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【コラム】両雄の変わり身に注目!/桜花賞

【コラム】両雄の変わり身に注目!/桜花賞
目論見通りのトライアル戦を消化したトールポピー、オディール。2頭の変わり身は大きい。(写真左トールポピー、右オディール) 写真一覧(2件)
 昨年暮れの阪神JFと先日のチューリップ賞。同じ舞台で行なわれたこの両レースだが、その中身はまるで別物。
 エイシンパンサーが掛かり気味に先行し、1000mの通過は58秒1というハイラップを刻んだ阪神JF。ラスト1F12秒7という数字が表すとおり、先行勢には厳しい流れとなったこのレースでは、結果的に後方で脚をためていたグループが上位を独占した。が、決して展開が向いただけではなく、ラスト1Fの攻防は大レースを勝ちきるだけの底力が問われる一戦であったと思う。
 だからこそ、勝ったトールポピーのレース内容は立派の一言に尽きる。そして厳しい流れの中4着に粘ったオディールも然りだ。

 一方のチューリップ賞は、トライアル戦らしく各馬が長い直線を意識して脚を溜める競馬。途中3F37秒5という中だるみのラップが刻まれ、ハナに立ったエアパスカルがまんまと逃げ切ったレース。
 内枠を利して好スタートからインコースに控え、直線は少し外に出してエアパスカルをハナ差まで追い詰めたトールポピーは、トライアル戦としては上々の内容。なによりも流れの異なる2つのレースに対応してみせたのが素晴らしい。

 だがそのチューリップ賞で、勝ち馬やトールポピー以上に尋常ではないレースをしてみせたのはオディールの方。
 芝状態は絶好、午前中から前残りのレースが相次ぐ中で、スタートで出遅れ4コーナーでは大外に進路をとり、ラスト3F33秒5という末脚でタイム差なしの3着まで押し上げた。
 しかも鞍上のアクションが激しくなったのは実質残り2F。単純に3F目の12秒0を引くと、ラスト2Fは21秒5という凄まじい瞬発力を引き出してみせたことになる。

 そのチューリップ賞はデビュー以来最低体重の438キロでの出走。いきなりスピードの限界点ともいえる末脚を見せた反動も気になるところだが、いずれにしても2歳女王とは甲乙つけがたい実力の持ち主であることはいうまでもない。
(佐藤壽恭)
【コラム】両雄の変わり身に注目!/桜花賞
佐藤壽恭…1馬、競馬エイトでTMとしてのキャリアを積む。その
   
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