少年漫画を愛読する女性が増えた現代。
特に「週刊少年ジャンプ」などは女性読者も多い。
どの漫画にもそれぞれ違う魅力があり、面白さがあり、色があるわけだが、愛読者の女性達は何に心惹かれて少年漫画を手にしているのだろう。
漫画だけに限らず、どちらかと言えば男性が好みそうな作品やロボットアニメのガンダムも今は女性ファンが多く付いている(特にガンダムは「SEED」の頃に爆発的に増えた)。

何の先入観もなく漫画を漫画として楽しむ読者。
登場人物同士の恋愛に萌えるファン、男性キャラ同士の絡みをBLに返還して妄想する腐女子。
この「腐女子の人口増加」は「少年漫画を愛読する女性の増加」と少なからず関わりがあるのではないだろうか。
勿論全てがそうではないし、そう言い切ってしまったらそれ以外の楽しみ方をする読者を否定することになるので断言は出来ない。
だが、少なからず「そう」であることも事実だろう。
オヤジキャラ、美形キャラ、ショタキャラ。
女性が好む男性キャラと言っても一括りには出来ず、そのキャラ同士の絡み方も様々だ。
親友であったり、戦友であったり、ライバルであったり、敵対関係にあったりと物語に応じた絡み方でキャラクター同士は作品の中で接するわけだが、その多様な形の接点こそが妄想を呼び、ツボを突く。
しかし腐女子が増え、「○○×△△は公式!」なんて言い切ってしまう人がいるからだろうか。
女受けしそうなキャラ同士の過剰な絡み、描写を「腐向け」と避難するファンも多い。
だが、どこからどこまでが「腐向け」であるかは読者の許容範囲と基準にもよるだろう。
少年漫画や男性キャラが多い作品において男同士の友情、絆は必要不可欠な要素だったりするわけで、それを全て「腐向け」と言ったら少年漫画そのものが成り立たなくなる…が、それでもやはりBLを聞き囓っていたり、先入観のある人は色眼鏡で見てしまう。
その一方で腐女子でも「公式でここまでやられると萎える」という考えを持つ人もおり、材料を小出しにされて匂わせる程度だからこそ妄想のしがいがあるという意見も。

結局のところ「腐向け」の定義は人の主観による。
作者がそれを狙って書いているなら何も言えないが、そうでないのなら「腐向け」というものは頭から取っ払って純粋な気持ちで作品を楽しみたい。

(編集部 Elly Koyama)

【ヲタク解体新書】バックナンバー

極端すぎる?ヲタク女性のファッション二大勢力図。

便利で危険なヲタクの必需品