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「高校探訪」学ぶ、教える、考える、『ともに生きるには?』(1)

「高校探訪」学ぶ、教える、考える、『ともに生きるには?』(1)
「山田さく」さんは精神保健福祉士の資格をもち、県立・横浜清陵総合高校で「福祉」の科目を教えている。(撮影:穂高健一、2月5日) 写真一覧(3)
【PJ 2008年03月18日】− 一度の面識で名刺を交わした女性から、一通の手紙と献本がとどいた。送り主は「山田さく」さんだ。彼女は精神保健福祉士の資格をもち、神奈川県立・横浜清陵総合高校で「福祉」の科目を教えている。献本は薄い絵本で、やまだとこ著『つぼのなかのクリオネ』というタイトルだった。

 手紙の一部を紹介すると、『5年前に精神科で、実習中の私が作成した、紙しばいを出版したものです。患者さんが、私のつたない紙しばいを見て、「いつか本にしたら」と応援してくれました。(年数がたち)でき上った本をクリニックの精神科に持参したところ、患者さんはすでに亡くなっていました』という内容だった。

 自費出版ですが、第二刷でわずかな印税が入り、車いすにのる障害者に、子ども用ヘルメットを贈りました、と書き添える。さらには、高校生たちの福祉の授業では教材としても使っています、と記す。

 山田さんが週2回ほど教べんをとる、同校の石川裕二校長から取材許可が取れた。同時に、社会科(ライフデザイン科目の主任)の坂本宏明先生、さらには生徒からもインタビューと撮影の承諾を得たことから、2月5日に同校に出向いた。

 横浜・山下公園に近く、坂道を登った丘の上で、元横浜国大の跡地にあった。04(平成16年)4月1日に、県立清水ヶ丘高校、県立大岡高校の2校が統合された新設校だった。

 山田さくさんが受け持つ『社会福祉援助技術』の授業風景から取材させてもらった。白板には、『福祉のこころ』というタイトルが書かれていた。高校2年生の男女の目が注がれている。

 「世の中には年寄り、子ども、障害がある人、元気な人、外国人といろいろいます。障害を持っているために、生きづらい人が一杯います」と山田さんが話す。そして、ノーマライゼーション(高齢者や障害者を施設などに隔離するのではなく、皆が一緒に暮らす社会こそノーマルだ、という福祉に関する思想)の説明に入った。

 世の中には、外見で人を判断してしまう、差別がある。障害者にとって、障害自体は生活していくうえで、確かに不自由。それよりも、世の中から差別されることのほうが不幸だという。

 「健康な人と一緒に生活したいな、と思っていても、日本の事情はそれらの人に対して、あまり親切ではないのです」と実態を語る。【つづく】

■関連情報
ライブドア・デパート:やまだとこ著『つぼのなかのクリオネ』
横浜清陵総合高校ホームページ
記者HP:穂高健一ワールド
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 穂高健一【 東京都 】
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「高校探訪」学ぶ、教える、考える、『ともに生きるには?』(1)
山田さく教師の『社会福祉援助技術』の授業風景。高校2年生の男
「高校探訪」学ぶ、教える、考える、『ともに生きるには?』(1)
生徒は、山田さく教師の『福祉のこころ』という説明に聞き入る。
  
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