インタビュー：上木彩矢「苦手なモノはどんどん克服したい」
――昨年夏に発売した「明日のために」に続くシングルとなりますが、前作同様1曲目と2曲目とで世界観が変わりますね。「SUNDAY MORNING」は歌い方もこれまでのクールでかっこいいイメージから、可愛らしい女性の一面も見えて。サウンドもポップになってきましたね。
上木彩矢（以降、上木）：そうですね。今年の一弾目はちょうど3月で、春ソングなので。そういう意味では爽やかにできたかな、という感じです。セカンドアルバムもかなりポップでキャッチーなものをやっていたんですけど、実を言うとまだ慣れていない分野なので（笑）。でも、自分のスキルアップのために色々なことが出来る方がいいと思うので。原点に戻ることはいつでも可能なので、それまでは色々なことをやってみて、合うか合わないかはそれから判断しようかなと。それで今年は爽やかに、春ソングが第一弾という感じになりました。――対して、2曲目の「Just take my heart」は原点に近い感じですね。
上木：そうですね、割と近いと思いますね。もともととても気に入ってる曲なので、カップリングに収録するというのはちょっともったいない感じではあったんですけど、自分としてはカップリングと思っていないので、いいかなと（笑）。――対照的な2曲で、自分の中の二面性を出したいというわけではない？
上木：ないですね。今回に関しては、そういう風に考えていないので。いい曲があるから出す、聴いてもらいたい曲があるから出す、みたいな感覚でやっていますね。――仕事上、日曜とか曜日感覚はあまり無いと思いますが、休みの日はどのように過ごしていますか？
上木：寝てます！起きたら朝なんか通り越してますよ。起きたら夕方という日もあって、夕方から雑貨屋さんに行って、無駄な買い物をするんです。金魚を飼っているので、金魚のフィルターとか（笑）。――どれぐらい飼っていますか？
上木：まだ3〜4年ぐらい。でも、デカいんです。元々、小っちゃい時に飼っていたので、金魚好き、動物好きなんです（笑）。――正直、金魚を飼っていそうなイメージはあまり持っていなかったですね。
上木：あ、本当ですか？（笑）。――今回は「LIVE×AYA KAMIKI」と「KERA×AYA KAMIKI」との2パターンのジャケットがありますが、ファッション誌の「KERA」には以前にも出られていたり、そういったモデル的な活動を今まで以上に増やしていきたいとは思いませんか？
上木：いい勉強になりますね。撮影とかで色々なスタジオに行くと、自分のPV撮影とかでも使えるようなスタジオに出会ったりもするし。ファッション誌に出るというのはすごく面白いことで経験にもなるし、楽しくやれています。――あくまで本業は音楽であって、息抜きといったらちょっと言葉悪いですけど。
上木：うん。音楽、音楽、音楽、ファッション、音楽ぐらいな割合で。無責任かもしれませんが、たまにやるからすごく楽しいのかも。――もっと増えると。
上木：あー、無理ですね！（笑）。というのも元々そういう出身じゃないので、モデルさんのポーズって、やっぱり洋服の雑誌なので、髪が掛かっているとダメだとか、洋服を見せなきゃいけないとか、本当にすごい格好になるんですよ。――普段はなかなかとらないポーズになったり。
上木：そう。終わった後、もう体のあちこちが痛くて。私には絶対に無理ですね。――色々な洋服をたくさん着られて嬉しい！という感じではないですか？
上木：もうそのレベルを通り越して、途中からは、本当に何着も着なきゃいけないのが大変になってきて（笑）、借り物なので汚したらいけないとか、そういう点は「面倒臭いな…」とは思いますけど、今は割合がちょうどいいくらいなのか、楽しいですね（笑）。
