そこを作ったんですよ。枠組みから中身、そして試合に向かう覚悟ですよね。
今回は練習、コンディショニング、睡眠。これだけプライベートな時間を過ごさなかったのは今までにないくらいで、ここまで試合に気を使ったのは初めてかもしれません。体のケアにもたくさん行って、疲れは溜まっていますけど、良い仕上がりです。でも今回はまだまだ足りない。明日は練習を休むので、試合までにあと5回しか練習出来ない。その1回でも、1時間でも、もっと自分を研ぎ澄ます時間が欲しいですね」
石川は不戦勝になった試合を含めると、今回で元気と試合をするのは5回目となる。「昔のことを思い出しますよ」という石川は、自分が勝った試合、そして負けた試合について「最初に元気に負けた試合は、ちょうど僕が自分のスタイルに溺れている時で、パンチ中心のスタイルにしようと思っていたんです。
それで完全に前重心になったところでローをくらって、パンチもらって、ローで倒された。今回は絶対にそういう試合はしません。逆に僕が勝った試合は、やっぱり自分のぺースで試合をしているんですよ」と話した上で「今回は過去の試合とは同じような試合にはならない。過去のデータは参考になりませんよ」と言い切った。
やはり山本元気は特別な存在だという石川。「僕と元気、前田はデビューした時期も同じで、3回戦、5回戦に上がるのもほとんど一緒だった。そうやって成長して上に上がっていくことってなかなかないし、凄いことだと思うんですよ。そんなに大きな怪我もなく、高いモチベーションを持ってやって来ているというのは。だから彼らには負けたくないし、自分が負けた後に彼らがいい試合をすると、刺激にもなる。きっと元気の性格ではそんなこと気にしてないと思うけど(笑)、僕は気になってしょうがないですね」
そんな石川は3・20後楽園ホール大会でリング上で二人で挨拶した時のあるエピソードを明かしてくれた。
「あの時、アイツが僕に話しかけてきたんですけど、それが本当に下らないことで。月刊少年チャンピオンで連載されているWORSTという漫画(=高橋ヒロシ作、クローズの続編にあたる)があるんですけど、格闘家でもこの漫画のファンの人が多いんですね。僕も元気もこの漫画が好きなんですよ。
それでちょうどその漫画が今クライマックスを迎えていて、主人公の月島花とライバルの天地寿というキャラクターが戦うんです。月島が正義のヒーローで、天地が悪のヒーローで。そしたら元気がリング上で僕に『花と天地、どっちが勝つかな?』って聞いてくるわけです。それでこれは俺たちの試合のことを例えてるのかなと思っちゃって。元気は深い意味があって言ったわけじゃないと思うんですけど、もし元気がそういう謎かけしてたら面白いですよね。アイツは僕がこういうこと言っているのを聞いたら、話をでっかくしやがってと怒るでしょうね(笑)」
また13日のNJKF後楽園大会で元気と顔を合わせたという石川。その時は「無視されましたね(苦笑)。ちょうどトイレの前辺りですれ違ったんですけど、こう顔を伏せるような感じ」だったという。
しかし「無視したかと思えば、いきなり抱きついて来たりすることもあるんですよ(笑)。仲良くはしないけど、敵意をむき出しにはしないし、試合のことは抜きにして(元気は)いいヤツですよ。リング上で二人で挨拶した時も握手をしようと思ったら、手をパチン!とはたかれて。
そういうヤツって友達の中にもいるじゃないですか。だから元気はそういうヤツだなと思うし、面白いですよ。でもそういう面白い関係だと思われているからこそ、二人のことを聞かれるんだと思うし、外から見ていると面白いでしょうね。計量で顔を合わせるとどんなモードになるのか、楽しみですね。基本的に顔を合わせると向こうのペースになるんですけど(笑)」と、元気との距離感をいい意味で前向きに捉えているようだ。
対戦相手としての元気については「リング上でのアイツは全然違う。どんな試合でも一緒だし、精神的にブレないところは尊敬します。明らかにリングの上のアイツは普段と違うし、それって選手としては理想ですよね。きっとリングの上の元気は怖いと思うから、僕も自分を高めて研ぎ澄ますしかない」と石川。
周りからはタイプ的に石川がやりやすいという声もあるが「僕の試合の悪い部分が出れば危ない。向こうのパンチをもらって焦ったり、ヒジで切って血を見て焦ったり。そういう試合中の迷いが自分の中の敵。焦っちゃいけないと自覚していても、僕はそれが出ちゃう方だから、絶対に焦りを出さないようにしないといけない」と冷静に分析する。
その中で石川が勝敗を分けるものとして挙げたのが「試合までの残りの時間で自分をいかに研ぎ澄ますことが出来るか?」という言葉。ここまでの記事を読んでもらっても分かる通り、この日の石川は何度もこの言葉を口にした。
「今の時点ではまだ研ぎ澄まされてないです。もし今から元気と試合をしても勝つかもしれない。でも僕の中ではまだまだ十分じゃないんです。もっともっと精神的な部分を研ぎ澄まさないと。あえて言えばこの一大決戦に臨むために、もっといい精神状態にするためにはもっと時間がかかる」
試合に臨む意気込み、そして山本元気という存在については雄弁に語った石川だが、3・20リング上での「この試合は自分の言葉で汚したくない」という気持ちは今も変わらない。
「僕はこの試合が七番勝負の三つめという捉え方もしているし、1/7という思いは変わりません。元気に勝っても止まっていられないし、喜んではいられません」という発言こそあったものの、「自分にとってこの試合にどういう意味があるとか、それは言葉には出来ませんね。考えても頭には浮かばない」と、多くは語らなかった。
「いつもの試合とは違いますよ。本当は違っちゃいけないのかもしれないけど、僕はそういう性格だし。今までのキャリアの中で一番とは思わないけど、次の試合は幾つかあったターニングポイントや大事な試合のくくりの中に入る試合」と石川。自らもそう語る、キックボクシング界注目の一戦で石川は何を見せてくれるのか?
全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2008
「Spring Storm」
2008年4月26日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始18:00
※本戦開始前にオープニングファイト予定
<決定対戦カード>
▼第8試合 スーパーファイト 59kg契約 3分5R
石川直生(青春塾/全日本スーパー・フェザー級王者)
VS
山本元気(DTS/同級1位)
▼第7試合 日本VSタイ スーパーバンタム級 3分5R
藤原あらし(S.V.G./全日本バンタム級王者)
VS
ロームラン・オー.ベンジャマー(タイ/元ルンピニーフライ級7位・元オームノーイフライ級4位)
▼第6試合 70kg契約 3分5R
望月竜介(U.W.F.スネークピットジャパン/全日本スーパー・ウェルター級1位)
VS
江口真吾(AJ/全日本ミドル級1位)
▼第5試合 K-1ルール 60Kg契約 サドンデスマッチ3分3R
ソルデティグレ・ヨースケ(U.W.F.スネークピットジャパン)
VS
上松大輔(チームドラゴン/全日本フェザー級2位)
▼第4試合 全日本ライト級ランキング戦 サドンデスマッチ3分3R
海戸 淳(SVG/同級2位)
VS
寺崎直樹(青春塾/同級6位)
▼第3試合 K-1ルール ヘビー級 サドンデスマッチ3分3R
ベルナール・アッカ(コートジボアール)
VS
西脇恵一(チームドラゴン)
▼第2試合 フェザー級 3分3R
遠藤智久(スクランブル渋谷)
VS
九島 亮(AJ)
▼第1試合 バンタム級 3分3R
ハリィ永田(はまっこムエタイ)
VS
原岡武志(STRUGGLE)
▼オープニングファイト第3試合 バンタム級 3分3R
水原浩章(光)
VS
小野寺紘也(ドラゴン)
▼オープニングファイト第2試合 58Kg契約 3分3R
石井振一朗(チャモアペット)
VS
小川雅也(チームドラゴン)
▼オープニングファイト第1試合 ウェルター級 3分3R
押田信之(はまっこムエタイ)
VS
布施一行(ドラゴン)
昨日までで一通り試合までの練習メニューをこなし、今日は山本優弥を相手に軽いミット打ちを3分1Rだけ行った石川。練習後の囲み取材で石川は、まず試合のプラン、そしてどういった練習を積んできたかを説明する。
「次の試合は何が何でも勝たないといけない試合です。向こうは自分のペースで試合をしたいと思っているだろうし、僕も僕のペースで試合をしたいと思っている。そこで相手の土俵に乗っかってしまった方に隙が生まれたり、危ない場面になる。だからお互いにペースの探り合いですよね。そういう試合になると思います。そこで僕が時折出してしまう色気や狙ってしまうところが出てしまうと、それが命取りになるでしょう。だから自分のスタイルを貫き通した方がいいと思っています。
もちろん元気対策の練習はやっています。試合まで残り1週間、勝つイメージを作っている段階で、今は枠組みは出来ているので、試合までの時間でそれを完全にしたい。ワンロップと試合をした時も残りの1週間で、そこを作ったんですよ。枠組みから中身、そして試合に向かう覚悟ですよね。
今回は練習、コンディショニング、睡眠。これだけプライベートな時間を過ごさなかったのは今までにないくらいで、ここまで試合に気を使ったのは初めてかもしれません。体のケアにもたくさん行って、疲れは溜まっていますけど、良い仕上がりです。でも今回はまだまだ足りない。明日は練習を休むので、試合までにあと5回しか練習出来ない。その1回でも、1時間でも、もっと自分を研ぎ澄ます時間が欲しいですね」
石川は不戦勝になった試合を含めると、今回で元気と試合をするのは5回目となる。「昔のことを思い出しますよ」という石川は、自分が勝った試合、そして負けた試合について「最初に元気に負けた試合は、ちょうど僕が自分のスタイルに溺れている時で、パンチ中心のスタイルにしようと思っていたんです。
それで完全に前重心になったところでローをくらって、パンチもらって、ローで倒された。今回は絶対にそういう試合はしません。逆に僕が勝った試合は、やっぱり自分のぺースで試合をしているんですよ」と話した上で「今回は過去の試合とは同じような試合にはならない。過去のデータは参考になりませんよ」と言い切った。
やはり山本元気は特別な存在だという石川。「僕と元気、前田はデビューした時期も同じで、3回戦、5回戦に上がるのもほとんど一緒だった。そうやって成長して上に上がっていくことってなかなかないし、凄いことだと思うんですよ。そんなに大きな怪我もなく、高いモチベーションを持ってやって来ているというのは。だから彼らには負けたくないし、自分が負けた後に彼らがいい試合をすると、刺激にもなる。きっと元気の性格ではそんなこと気にしてないと思うけど(笑)、僕は気になってしょうがないですね」
そんな石川は3・20後楽園ホール大会でリング上で二人で挨拶した時のあるエピソードを明かしてくれた。
「あの時、アイツが僕に話しかけてきたんですけど、それが本当に下らないことで。月刊少年チャンピオンで連載されているWORSTという漫画(=高橋ヒロシ作、クローズの続編にあたる)があるんですけど、格闘家でもこの漫画のファンの人が多いんですね。僕も元気もこの漫画が好きなんですよ。
それでちょうどその漫画が今クライマックスを迎えていて、主人公の月島花とライバルの天地寿というキャラクターが戦うんです。月島が正義のヒーローで、天地が悪のヒーローで。そしたら元気がリング上で僕に『花と天地、どっちが勝つかな?』って聞いてくるわけです。それでこれは俺たちの試合のことを例えてるのかなと思っちゃって。元気は深い意味があって言ったわけじゃないと思うんですけど、もし元気がそういう謎かけしてたら面白いですよね。アイツは僕がこういうこと言っているのを聞いたら、話をでっかくしやがってと怒るでしょうね(笑)」
また13日のNJKF後楽園大会で元気と顔を合わせたという石川。その時は「無視されましたね(苦笑)。ちょうどトイレの前辺りですれ違ったんですけど、こう顔を伏せるような感じ」だったという。
しかし「無視したかと思えば、いきなり抱きついて来たりすることもあるんですよ(笑)。仲良くはしないけど、敵意をむき出しにはしないし、試合のことは抜きにして(元気は)いいヤツですよ。リング上で二人で挨拶した時も握手をしようと思ったら、手をパチン!とはたかれて。
そういうヤツって友達の中にもいるじゃないですか。だから元気はそういうヤツだなと思うし、面白いですよ。でもそういう面白い関係だと思われているからこそ、二人のことを聞かれるんだと思うし、外から見ていると面白いでしょうね。計量で顔を合わせるとどんなモードになるのか、楽しみですね。基本的に顔を合わせると向こうのペースになるんですけど(笑)」と、元気との距離感をいい意味で前向きに捉えているようだ。
対戦相手としての元気については「リング上でのアイツは全然違う。どんな試合でも一緒だし、精神的にブレないところは尊敬します。明らかにリングの上のアイツは普段と違うし、それって選手としては理想ですよね。きっとリングの上の元気は怖いと思うから、僕も自分を高めて研ぎ澄ますしかない」と石川。
周りからはタイプ的に石川がやりやすいという声もあるが「僕の試合の悪い部分が出れば危ない。向こうのパンチをもらって焦ったり、ヒジで切って血を見て焦ったり。そういう試合中の迷いが自分の中の敵。焦っちゃいけないと自覚していても、僕はそれが出ちゃう方だから、絶対に焦りを出さないようにしないといけない」と冷静に分析する。
その中で石川が勝敗を分けるものとして挙げたのが「試合までの残りの時間で自分をいかに研ぎ澄ますことが出来るか?」という言葉。ここまでの記事を読んでもらっても分かる通り、この日の石川は何度もこの言葉を口にした。
「今の時点ではまだ研ぎ澄まされてないです。もし今から元気と試合をしても勝つかもしれない。でも僕の中ではまだまだ十分じゃないんです。もっともっと精神的な部分を研ぎ澄まさないと。あえて言えばこの一大決戦に臨むために、もっといい精神状態にするためにはもっと時間がかかる」
試合に臨む意気込み、そして山本元気という存在については雄弁に語った石川だが、3・20リング上での「この試合は自分の言葉で汚したくない」という気持ちは今も変わらない。
「僕はこの試合が七番勝負の三つめという捉え方もしているし、1/7という思いは変わりません。元気に勝っても止まっていられないし、喜んではいられません」という発言こそあったものの、「自分にとってこの試合にどういう意味があるとか、それは言葉には出来ませんね。考えても頭には浮かばない」と、多くは語らなかった。
「いつもの試合とは違いますよ。本当は違っちゃいけないのかもしれないけど、僕はそういう性格だし。今までのキャリアの中で一番とは思わないけど、次の試合は幾つかあったターニングポイントや大事な試合のくくりの中に入る試合」と石川。自らもそう語る、キックボクシング界注目の一戦で石川は何を見せてくれるのか?
全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2008
「Spring Storm」
2008年4月26日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始18:00
※本戦開始前にオープニングファイト予定
<決定対戦カード>
▼第8試合 スーパーファイト 59kg契約 3分5R
石川直生(青春塾/全日本スーパー・フェザー級王者)
VS
山本元気(DTS/同級1位)
▼第7試合 日本VSタイ スーパーバンタム級 3分5R
藤原あらし(S.V.G./全日本バンタム級王者)
VS
ロームラン・オー.ベンジャマー(タイ/元ルンピニーフライ級7位・元オームノーイフライ級4位)
▼第6試合 70kg契約 3分5R
望月竜介(U.W.F.スネークピットジャパン/全日本スーパー・ウェルター級1位)
VS
江口真吾(AJ/全日本ミドル級1位)
▼第5試合 K-1ルール 60Kg契約 サドンデスマッチ3分3R
ソルデティグレ・ヨースケ(U.W.F.スネークピットジャパン)
VS
上松大輔(チームドラゴン/全日本フェザー級2位)
▼第4試合 全日本ライト級ランキング戦 サドンデスマッチ3分3R
海戸 淳(SVG/同級2位)
VS
寺崎直樹(青春塾/同級6位)
▼第3試合 K-1ルール ヘビー級 サドンデスマッチ3分3R
ベルナール・アッカ(コートジボアール)
VS
西脇恵一(チームドラゴン)
▼第2試合 フェザー級 3分3R
遠藤智久(スクランブル渋谷)
VS
九島 亮(AJ)
▼第1試合 バンタム級 3分3R
ハリィ永田(はまっこムエタイ)
VS
原岡武志(STRUGGLE)
▼オープニングファイト第3試合 バンタム級 3分3R
水原浩章(光)
VS
小野寺紘也(ドラゴン)
▼オープニングファイト第2試合 58Kg契約 3分3R
石井振一朗(チャモアペット)
VS
小川雅也(チームドラゴン)
▼オープニングファイト第1試合 ウェルター級 3分3R
押田信之(はまっこムエタイ)
VS
布施一行(ドラゴン)
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