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ジャーナリストたちよ、長井健司さん射殺事件を忘れることなかれ(上)

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ジャーナリストたちよ、長井健司さん射殺事件を忘れることなかれ(上)
日本ペンクラブ主催の『Wipの日』が3月14日、日本プレスセンターホールで開催された。テーマは、『なぜ、この国を伝えたいのか』(ビルマ報道とジャーナリストの目)(撮影:穂高健一、3月14日)
【PJ 2008年03月18日】− 映像ジャーナリストの長井健司さんが、07(昨年)9月27日にビルマ(ミャンマー)・ヤンゴンで取材活動中に、治安部隊に射殺された。長井さんはカメラマン、記者として、僧侶と市民の反政府デモを取材しているさなかに、至近距離から射殺されたのだ。この事件は日本中に衝撃を与えた。と同時に、日本政府と軍事政権の問題とか、フリージャーナリストの取材のあり方とかに、国民の目がむけられた。

 ビルマ軍事政権はいまだに民衆や僧侶たちへの弾圧を続けている。思想信条や出版の自由はなく、獄中作家が絶えることはない。弾圧を受けた人たちは徒歩で、タイとの国境を越えて逃げてきている。ビルマ軍事政権は自らをミャンマーと呼ぶ。国際的には多くのひとが『ビルマ』と呼んでいる。それにもかかわらず、日本政府やマスメディアは、ミャンマー政府といい、ビルマ軍事政権とは使いたがらない。日本はODAなどで、ビルマ軍事政権に対する援助は世界でも一、二の国になっている。長井健司さんが射殺されたときから、それらも問題視された。

 日本ペンクラブは、07年10月9日に『ミャンマー政府による新たな言論弾圧、日本人ジャーナリストの殺害、僧侶・市民の拘束に抗議し、言論の自由の回復を求める声明』を、ビルマ(ミャンマー)大使館ならびに、内外の関係機関に送っている。

 同クラブは毎年、Wipの日(ライターズ・イン・プリズン=獄中作家の日)に、シンポジウムを開催している。今年は3月14日、日本プレスセンターホール(東京・千代田区)で、『なぜ、この国を伝えたいのか』(ビルマ報道とジャーナリストの目)が開催された。定員200人の会場は一般の人、在日ビルマ人、報道関係者でほぼ埋め尽くされた。

 開会のあいさつで、今野敏さん(同クラブ・人権委員会の委員長)は、「Wipは国際ペンの組織です。日本ペンクラブはその下で活動しています」と説明した。
 世界中には、言論活動や文学活動のなかで、政府や権力を批判したために弾圧され、獄に入れられた作家、ライター、ジャーナリスト、(最近ではインターネット・ライターも多い)がいる。Wipは、どういう人たちが投獄されているか、それを調べている。

 「調査の結果、07年1月から12月まで、殺されたり、投獄されたりした作家やジャーナリストの総数は1009人います。Wipは、そういう人たちに支援活動をおこなっています」。これら活動を知ってもらうために、日本ペンクラブは年一度、『Wipの日』を開催している。今野さんは、同シンポジウムの趣旨を説明した。

 「昨年の9月、ビルマで長井健司さんが射殺される、ショッキングな事件が起きました。あの衝撃は決して忘れてはならない」と述べた。【つづく】

■関連情報
記者HP:穂高健一ワールド
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パブリック・ジャーナリスト 穂高健一【 東京都 】
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