アロマテラピーで花粉症対策
花粉症の対策として、これまで5回にわたって効果的なグッズの紹介や、根治治療法などを紹介してきたが花粉症に即効性のある治療法や改善法はなかなかないのが現状のようだ。
とりあえず応急対策的にグッズを使ったり、花粉を身の回りに取り込まない工夫をするなどしながら、食事の改善やサプリメントをきちんと摂り体質の改善に取り組むことが重要とわかってきた。

それでは、最後に「アロマテラピー」ではどうだろう?
近年ではアロマテラピーの専門店も増え、日常にアロマを取り入れる人も増えてきたようだが、まだ知識という意味では何となく良い花の匂いがする香水程度のものと思っている人も多いだろう。ところが、社団法人 日本アロマ環境協会のアロマテラピーアドバイザーによると<精油>の香りは嗅覚を通して大脳辺縁系という人間の本能的な働きを司る部分に働きかけて、体にさまざまな作用を及ぼすとのこと。日本では代替療法として認められてはいないが、ドイツなどではきちんと代替療法として認められており、専門家からの処方箋も出るほどの影響があるので、効果的に使うと花粉症の症状を和らげたり花粉の時期を快適に過ごすことができるとのことだ。

では具体的に花粉症には何の精油がいいのかを聞いた。
まず、花粉症の時期にお勧めの精油は「ユーカリ」「ティーツリー」「ペパーミント」の3種類とのこと。大抵のアロマオイル専門店で手頃な値段で手に入り、日々に使いやすい。その中で、自分で香りを嗅いでみて「嫌いな香り」を除いて、それ以外のものを使うのが原則とのこと。

「ユーカリ」は喉や鼻の不調に作用し、炎症を鎮める働きがあるので、ハンカチに1〜2滴垂らして鼻がムズムズしたり詰まってきたときに匂いを嗅ぐとよい。また「ティーツリー」は抗菌作用、抗ウィルス作用などがあり免疫力に影響を及ぼすので、手浴(洗面器などにお湯を張り、3滴以下の精油をたらして手首まで浸す)などで花粉症で疲れている体にも良い作用があるとのこと。

最後に「ペパーミント」も鼻づまり、抗炎症作用などがあるため「ユーカリ」「ティーツリー」と同様の使い方ができるが、ペパーミントのハーブティには前回で花粉症に改善がみられたポリフェノールの一種のミントポリフェノールが含まれており、そのアレルギー症状の緩和に対する働きが最近注目され、ミントポリフェノールを含んだ飲料なども発売されている。

アロマテラピーサロンでの施術を受けるときにはこの3種類をラベンダーなどとブレンドして使ってもらい、その時期だけでもコーヒーや紅茶に替えてペパーミントティなどを飲んで過ごすと、かなり辛さが改善されるのでは?とのこと。
*精油は飲むことはできないので、ペパーミントティにはハーブティ用のペパーミント葉を使用すること。

アロマオイルを使って少しでも鼻づまりが改善したら、さっそく根本的な対策としてアレルギーを悪化させないように規則正しい食習慣に挑戦するなど根本的な療法にも取り組んでみてはどうだろう?杉からヒノキ、ブタクサとまだまだ花粉の時期は長い。

チバビジョン?から発売されている「デイリーズ アクア」はたんぱく質などのアレルゲンを寄せ付けない「非イオン性」の1日使い捨てタイプのコンタクトレンズ。しかもレンズの素材自体がたっぷりの潤いをもたらすという高含水レンズ。このレンズは通常の「イオン性」のコンタクトレンズと違い、涙の中に帯電している汚れを引き付けにくく、その汚れの付着量は「イオン性」に比べて1/300*とのこと。たんぱく質などの汚れにも強いということで花粉症のコンタクトレンズユーザーにとってはぜひ使ってみたいレンズだ。

*たんぱく質の付着量を比較 佐野研二「あたらしい眼科17(7)2000 日コレ誌学会誌42:68−73、2000

まだまだつづく花粉症も快適に過ごせるのではないだろうか?

販売名:フォーカス デイリーズ 承認番号:21000BZY00068000

・コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず眼科医の検査・処方を受けてからお求めください。
・コンタクトレンズをご使用の前には、必ず添付文書をよく読んで、使用方法を守ってください。
・目からはずしたレンズは再使用しないでください。

■製品に関するお問合せ先
チバビジョンダイヤル(24時間365日対応)
0120−389103(ミワクノヒトミ)

デイリーズ アクア-チバビジョン
花粉症対策特集2008

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