【オトコ魂】僕らの「結婚を決意した瞬間」
約1年前に5年の半同棲を解消し、今でも友達付き合いをするA子さん(30歳)が酔って山崎氏(仮名・33歳)に電話をかけてきたのはまだ雪の残る1月某日の深夜だった。その後、自宅でワインをシコタマと飲むのだが、酔うと急に人恋しくなる山崎さんは、未練たっぷりにこんな話をしたという。
「彼氏ができたらしいね」
「うん」
「ごめんね。結婚しようって言い出せなくて。オレに甲斐性があれば直ぐにでも結婚したかったんだよ」
「うん。知ってる」
「A子は結婚とか考えてるの?」
「実は…彼氏に『結婚しよう』って言われてるんだよね…」
A子さんと現在の彼氏(28歳)は付き合ってまだ半年。聞けば甲斐性…というか収入も山崎氏と大差ないという。山崎氏がどうしても言い出せなかった「結婚」の二文字をあっさりキメる彼氏には「収入とかの不安もあるけれど、とにかく好きだから一緒になりたい」とA子さんは言われたが、「好きなのは間違いない。年齢から結婚への焦りもある。でも、不安を抱えたままこんなに早く結婚してもいいものか迷っている」というのが彼女の本音らしい。「金銭面は二人で力を合わせればなんとかなる。でも、家族になるにはもう少し時間が欲しいなって」
では、実際に結婚した男女にはどんなドラマがあったのだろう。広告代理店に勤める吉永氏(仮名、32歳、結婚1ヶ月、年収600万)は言う。「彼女は30歳のOL。約9年の同棲を経て結婚しました。彼女が三十路になり『もう30だからいいかげんに結婚して!』って言われて…。で、彼女に結婚の二文字を言わせてしまったことでもう逃げられないなって。実は、2年前にも結婚をせがまれて『結婚する気はない』ってハッキリ言ったんです。当時、彼女は28歳。収入面での不安もあれば、他の女性に目移りする自信も無かった。結婚を意識したのは、彼女が30になったとき。僕が30になったときにはそんな気は起こらなかったんですけど、今まで結婚に踏み込めなかった何かが消えたんです。ちろん金銭的に彼女を食わす自信ができたこともあります」
また、フリーのグラフィックデザイナー秋本氏(仮名、32歳、結婚3ヶ月、年収350万)は言う。「彼女は29歳のショップ店員。付き合って1年が過ぎた春、同棲することを決めました。で、お互いの両親に紹介することになったんですが、彼女の実家に挨拶に行った際『同棲するならいづれ結婚しなさい』みたいな流れになって。当時、僕は「もう30だから早くしなきゃ」みたいな結婚に対する焦りは皆無だった。もちろん将来的には結婚する気でいたんですが、彼女も彼女の両親も『いつ結婚するんだ』みたいな流れになり、最終的には『彼女の年齢的にも同棲ではなくて結婚しなさい』みたいな流れになって…。もう覚悟を決めるしかないのか、と(笑)。後悔? というよりは『結婚か、それとも別れるか』を迫られたら、もちろん結婚だった。迷いはあったけど、彼女に『結婚したい』と思われていることが嬉しかったから流れに任せたような気がします」
また、IT企業に勤める武田氏(仮名、30歳、結婚1年、年収500万)は言う。「僕は結婚を前提で年上の彼女(32歳)と付き合いました。彼女の年齢を理由に『結婚前提じゃないと付き合わない』って言われて。1年後に同棲を始めるんですが、"服を脱いだら脱ぎっぱなし"みたいに些細な生活習慣や価値観の違いで彼女がイライラする期間が1年くらい続いて…。で、二人で温泉旅行に出かけた夜、彼女から『結婚いつにする?』って。僕は「しないワケじゃないけど急がなくても」と答えたんですが、「なかなか結婚しようって言ってくれない」って泣かれてしまって…。後から聞いたんですが、彼女は怒りながらも妥協できる範囲のイライラで、結婚を見据えた夫婦のルー作りのつもりだったらしい。でも僕は結婚に不安を覚えちゃって。彼女の一言がなければプロポーズするタイミングを見失っていたのかもしれません」
女性には「30歳までに結婚」という社会の縮図のようなものがある。話を伺ったお三方、奇しくもみんな彼女が30歳前後なこと、加えて女性が結婚を迫ることで結婚に至っている。逃げ出すことは出来たハズなのに、だ。将来を見据え、家族を養う覚悟で男が本気で結婚を決意する瞬間とは、女性の年齢こそがパラダイムシフトになるのだろうか。
★実は先の山崎氏とA子の会話にはこんな続きがある。「そんな付き合って半年で結婚なんて言い出すヤツとするなよ。オレの方がA子のことを何倍も理解している。今なら言えるんだ、『結婚してくれ!』」「グスン。もう遅いよ。でも結婚したら別れが来るんだよ。結婚しなかったら"永遠"でいられるんだよ。"永遠"のままがいいよ(泣)」「俺は結婚、イコール"永遠"なんだ」「私は結婚より永遠の方が上なんだよ」あれから2ヶ月、彼氏との結婚の報告はまだ受けていないという。(高木 胎児)
■取材協力
・クラブアフター
・ナイトサーチアゲハ
「彼氏ができたらしいね」
「うん」
「ごめんね。結婚しようって言い出せなくて。オレに甲斐性があれば直ぐにでも結婚したかったんだよ」
「うん。知ってる」
「A子は結婚とか考えてるの?」
「実は…彼氏に『結婚しよう』って言われてるんだよね…」
A子さんと現在の彼氏(28歳)は付き合ってまだ半年。聞けば甲斐性…というか収入も山崎氏と大差ないという。山崎氏がどうしても言い出せなかった「結婚」の二文字をあっさりキメる彼氏には「収入とかの不安もあるけれど、とにかく好きだから一緒になりたい」とA子さんは言われたが、「好きなのは間違いない。年齢から結婚への焦りもある。でも、不安を抱えたままこんなに早く結婚してもいいものか迷っている」というのが彼女の本音らしい。「金銭面は二人で力を合わせればなんとかなる。でも、家族になるにはもう少し時間が欲しいなって」
では、実際に結婚した男女にはどんなドラマがあったのだろう。広告代理店に勤める吉永氏(仮名、32歳、結婚1ヶ月、年収600万)は言う。「彼女は30歳のOL。約9年の同棲を経て結婚しました。彼女が三十路になり『もう30だからいいかげんに結婚して!』って言われて…。で、彼女に結婚の二文字を言わせてしまったことでもう逃げられないなって。実は、2年前にも結婚をせがまれて『結婚する気はない』ってハッキリ言ったんです。当時、彼女は28歳。収入面での不安もあれば、他の女性に目移りする自信も無かった。結婚を意識したのは、彼女が30になったとき。僕が30になったときにはそんな気は起こらなかったんですけど、今まで結婚に踏み込めなかった何かが消えたんです。ちろん金銭的に彼女を食わす自信ができたこともあります」
また、フリーのグラフィックデザイナー秋本氏(仮名、32歳、結婚3ヶ月、年収350万)は言う。「彼女は29歳のショップ店員。付き合って1年が過ぎた春、同棲することを決めました。で、お互いの両親に紹介することになったんですが、彼女の実家に挨拶に行った際『同棲するならいづれ結婚しなさい』みたいな流れになって。当時、僕は「もう30だから早くしなきゃ」みたいな結婚に対する焦りは皆無だった。もちろん将来的には結婚する気でいたんですが、彼女も彼女の両親も『いつ結婚するんだ』みたいな流れになり、最終的には『彼女の年齢的にも同棲ではなくて結婚しなさい』みたいな流れになって…。もう覚悟を決めるしかないのか、と(笑)。後悔? というよりは『結婚か、それとも別れるか』を迫られたら、もちろん結婚だった。迷いはあったけど、彼女に『結婚したい』と思われていることが嬉しかったから流れに任せたような気がします」
また、IT企業に勤める武田氏(仮名、30歳、結婚1年、年収500万)は言う。「僕は結婚を前提で年上の彼女(32歳)と付き合いました。彼女の年齢を理由に『結婚前提じゃないと付き合わない』って言われて。1年後に同棲を始めるんですが、"服を脱いだら脱ぎっぱなし"みたいに些細な生活習慣や価値観の違いで彼女がイライラする期間が1年くらい続いて…。で、二人で温泉旅行に出かけた夜、彼女から『結婚いつにする?』って。僕は「しないワケじゃないけど急がなくても」と答えたんですが、「なかなか結婚しようって言ってくれない」って泣かれてしまって…。後から聞いたんですが、彼女は怒りながらも妥協できる範囲のイライラで、結婚を見据えた夫婦のルー作りのつもりだったらしい。でも僕は結婚に不安を覚えちゃって。彼女の一言がなければプロポーズするタイミングを見失っていたのかもしれません」
女性には「30歳までに結婚」という社会の縮図のようなものがある。話を伺ったお三方、奇しくもみんな彼女が30歳前後なこと、加えて女性が結婚を迫ることで結婚に至っている。逃げ出すことは出来たハズなのに、だ。将来を見据え、家族を養う覚悟で男が本気で結婚を決意する瞬間とは、女性の年齢こそがパラダイムシフトになるのだろうか。
★実は先の山崎氏とA子の会話にはこんな続きがある。「そんな付き合って半年で結婚なんて言い出すヤツとするなよ。オレの方がA子のことを何倍も理解している。今なら言えるんだ、『結婚してくれ!』」「グスン。もう遅いよ。でも結婚したら別れが来るんだよ。結婚しなかったら"永遠"でいられるんだよ。"永遠"のままがいいよ(泣)」「俺は結婚、イコール"永遠"なんだ」「私は結婚より永遠の方が上なんだよ」あれから2ヶ月、彼氏との結婚の報告はまだ受けていないという。(高木 胎児)
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・クラブアフター
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