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衆参「分立政治」を耐えて、学んでいこう

【PJ 2008年03月17日】− 教科書で三権分立(separation of the powers)は習ったが、実習は不十分だった。長く自由民主党一党独裁が続いたから、権力の分立の本当の所が分かっていなかった。学習の機会もなかったに等しい。

 衆参における分立の規定は日本国憲法第59条第1項にある。「法律案は、この憲法に特別の定のある場合を除いては、両議院で可決したとき法律となる」。衆参分立は厳密な規定だ。「両議院で可決したとき法律」となるには、一字一句完全に同一の内容でなければならない。

 国民は衆参分立政治から徐々に学び始めている。マスメディアはあいかわらずオオカミ少年を演じている。日銀総裁人事に対する民主党の「不同意」に新聞各紙の批判はあからさまだ。

 「『不同意ありき』の民主党は無責任だ」(日経)、「日銀総裁人事 腑に落ちぬ不同意の理由」(朝日)、「日銀総裁人事 『財金分離』は理由にならない」(読売)、さらに「総裁ポストに空席が生じれば、市場に懸念を与え、『日本売り』を加速させる」(産経)。

 国民の方はマスメディアに簡単にはだまされなくなってきた。マスメディアがふりまく終末論に耐性(たいせい)ができつつある。一役買ったのが安倍晋三だ。内閣総理大臣の不在によって権力に穴があいた印象もなかったし、第一何事も起こらなかった。

 ガソリン税の暫定法案が参院を通過しなかったらどうになるか。記者などは一度見てみたい口だ。減税で庶民の生活はどう変わるのか、困るのか、うるおうのか。国家及び地方の財政は本当に行き詰まるのか。「道路特定」利権に群がっている連中はどうなるか。抵抗するか、開き直るか.それとも干上がってしまうのか。興味は尽きない。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 吉川 幸雄【 神奈川県 】
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