今週のお役立ち情報
【オトコ魂】結婚しないオトコシリーズその4 "結婚に懲りたオトコと懲りないオトコ"
シリーズでお送りしている「結婚しないオトコ」についてのレポート、今回は一度結婚した経験がある男性おふたりに取材をさせてもらった。ひとりはバツイチで二度と結婚する気がない「結婚に懲りたオトコ」。さらにもうひとりは何回も結婚を繰り返し、今また4度目の結婚に挑戦しようとしている一向に「結婚に懲りないオトコ」、いずれも50代男性である。
まず、二度と結婚しない派のMさん(都内在住50代後半)彼はもともと東北の出身で、現在は都内マンションにひとりでお住まいだ。北海道の大学を出たために卒業後はしばらく北海道で働いていたとのことで、20代の頃に一度結婚を経験している。結婚していた期間は2年間だが、その後の30年以上をひとりで暮らしてきた。結婚には懲りて二度と結婚したくないという。
バッイチが珍しくもない現在よりは少しは離婚に対して躊躇や抵抗があったり、また良かったこともあったのでは?とその頃のことを思い出してもらうと「結婚していたときにはすべてが窮屈だった」とのこと。
前回の「結婚する気のないオトコ」のKさん同様、Mさんもまた掃除も洗濯も料理もすべてそつなくこなし、逆に結婚生活当時は奥さんに「買い物」も「料理」もさせてもらえずに楽しくなかったという。
Mさんの場合、あるブランドショップが日本に上陸したときに店舗デザイナーとして展開に関わり東京に居を移してからは、働く時間厳守だった外資系企業勤務の特権を生かして夜間の学校に行ってデザインスキルを磨いたり、運動不足解消に始めたゴルフで数々のタイトルを取ったり、カメラに凝ったり、結婚する暇もないほどに人生を楽しんできた。
現在も週に3日は六本木あたりに出没してパーティを楽しんでいるようだが特定のつき合いをしている女性はいないという。多くの「結婚しないオトコ」たちが楽しいのはこの30代から50代までの「人生を謳歌できる期間」だ。だが、60代70代と歳を重ねていくにつれ自分でも予測のつかない展開で人生が変わる可能性が高くなってくる。結婚しないまでも、共に暮らすパートナーが欲しくなったりするのでは?と聞いてみると前回のMさん同様「それはないですね」とあっさり否定された。
つまり「誰かと一緒に暮らすことはあくまでも自分一人ではない気の遣い方をするでしょう?もうそれには懲り懲りしています」とのこと。人から何と言われても構わないので「根っからの自由」でいたいと言う。社会的責任や、少子化のこと、母親がまだ田舎に健在で心配をすることなど、すべていろいろな人の意見を承知の上で、尚ひとりでいたいと決意されている。そのあたりは前回のKさんとまったく同じで、さらにMさんの場合、一度結婚した経験があるだけに、その実体験に基づいた結婚否定観はもっと力強い。
かといって他人の結婚観や一般的な結婚生活を否定しているわけではない、あくまでも「自分に限って言えば、結婚生活には向いていない」との見解で「結婚はもう懲り懲り」というスタンスを30年近く崩していない。それはひとつの価値観であり、Mさんには何があってもすべて自分の責任だと引き受ける覚悟が見える。おそらく何かハプニングがあったとしてもひとりで潔く歳を重ねていくのだろう。
その反対にこれまた「何回結婚に失敗しても結婚したい」と公言するTさん(50代)にもお話を伺った。彼は最初の日本人の奥さんと20年ほど一緒に暮らし、奥さんが子供を連れて出て行ってからはフィリピンの女性と2回結婚をし、その三人目の奥さんが先日また出て行ってしまったので、また新しい奥さんをもらいたいと外国人女性を専門に紹介してくれる結婚相談所に依頼しており、ひとり紹介してもらう度に何十万も支払っているという。
Tさんは20年来千葉で工務店を自営しており見た目はやさしそうで親切なおじさんという感じだ。しかし、人はみかけによらないこともあるので、「それにしても度重なる奥さんの家出はどうしてですか?暴力をふるったりはされないですか?
なぜ奥さんがみんな出て行ってしまれるのですか?」と、失礼ながら聞いてみた。「暴力なんてとんでもありません!逆にボクが殴られるくらいです!」とムキになって否定されたがどの女性も黙って出て行ったので原因がわからないと言う。
前妻との間にも前々妻との間にも子供がいるので「生活費が足りない」と元妻たちに言われるとついお金を持って行ってしまうとのこと。フィリピンの女性は嫉妬心が強いのでそれが気に入らなかったのでしょう、との自己分析だ。
「それにしても何度も奥さんに出て行かれてもまだ結婚したいのですか?」と聞いてみると即座に「結婚したいですね、ひとりで暮らすなんて真っ平です。奥さんが居て子供がいる家庭は温かいじゃないですか?ひとりでメシを食うなんてそんな寂しい生活は信じられません。ボクは何回でも結婚しますよ」とおっしゃる。ただ「末永く一緒に暮らせる女性が見つかれば何度も結婚などしませんよ」とのこと。50代後半にさしかかろうとしているので希望している日本人の40代女性はまったく相手にしてくれないそうだ。
Tさんによると、フィリピン女性なら20歳も年が違っても収入が安定していさえすればいくらでも相手が見つかるというので、これからTさんが何回結婚を繰り返すのかわからないが彼はおそらく「永遠の家庭の温かさ」を求めて結婚に挑戦していくのだろう。
こうして見てみるとMさんとTさんの違いは何もない。Mさんはつまり二度と結婚しなくてもそれが自分の「幸せ」なのだ。そしてTさんは何回結婚を繰り返しても、女性と一緒に「温かい家庭」を作ることをずっと求め続ける。お二人ともあたりまえに「自分の幸せ」を求めているだけだ。
「結婚」については昔から多くのパターンがあり、人の価値観が並立しており、それぞれの山があるので人の価値観をどうこういう必要はないと思う。人とのかかわりの深さも個人差があり、それをどの程度掘り下げて人間関係を結んで生きるかも個人の自由だ。
しかし生きかたが細分化され価値観もさらに多様化し、まだまだ多くの「幸せのかたち」や「結婚観」そして「結婚しないオトコの理由」もあるような気がする。まだまだ深く取材を続けてみたいと思うが、多くの人が自分の幸せを求めてまじめに生きているのが感じられ取材させてもらうたびにそれぞれの生き方に心を動かされる。(長谷川 薫)
■関連リンク 結婚しないオトコシリーズ
・結婚しないオトコシリーズその3"結婚する気がないオトコ"
・結婚しないオトコシリーズその2 "いつかは自分も必ず結婚するというオトコ"
・結婚しないオトコシリーズその1"結婚したくて相手を探しているがなかなか結婚できないオトコ"
まず、二度と結婚しない派のMさん(都内在住50代後半)彼はもともと東北の出身で、現在は都内マンションにひとりでお住まいだ。北海道の大学を出たために卒業後はしばらく北海道で働いていたとのことで、20代の頃に一度結婚を経験している。結婚していた期間は2年間だが、その後の30年以上をひとりで暮らしてきた。結婚には懲りて二度と結婚したくないという。
バッイチが珍しくもない現在よりは少しは離婚に対して躊躇や抵抗があったり、また良かったこともあったのでは?とその頃のことを思い出してもらうと「結婚していたときにはすべてが窮屈だった」とのこと。
前回の「結婚する気のないオトコ」のKさん同様、Mさんもまた掃除も洗濯も料理もすべてそつなくこなし、逆に結婚生活当時は奥さんに「買い物」も「料理」もさせてもらえずに楽しくなかったという。
Mさんの場合、あるブランドショップが日本に上陸したときに店舗デザイナーとして展開に関わり東京に居を移してからは、働く時間厳守だった外資系企業勤務の特権を生かして夜間の学校に行ってデザインスキルを磨いたり、運動不足解消に始めたゴルフで数々のタイトルを取ったり、カメラに凝ったり、結婚する暇もないほどに人生を楽しんできた。
現在も週に3日は六本木あたりに出没してパーティを楽しんでいるようだが特定のつき合いをしている女性はいないという。多くの「結婚しないオトコ」たちが楽しいのはこの30代から50代までの「人生を謳歌できる期間」だ。だが、60代70代と歳を重ねていくにつれ自分でも予測のつかない展開で人生が変わる可能性が高くなってくる。結婚しないまでも、共に暮らすパートナーが欲しくなったりするのでは?と聞いてみると前回のMさん同様「それはないですね」とあっさり否定された。
つまり「誰かと一緒に暮らすことはあくまでも自分一人ではない気の遣い方をするでしょう?もうそれには懲り懲りしています」とのこと。人から何と言われても構わないので「根っからの自由」でいたいと言う。社会的責任や、少子化のこと、母親がまだ田舎に健在で心配をすることなど、すべていろいろな人の意見を承知の上で、尚ひとりでいたいと決意されている。そのあたりは前回のKさんとまったく同じで、さらにMさんの場合、一度結婚した経験があるだけに、その実体験に基づいた結婚否定観はもっと力強い。
かといって他人の結婚観や一般的な結婚生活を否定しているわけではない、あくまでも「自分に限って言えば、結婚生活には向いていない」との見解で「結婚はもう懲り懲り」というスタンスを30年近く崩していない。それはひとつの価値観であり、Mさんには何があってもすべて自分の責任だと引き受ける覚悟が見える。おそらく何かハプニングがあったとしてもひとりで潔く歳を重ねていくのだろう。
その反対にこれまた「何回結婚に失敗しても結婚したい」と公言するTさん(50代)にもお話を伺った。彼は最初の日本人の奥さんと20年ほど一緒に暮らし、奥さんが子供を連れて出て行ってからはフィリピンの女性と2回結婚をし、その三人目の奥さんが先日また出て行ってしまったので、また新しい奥さんをもらいたいと外国人女性を専門に紹介してくれる結婚相談所に依頼しており、ひとり紹介してもらう度に何十万も支払っているという。
Tさんは20年来千葉で工務店を自営しており見た目はやさしそうで親切なおじさんという感じだ。しかし、人はみかけによらないこともあるので、「それにしても度重なる奥さんの家出はどうしてですか?暴力をふるったりはされないですか?
なぜ奥さんがみんな出て行ってしまれるのですか?」と、失礼ながら聞いてみた。「暴力なんてとんでもありません!逆にボクが殴られるくらいです!」とムキになって否定されたがどの女性も黙って出て行ったので原因がわからないと言う。
前妻との間にも前々妻との間にも子供がいるので「生活費が足りない」と元妻たちに言われるとついお金を持って行ってしまうとのこと。フィリピンの女性は嫉妬心が強いのでそれが気に入らなかったのでしょう、との自己分析だ。
「それにしても何度も奥さんに出て行かれてもまだ結婚したいのですか?」と聞いてみると即座に「結婚したいですね、ひとりで暮らすなんて真っ平です。奥さんが居て子供がいる家庭は温かいじゃないですか?ひとりでメシを食うなんてそんな寂しい生活は信じられません。ボクは何回でも結婚しますよ」とおっしゃる。ただ「末永く一緒に暮らせる女性が見つかれば何度も結婚などしませんよ」とのこと。50代後半にさしかかろうとしているので希望している日本人の40代女性はまったく相手にしてくれないそうだ。
Tさんによると、フィリピン女性なら20歳も年が違っても収入が安定していさえすればいくらでも相手が見つかるというので、これからTさんが何回結婚を繰り返すのかわからないが彼はおそらく「永遠の家庭の温かさ」を求めて結婚に挑戦していくのだろう。
こうして見てみるとMさんとTさんの違いは何もない。Mさんはつまり二度と結婚しなくてもそれが自分の「幸せ」なのだ。そしてTさんは何回結婚を繰り返しても、女性と一緒に「温かい家庭」を作ることをずっと求め続ける。お二人ともあたりまえに「自分の幸せ」を求めているだけだ。
「結婚」については昔から多くのパターンがあり、人の価値観が並立しており、それぞれの山があるので人の価値観をどうこういう必要はないと思う。人とのかかわりの深さも個人差があり、それをどの程度掘り下げて人間関係を結んで生きるかも個人の自由だ。
しかし生きかたが細分化され価値観もさらに多様化し、まだまだ多くの「幸せのかたち」や「結婚観」そして「結婚しないオトコの理由」もあるような気がする。まだまだ深く取材を続けてみたいと思うが、多くの人が自分の幸せを求めてまじめに生きているのが感じられ取材させてもらうたびにそれぞれの生き方に心を動かされる。(長谷川 薫)
■関連リンク 結婚しないオトコシリーズ
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