今週のお役立ち情報
スコアレスドローの妙薬=松本山雅FCの再戦
2008年04月14日13時36分 / 提供:PJ
【PJ 2008年04月14日】−
第34回北信越リーグ開幕。昨年度王者で、長野県松本市からJリーグ昇格を目指す松本山雅FCは13日、松本平広域公園総合球技場(アルウィン)でサウコルス福井(以下、福井)と対戦し、0−0のスコアレスドローに終わった。
柿本倫明の負傷で、吉田賢太郎と小澤修一の2トップで挑んだ松本山雅は守備を固めてカウンター攻撃に徹する福井を攻めあぐねた。後半、吉澤英生監督は2トップを同時に交代し、パワープレイに賭けたものの、最後まで福井ゴールを割ることはできなかった。
吉澤監督談話
「福井のチャレンジャー精神が上回った。してやられた。全体的に走り負け、術中にはまったのが残念。(金沢慶一、阿部琢久哉の)両サイドが思い切り良く攻め込む姿が影を潜めた。イージーミスが多く、最後はパワープレイに変えたが、凌がれた」
「守備を固めてくる相手には遠目からでもシュートをするなど、もっと良い選択肢はあったはず。なかなか力を出し切れなかった。もっと思い切りよく、迫力を持って、自分たちで仕掛けてほしい」
「(後半、2トップを同時に替えたが?)吉田、小澤ともにヘディングは強くない。鈴木(亮平)と、阿部(孝)を1.5列目にした。攻撃の起点が欲しかったが、すぐにフィットしなかった。(柿本と江口の負傷は大きいか?)やれる選手でやるしかない。人の入れ替えを含めて、修正する」
「練習では動けて、声の出ている選手もいるが、初めての公式戦でミスが目立った。幸い、負けていない。緊張感から解き放たれて、伸び伸びとやってほしい。形にこだわりすぎてしまった感じ」
「(サポーターには?)お金を払っていただいているサポーターの皆さんには申し訳ない試合をしてしまった。後の6試合は皆さんの喜ぶような試合にしたいので、是非足を運んでほしい」
取材メモから
午後3時キックオフ、冷たい風、小雨、有料化。恵まれた状況ではなかったが、アルウィンには2405人の観客が松本山雅の声援のために訪れた。果たしてスコアレスドローという厳しい結果に終わったものの、悲観するような内容ではなかったことだけは記しておきたい。
福井は山下綱章監督が先週の練習試合を視察していた事を語り、開幕戦への準備は整っていたようだ。「スコアレスドローは収穫。守備を固めてカウンターを徹底した」と語った通りのリアクションサッカー。むしろ上位クラブ相手よりもやり辛かった印象は受ける。それでも、今後の他クラブとの対戦を前に、このドローを妙薬としなければならない。
柿本、江口正輝の負傷により2トップは吉田と小澤。動きは悪くなかった。2人ともセンターフォワードタイプではなく、1.5列目〜MFタイプのため、やや中盤に下がり過ぎるきらいはあったが、労を惜しまぬ動きと前線からの熱心なチェイシングでピンチの芽を早めに詰むなど、持ち味を発揮することはできたと思う。ただ、FWの一番の仕事は点を取ることであり、中盤の位置の方が動きやすいのであれば、柿本が戻ってくるまでの間は、ヘディングと得点力に長(た)けた鈴木亮平のFW起用なども一案かも知れない。
新加入選手は一様に存在感を発揮した。また、交代直後から大胆に右サイドをドリブルでえぐり、観客を沸かせた今井昌太の動きも特筆物であった。しかし、それでも勝てないのがサッカーである。テクニックやアイデアが豊富なのは充分過ぎるほど理解出来た。一つにまとまった暁には、どれほどのクラブが出来上がるのか楽しみで仕方がない。しかし、何より欲しいのは「勝ち点3」である。きれいでスマートなサッカーは、今はさほど重要ではない。汚くても泥臭くてもいいから次の試合こそ勝ち取ってほしい。ガラス細工は、見た目こそ美しいがもろいものだから。
スコアレスドローという結果ながら、ゴール裏サポーターは「吉澤山雅」コールでクラブを鼓舞した。さすがに初戦からブーイングをするのは時期尚早であり、その好判断は支持する。ただ、今後においてクラブがふがいない試合をするようであれば、しった激励の意味でのブーイングは必要不可欠であると考える。温かい声援だけでなく厳しい視線を送るのもクラブ強化の糧となる。
最後に、有料化となった記念すべき初試合におきまして、運営を滞りなく進ませた原動力となったボランティア組織「TEAM VAMOS」の皆さまに敬意を表したいと思います。
■2008年北信越リーグ1部 第1節
「松本山雅FC 0‐0 サウルコス福井」
GK:原裕晃
DF:金澤慶一、三本菅崇、矢畑智裕、阿部琢久哉
MF:鈴木亮平、大西康平、川田和宏、阿部孝(→83分、石川航平)
FW:小澤修一(→59分、今井昌太)、吉田賢太郎(→59分、高沢尚利)
■関連情報
PJニュース.net
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 多岐 太宿【 長野県 】
この記事に関するお問い合わせ / PJ募集
柿本倫明の負傷で、吉田賢太郎と小澤修一の2トップで挑んだ松本山雅は守備を固めてカウンター攻撃に徹する福井を攻めあぐねた。後半、吉澤英生監督は2トップを同時に交代し、パワープレイに賭けたものの、最後まで福井ゴールを割ることはできなかった。
吉澤監督談話
「福井のチャレンジャー精神が上回った。してやられた。全体的に走り負け、術中にはまったのが残念。(金沢慶一、阿部琢久哉の)両サイドが思い切り良く攻め込む姿が影を潜めた。イージーミスが多く、最後はパワープレイに変えたが、凌がれた」
「守備を固めてくる相手には遠目からでもシュートをするなど、もっと良い選択肢はあったはず。なかなか力を出し切れなかった。もっと思い切りよく、迫力を持って、自分たちで仕掛けてほしい」
「(後半、2トップを同時に替えたが?)吉田、小澤ともにヘディングは強くない。鈴木(亮平)と、阿部(孝)を1.5列目にした。攻撃の起点が欲しかったが、すぐにフィットしなかった。(柿本と江口の負傷は大きいか?)やれる選手でやるしかない。人の入れ替えを含めて、修正する」
「練習では動けて、声の出ている選手もいるが、初めての公式戦でミスが目立った。幸い、負けていない。緊張感から解き放たれて、伸び伸びとやってほしい。形にこだわりすぎてしまった感じ」
「(サポーターには?)お金を払っていただいているサポーターの皆さんには申し訳ない試合をしてしまった。後の6試合は皆さんの喜ぶような試合にしたいので、是非足を運んでほしい」
取材メモから
午後3時キックオフ、冷たい風、小雨、有料化。恵まれた状況ではなかったが、アルウィンには2405人の観客が松本山雅の声援のために訪れた。果たしてスコアレスドローという厳しい結果に終わったものの、悲観するような内容ではなかったことだけは記しておきたい。
福井は山下綱章監督が先週の練習試合を視察していた事を語り、開幕戦への準備は整っていたようだ。「スコアレスドローは収穫。守備を固めてカウンターを徹底した」と語った通りのリアクションサッカー。むしろ上位クラブ相手よりもやり辛かった印象は受ける。それでも、今後の他クラブとの対戦を前に、このドローを妙薬としなければならない。
柿本、江口正輝の負傷により2トップは吉田と小澤。動きは悪くなかった。2人ともセンターフォワードタイプではなく、1.5列目〜MFタイプのため、やや中盤に下がり過ぎるきらいはあったが、労を惜しまぬ動きと前線からの熱心なチェイシングでピンチの芽を早めに詰むなど、持ち味を発揮することはできたと思う。ただ、FWの一番の仕事は点を取ることであり、中盤の位置の方が動きやすいのであれば、柿本が戻ってくるまでの間は、ヘディングと得点力に長(た)けた鈴木亮平のFW起用なども一案かも知れない。
新加入選手は一様に存在感を発揮した。また、交代直後から大胆に右サイドをドリブルでえぐり、観客を沸かせた今井昌太の動きも特筆物であった。しかし、それでも勝てないのがサッカーである。テクニックやアイデアが豊富なのは充分過ぎるほど理解出来た。一つにまとまった暁には、どれほどのクラブが出来上がるのか楽しみで仕方がない。しかし、何より欲しいのは「勝ち点3」である。きれいでスマートなサッカーは、今はさほど重要ではない。汚くても泥臭くてもいいから次の試合こそ勝ち取ってほしい。ガラス細工は、見た目こそ美しいがもろいものだから。
スコアレスドローという結果ながら、ゴール裏サポーターは「吉澤山雅」コールでクラブを鼓舞した。さすがに初戦からブーイングをするのは時期尚早であり、その好判断は支持する。ただ、今後においてクラブがふがいない試合をするようであれば、しった激励の意味でのブーイングは必要不可欠であると考える。温かい声援だけでなく厳しい視線を送るのもクラブ強化の糧となる。
最後に、有料化となった記念すべき初試合におきまして、運営を滞りなく進ませた原動力となったボランティア組織「TEAM VAMOS」の皆さまに敬意を表したいと思います。
■2008年北信越リーグ1部 第1節
「松本山雅FC 0‐0 サウルコス福井」
GK:原裕晃
DF:金澤慶一、三本菅崇、矢畑智裕、阿部琢久哉
MF:鈴木亮平、大西康平、川田和宏、阿部孝(→83分、石川航平)
FW:小澤修一(→59分、今井昌太)、吉田賢太郎(→59分、高沢尚利)
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