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4月からさらに物価上昇?―食品など値上げ拡大へ

4月以降、食品や日用品など身近な商品が一斉に値上げされることになりそうだ。
現在でも家計に厳しい経済情勢が、ますます厳しさを増すのは避けられないかもしれない。

4月の値上げで特に目立つのは乳製品の値上げ。牛乳などを明治乳業が3%から5%程度、森永乳業が平均4.7%程度値上げすることを決めている。牛乳の値上げについては約30年ぶりのこととなる。牛乳の原価上昇に伴い、牛乳を使用するカルピス、バター・チーズ類、アイスクリームなどもメーカー各社が値上げをする。その他しょうゆ、食用油、焼酎、フライドチキン、電気代、ガス代・・・身近な商品がことごとく値上げされる。

現在の時点でも既に負担感は強いわけだが、今後さらなる大幅値上げを覚悟しておかなければいけない物がある。小麦を多く使用するパン・めん類などの値上げだ。
既に昨年以降かなりのペースで値上げされてきているが、4月以降政府が輸入小麦の売り渡し価格を現在より30%値上げする事が決まっている。この影響でパン・菓子・カップめんなど小麦を使用する商品の大幅な値上げは避けられない情勢となっている。

これらの背景にあるのは昨年来からの原油・穀物市場の高騰。元々中国を初めとする新興国の需要増加、バイオエタノール生産に伴う需要増加、穀物生産国での大干ばつなどの影響で価格が上昇傾向にあったが、これに追い討ちをかけたのが昨年から顕在化したアメリカのサブプライムローン問題。株式市場での高リスクを恐れた投機マネーが原油・穀物市場に流入し、市場高騰に拍車をかけることになった。

イオンを筆頭とした大手スーパーは「価格凍結」と称してプライベートブランド(=PB)を中心に商品の価格を据え置きあるいは値下げしていたが、ここに来てのさらなる市場高騰に限界を迎えた模様。イオンはPBの一部商品については値上げに踏み切っている。この流れはスーパー各社に波及すると見られ、消費者はかなりの影響を受けそうだ。

4月に価格が下がりそうな物は暫定税率措置が期限切れになる可能性のあるガソリンくらいしか思いつかないのが現状である。ただ値下がりも一時的なものにとどまると見られており、暫定税率が復活すればまた元の価格に戻ることになりそう。春闘の賃上げも当初の期待通りに上がらなかったこともあり、消費者にとっては経済的に厳しい年度の幕開けとなるのかもしれない。
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