今週のお役立ち情報
【セキュリティ魂】もはや海外では当たり前!携帯電話のウイルス対策とは?
2008年04月14日10時00分 / 提供:ネットセキュリティ
安全な国、ニッポンは昔の話と云わんばかりに残酷なニュースが、時折流れるようになってきた。それでも、日本は海外と比べると、まだまだ安全と考える人は多い。
平成19年の殺人発生数は戦後最低だそうなので、そういった意味では“まだまだ、安全になりつつある”国なのだろう。このことは、ネットワーク上においても同様だ。オンライン取引では多段認証が行われているので安全、重要情報などないのでAntinnyウイルスに感染しても大丈夫、などのように考えてしまうWinny関連ウイルス、アカウントハックなどへの意識はその典型だ。そもそも、日本ではユーザの情報リテラシーの問題以前に、「安全」であることが基準として考えられている。“安全・安心”はホワイトリスト的な考え方を忘れてはならないのである。平和ボケもここまでくると脅威だ。
●日常のセキュリティ意識は、ネットワーク上にも影響する
北〜東欧諸国に行った際に、街全体にピリピリした空気を感じた国がある。建物が崩壊したりと街全体が荒れているところもあるが、それとは異なる、一瞬の隙も見せられないといった感覚だ。貧富の格差が大きい国々が多いことも影響しているせいか、スリや詐欺の多い国は多々ある。犯罪行為が日常的である国々では、身構えながらの生活は当たり前なのだろう。
筆者の泊まったホテル(3つ星)は、ネットワークセキュリティの設定も強固だった。UDPは利用禁止(VPNが利用できない!)、インターネット接続は80/tcp、443/tcpのみだ。これは、ホテルのLANを経由しネット犯罪に悪用する輩がいるせいであるかは不明だが、一般的な日本企業よりも強固な設定だ。全てのホテルがこのような設定なっているとは考えられないが、このようなホテルに泊まれたことはラッキーだったかもしれない。もちろん、盗聴されている可能性は大である。
ちなみに、最近多いWi-Fi 接続だが、普及率を無視すると、ブカレストやヘルシンキでは、東京よりもWEPの設定率が比較的高かったように思う。最も、インターネットマンションが乱立する日本とでは比較にならないが。
●携帯電話のセキュリティ
欧州諸国に限った話ではないが、携帯電話のセキュリティは、もはや世界では当たり前。お隣中国では、携帯電話のウイルスがアンダーグラウンドで売買されているほどだ。Nokiaショップへ行くと、F-Secureのアンチウイルスソフトウェアが売られているし、フリーでダウンロード可能な製品も当たり前だそうだ。日本で、中々普及しない理由として、スマートフォンの普及率の低さや、日本の携帯電話のOSが世界標準でない(海外ではSymbian OS、Windows mobileが一般的)など様々な理由が考えられる。アンチウイルスベンダー関係者の話によると、欧州ではインターネットバンキング利用者を狙った標的型攻撃は多く、ユーザの関心も高いのだそうだ。
携帯電話に感染するウイルスの多くは、メールなどによりユーザのクリックを誘うフィッシングタイプばかりだ。そのため、ユーザの操作に依存してしまうことが問題となり、根本的な解決が難しいといえる。しかも、限られた機種のみが影響を受けることが多いため、あまり大々的な問題とならない。
アンチウイルスベンダー関係者によると、現在のところ日本の携帯電話に致命的な影響を与えるウイルスは無いという。そのためか、筆者の携帯電話にプリインストールされているはずのMcAfeeは、全く定義ファイルが更新されない。
このような携帯電話機器による事情や、インターネットバンキングの普及率などのせいか、あまり日本ではセキュリティについて問題視されることがない。携帯電話のフルブラウザなどは、スクリプトマルウェアの影響を受ける可能性があるし、携帯電話の入力パスワードが4桁というのは認証システム的にも貧弱である感があるが、年々日本の携帯電話は機能太りしていく。開発側にも平和ボケの兆候がみられるのも日本の特徴かもしれない。
執筆:二根太
■こちらもオススメ!【セキュリティ魂】
・ハッカーショーをテレビ番組が放映「盗難してくれてありがとう」
・Wiiクラッキング コンセプト実証ながら話題沸騰
・日本の証券システムは世界どころかアジアの中でも遅れている
・海外が指摘する“原田ウイルス作成者逮捕”の舞台裏
・脅威を予測する! iPhoneやスマートフォンへの攻撃も台頭
・【セキュリティ魂】バックナンバー
平成19年の殺人発生数は戦後最低だそうなので、そういった意味では“まだまだ、安全になりつつある”国なのだろう。このことは、ネットワーク上においても同様だ。オンライン取引では多段認証が行われているので安全、重要情報などないのでAntinnyウイルスに感染しても大丈夫、などのように考えてしまうWinny関連ウイルス、アカウントハックなどへの意識はその典型だ。そもそも、日本ではユーザの情報リテラシーの問題以前に、「安全」であることが基準として考えられている。“安全・安心”はホワイトリスト的な考え方を忘れてはならないのである。平和ボケもここまでくると脅威だ。
●日常のセキュリティ意識は、ネットワーク上にも影響する
北〜東欧諸国に行った際に、街全体にピリピリした空気を感じた国がある。建物が崩壊したりと街全体が荒れているところもあるが、それとは異なる、一瞬の隙も見せられないといった感覚だ。貧富の格差が大きい国々が多いことも影響しているせいか、スリや詐欺の多い国は多々ある。犯罪行為が日常的である国々では、身構えながらの生活は当たり前なのだろう。
筆者の泊まったホテル(3つ星)は、ネットワークセキュリティの設定も強固だった。UDPは利用禁止(VPNが利用できない!)、インターネット接続は80/tcp、443/tcpのみだ。これは、ホテルのLANを経由しネット犯罪に悪用する輩がいるせいであるかは不明だが、一般的な日本企業よりも強固な設定だ。全てのホテルがこのような設定なっているとは考えられないが、このようなホテルに泊まれたことはラッキーだったかもしれない。もちろん、盗聴されている可能性は大である。
ちなみに、最近多いWi-Fi 接続だが、普及率を無視すると、ブカレストやヘルシンキでは、東京よりもWEPの設定率が比較的高かったように思う。最も、インターネットマンションが乱立する日本とでは比較にならないが。
●携帯電話のセキュリティ
欧州諸国に限った話ではないが、携帯電話のセキュリティは、もはや世界では当たり前。お隣中国では、携帯電話のウイルスがアンダーグラウンドで売買されているほどだ。Nokiaショップへ行くと、F-Secureのアンチウイルスソフトウェアが売られているし、フリーでダウンロード可能な製品も当たり前だそうだ。日本で、中々普及しない理由として、スマートフォンの普及率の低さや、日本の携帯電話のOSが世界標準でない(海外ではSymbian OS、Windows mobileが一般的)など様々な理由が考えられる。アンチウイルスベンダー関係者の話によると、欧州ではインターネットバンキング利用者を狙った標的型攻撃は多く、ユーザの関心も高いのだそうだ。
携帯電話に感染するウイルスの多くは、メールなどによりユーザのクリックを誘うフィッシングタイプばかりだ。そのため、ユーザの操作に依存してしまうことが問題となり、根本的な解決が難しいといえる。しかも、限られた機種のみが影響を受けることが多いため、あまり大々的な問題とならない。
アンチウイルスベンダー関係者によると、現在のところ日本の携帯電話に致命的な影響を与えるウイルスは無いという。そのためか、筆者の携帯電話にプリインストールされているはずのMcAfeeは、全く定義ファイルが更新されない。
このような携帯電話機器による事情や、インターネットバンキングの普及率などのせいか、あまり日本ではセキュリティについて問題視されることがない。携帯電話のフルブラウザなどは、スクリプトマルウェアの影響を受ける可能性があるし、携帯電話の入力パスワードが4桁というのは認証システム的にも貧弱である感があるが、年々日本の携帯電話は機能太りしていく。開発側にも平和ボケの兆候がみられるのも日本の特徴かもしれない。
執筆:二根太
■こちらもオススメ!【セキュリティ魂】
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