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ネットは悪か? とっても「世論操作」的な神戸新聞の論説=橋下知事と女性職員の論争問題で
2008年03月22日09時15分
【PJ 2008年03月22日】− 21日付の神戸新聞の論説「正平調」に、大阪府の橋下知事と府の役人をめぐるネット上での論争について、とっても世論操作的な作文が掲載されていたのでご紹介しよう。
神戸新聞はこの論争についてまず「この知事、何か言われたら言い返さなければすまない性格なのだろうか」と前置きする。ここで神戸新聞はネット側が支持する知事に対して否定的なイメージを読者に植え付けようとするのであった。
そして「(知事と役人の)この一件をめぐって、インターネット上でひぼうや中傷が広がっている。発言への反論ならまだしも、テレビの映像が流れ、名前や思想信条などの情報まで飛び交うとなると、尋常ではない」と綴(つづ)り、ネットの荒廃ぶりを強く印象づけるのであった。「ふむふむ、確かに尋常ではない」。多くの読者はそう感じるであろう。
読者に恐怖を植え付けることに成功した神戸新聞は、いよいよ核心の世論操作に入る。「知事の人気の高さがうかがえる半面、職員であれ府議であれ、批判をすると、匿名の非難が殺到する状況には息苦しさを覚える」と結論づけるのであった。ここに神戸新聞のレトリックが見え隠れするのである。
確かに、ネット上での府の女性役人への批判や誹謗中傷はひどい。だが、この一件について、もう一度振り返り、批判や非難の中身を考えてみる必要があるだろう。そもそも、あの女性役人の知事への発言は「批判」だったのだろうか。ネットで問題となっている一つは女性役人の知事に対する言葉遣いだ。仮にもあの女性は成人社会人。職務実態以前の社会人としてのマナーが問われているのである。
しかも、女性役人は「サービス残業」の実態がないにもかかわらず、あたかもそれを強いられているかのような「ウソの発言」をしていたことが、後のテレビとのインタビューで明らかになる。これは批判されるべきものではないのか。放漫勤務実態が暴かれた府役人が、世間さまからの批判をかわすウソの言い訳をしていたとして、ネットで批判されている。
実際、ネット上ではあの女性を応援・擁護する声も多くあるし、一方で橋下知事への批判・誹謗中傷もひどいのが現状だ。神戸新聞は極度に単純化された対立構造を偽造し、ネットの恐ろしい世界を演出した。
問題の核心部はここだ。神戸新聞は職員や府議の発言は「批判」であり、ネット上の発言は「非難」だとしている。批判とは「批評し判定すること」と肯定的な意味である。一方、非難とは「欠点・過失などを責めとがめること」で、否定的な意味合いを持つ。似て非なるモノなのだ。ここで神戸新聞は馬脚を現し、あからさまなネット議論への嫌悪感を表出させるのであった。
なぜだろうか。ここからは我が輩の邪推である。これは神戸新聞が「ネットの議論はいい加減で恐ろしいモノ」で「まともな言論はやはり新聞」。だから「ネットなど見ずに、新聞を取りましょう」という意図が見え隠れしているのであった
追記:神戸新聞の「正平調」とは「正しく、公平な、論調」という意味であろう。この題目の付け方もさることながら、こんなまじめくさったコラムの下に「絶対に見ないでください」といったエロサイト的見出しが付いた広告が掲載されているのには笑えた。【了】
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 大森勇三【 東京都 】
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神戸新聞はこの論争についてまず「この知事、何か言われたら言い返さなければすまない性格なのだろうか」と前置きする。ここで神戸新聞はネット側が支持する知事に対して否定的なイメージを読者に植え付けようとするのであった。
そして「(知事と役人の)この一件をめぐって、インターネット上でひぼうや中傷が広がっている。発言への反論ならまだしも、テレビの映像が流れ、名前や思想信条などの情報まで飛び交うとなると、尋常ではない」と綴(つづ)り、ネットの荒廃ぶりを強く印象づけるのであった。「ふむふむ、確かに尋常ではない」。多くの読者はそう感じるであろう。
読者に恐怖を植え付けることに成功した神戸新聞は、いよいよ核心の世論操作に入る。「知事の人気の高さがうかがえる半面、職員であれ府議であれ、批判をすると、匿名の非難が殺到する状況には息苦しさを覚える」と結論づけるのであった。ここに神戸新聞のレトリックが見え隠れするのである。
確かに、ネット上での府の女性役人への批判や誹謗中傷はひどい。だが、この一件について、もう一度振り返り、批判や非難の中身を考えてみる必要があるだろう。そもそも、あの女性役人の知事への発言は「批判」だったのだろうか。ネットで問題となっている一つは女性役人の知事に対する言葉遣いだ。仮にもあの女性は成人社会人。職務実態以前の社会人としてのマナーが問われているのである。
しかも、女性役人は「サービス残業」の実態がないにもかかわらず、あたかもそれを強いられているかのような「ウソの発言」をしていたことが、後のテレビとのインタビューで明らかになる。これは批判されるべきものではないのか。放漫勤務実態が暴かれた府役人が、世間さまからの批判をかわすウソの言い訳をしていたとして、ネットで批判されている。
実際、ネット上ではあの女性を応援・擁護する声も多くあるし、一方で橋下知事への批判・誹謗中傷もひどいのが現状だ。神戸新聞は極度に単純化された対立構造を偽造し、ネットの恐ろしい世界を演出した。
問題の核心部はここだ。神戸新聞は職員や府議の発言は「批判」であり、ネット上の発言は「非難」だとしている。批判とは「批評し判定すること」と肯定的な意味である。一方、非難とは「欠点・過失などを責めとがめること」で、否定的な意味合いを持つ。似て非なるモノなのだ。ここで神戸新聞は馬脚を現し、あからさまなネット議論への嫌悪感を表出させるのであった。
なぜだろうか。ここからは我が輩の邪推である。これは神戸新聞が「ネットの議論はいい加減で恐ろしいモノ」で「まともな言論はやはり新聞」。だから「ネットなど見ずに、新聞を取りましょう」という意図が見え隠れしているのであった
追記:神戸新聞の「正平調」とは「正しく、公平な、論調」という意味であろう。この題目の付け方もさることながら、こんなまじめくさったコラムの下に「絶対に見ないでください」といったエロサイト的見出しが付いた広告が掲載されているのには笑えた。【了】
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