モウリーニョとの比較に苦悩するグラント「別に選手に好かれたいわけじゃない」
チェルシーのアブラム・グラント監督が窮地に立たされている。2日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝ファーストレグでトルコのフェネルバフチェにまさかの敗戦を喫し、その去就が再び注目を集めているのだ。
シーズン開始直後に電撃辞任したジョゼ・モウリーニョの後を継ぎ、チェルシーの監督に就任したグラント。就任当初は大物監督招聘までの“つなぎ”として考えられていたイスラエル人監督だが、チームをプレミアリーグ2位まで浮上させたその手腕は徐々に評価を上げていた。
しかし、欧州の大舞台で格下フェネルバフチェに喫した敗戦は、グラントへの信頼に想像以上のダメージを与えたようだ。元チェルシー所属で現在はフェネルバフチェでプレーするFWマテヤ・ケズマンが、「モウリーニョが監督だったら僕たちが勝つことは出来なかっただろう」と語るなど、絶大なる人気を集めた前任者を懐かしむ声がチーム内外から聞かれ、グラントは大きなプレッシャーを感じているようだ。それでも、このイスラエル人監督は「選手に好かれたいわけじゃない」と語り、あくまで我流を貫き通すと語っている。
「ジョゼ・モウリーニョのことについて語りたいのであれば勝手にすればいい。この世の中に、選手全員から好かれる監督などいないのだからね。それぞれ異なる意見を持っていると思うが、私は別に選手に好かれるために監督をしているわけではない。そんなことを目的にしていたら、いまの順位はありえなかっただろう。フットボールの世界では多種多様な意見が溢れているし、そのすべてに耳を傾けるわけにもいかない。私がタイトルを勝ち取ろうと、私を批判する声は消えないだろうしね」
就任当初から常に解任のプレッシャーに晒され続けてきたグラント。「簡単な道を選んだつもりはない」と語る52歳は、モウリーニョと常に比較されながらも着実に結果を残してきただけに、ホームで迎えるフェネルバフチェ戦で真価を発揮したいところだろう。
シーズン開始直後に電撃辞任したジョゼ・モウリーニョの後を継ぎ、チェルシーの監督に就任したグラント。就任当初は大物監督招聘までの“つなぎ”として考えられていたイスラエル人監督だが、チームをプレミアリーグ2位まで浮上させたその手腕は徐々に評価を上げていた。
「ジョゼ・モウリーニョのことについて語りたいのであれば勝手にすればいい。この世の中に、選手全員から好かれる監督などいないのだからね。それぞれ異なる意見を持っていると思うが、私は別に選手に好かれるために監督をしているわけではない。そんなことを目的にしていたら、いまの順位はありえなかっただろう。フットボールの世界では多種多様な意見が溢れているし、そのすべてに耳を傾けるわけにもいかない。私がタイトルを勝ち取ろうと、私を批判する声は消えないだろうしね」
就任当初から常に解任のプレッシャーに晒され続けてきたグラント。「簡単な道を選んだつもりはない」と語る52歳は、モウリーニョと常に比較されながらも着実に結果を残してきただけに、ホームで迎えるフェネルバフチェ戦で真価を発揮したいところだろう。