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【独女通信】ドロンジョ様に見る働く女の悲哀
2008年03月25日14時00分 / 提供:独女通信
ヤッターマンとは、1977年に放送されたアニメ。今、放映されているのは、ヤッターマンのテイストはそのままに、現代風のアレンジを聞かせたもの。現代風とはいえ、「タイムボカンシリーズ」で育った独女世代としては、その懐かしさに愛着を感じるもの。
さて、現代版のヤッターマンは、テーマソングのアレンジをめぐっていろいろ話題を振りまいたが、ドロンジョ様やボヤッキー、トンズラー、ドクロベエの声は当時と同じ声優さんが務めているとあって、懐かしさもひとしおだ。
編集者の由子さん(仮名・34歳)も、この番組を見た一人。始めは昔を思い出しながら、「懐かしい!」と喜んでいたが、ふとこう思ったという。
「ドロンジョ様って大変…」
年上と思しき男の部下を二人抱えるドロンジョ様。しかし、お世辞にも仕事ができると言えない部下はミスばっかり。満足な休暇も取れないまま、今日はあっちの町へ、明日はこっちの町へと出張続き。おまけに、絶対的な権力を振りかざすワンマン上司・ドクロベエ様は、いつもとんでもない指令を思いつきで下してくる。
「これって、『キツいノルマを課すだけ課す割には、何のフォローもしてくれない上司』と、『悪いやつじゃないけど使えない後輩』に挟まれて苦しむ私たち独女と同じだなあと思って。昔はガンちゃんとかアイちゃんに感情移入してたけど、今は、ドロンジョ様にシンパシイを感じちゃう(笑)」
一方、会社員の夏美さん(仮名・30歳)は、昔からドロンジョ様派。
「子供の頃から、いい子ぶってるアイちゃんは嫌いなんですよ。だって、ガンちゃんの後ろにくっついてるだけなのに、最後にはトクをするでしょ。そのちゃっかりぶりがカチンとくるんですよね。だから、余計にドロンジョ様が『要領の悪いお姉さん』に見えて、ひそかに応援してました」
すっかり大人になった夏美さんのドロンジョ様への思いは変わらず、いつもヘマばかりして報われない悪者ぶりに、愛おしささえ感じてしまうという。
「日本って、ある程度の年齢になった女に冷たいですよね。何かにつけて悪者扱いされたり、割を食っている気がする独女にとって、ドロンジョ様は共感できる存在のはず」。
自分が正しいと信じて疑わない若いカップル(ガンちゃんとアイちゃん)に何かと仕事の邪魔をされ、キツいノルマに仕事仕事の毎日。何とか仕事を成功させても、上司(ドクロべエ様)からは理不尽なセクハラの応酬。ドロンジョ様は、まさに働く女の厳しい現実の象徴なのだ。
たかが子供向けと侮るなかれ。働く女の悲喜こもごもを感じさせる奥深いアニメ、ヤッターマンを、いやドロンジョ様を、独女通信はこれからも応援します!(栗頭渋子)
■関連リンク
・ヤッターマン - 公式サイト








