世界最大の電気街やオタク文化の発信地として知られるスポット“秋葉原(アキバ)”。この地で最近注目を集めているのが“食べ物”だ。

 今回は、知る人ぞ知る“アキバ系ファーストフード”を紹介したい。

 まず、おでん缶で有名になった缶詰の自動販売機。今ではラーメン缶、カレーうどん缶、スープパスタ缶など十数種類の缶詰がラインナップに加わっている。値段は1缶300円前後。自販機を設置しているあるショップの自動販売機では、今も1日平均300本以上購入されているという人気フードとなっている。

 次は、そのネーミングに驚かされる「段ボール肉まん」だ。中国で話題になったそれをもじったものだが、具が段ボールなのではなく、単に段ボール箱に入っている肉まんのこと。「男の塩味・官能系」と「女の醤油・癒し系」の2種類があるのだが、商品名が商品名だけに、品質、安全のチェックに万全を期しているという。

 この商品を昨年末から半年限定で販売しているのは「毬琳(マリリン)」で、販売員はオリジナル美少女キャラクターのコスプレをしているという萌えぶりだ。

 派手な看板が目印となっているのは「ドラゴンアイス秋葉原店」。この店で今人気なのが「もっふるたん」。お餅の生地でワッフルのようにつくられた「もっふる」に、チョコやハムチーズなどをトッピングするのだが、最も話題となっているのは「ブルーギルもっふるたん」。

 ブルーギルとは、その繁殖力、捕食力が他の生態系に脅威となっているアメリカ産の外来魚のこと。そのブルーギルをフライにしてはさんだもので、有害外来魚の活用としても注目されている。

 最後に「ドネルケバブサンド」。これは牛の薄切り肉を串に刺して大きなロールケーキ状にし、回転させながら焼くというもの。ナイフで削ぎ落とした肉を、辛口や甘口のソースをつけてパン生地ではさんだり、ライスと一緒に食べたりするのである。オススメはヨーグルトソース。なぜなら、「ドネル・ケバブにはヨーグルトソースだろう」というセリフがあることが、「ガンダムSEED」フリークには知られているから。

 電気部品だけが特徴だった街が、メイドカフェやコスプレ、同人コミック、フィギュアといったオタク文化の街としても認知されるようになった。そして次はオリジナルフードの発信地としてのブレイク間近な予感が漂う。

 進化・拡大するマルチカルチャーシティ“アキバ”。しばらくは目が離せないスポットである。

(フジイナオキ)

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