不朽の名作が携帯ゲーム機に移植されていく昨今。
来月ついにあの大作RPG第2弾の移植版が発売される。
1996年にスーパーファミコンで発売された「スターオーシャン」の続編としてPSで発売された「スターオーシャンセカンドストーリー」が「セカンドエボリューション」のタイトルでPSPに完全移植。
前作も「ファーストディパーチャー」とサブタイトルを加えて同ゲーム機に移植されており、こちらは昨年の12月に発売している。
発売元はファイナルファンタジーやドラゴンクエストで知られるスクウェア・エニックス。
なお、両作品ともに移植版の開発は原作のトライエースでは行っていない。

本作は「ダブルヒーローシステム」で最初に主人公をクロードとレナから選択する。
同じ物語をクロードとレナの目を通して違う視点から楽しめるだけでなく、主人公によっては仲間に出来ないキャラや見れないイベントがあるなど「ぜひ二度遊んでみて下さい」的なものとなっている(あるキャラを仲間にすると別のキャラが仲間にならない、クロード編・レナ編でしか加入しない仲間の存在など)。
だが、それが押し付けがましくなくプレイヤーを引き込んでくれるのが本作だ。
プレイヤーは奥行きのあるバトルフィールドで2Dのキャラを操作し、必殺技や紋章術などを駆使して敵を蹴散らしていく。
スターオーシャンシリーズ特有のPA(プライベートアクション)も健在で、旅先の町で解散して自由行動をする仲間は時に意外な一面を見せてプレイヤーを驚かせてくれる。
またエンディングにも関わる仲間同士の「感情度」もこのPAで大きく上下し、PA中に歩いている仲間の進路を妨害すると下がったりするなど実に込んだ作り。
やりようによっては仲間にスリを働いてアイテムを入手することも出来たり、特技で偽札を作ったりと主人公らしからぬ悪行に走れてしまうのも本作の醍醐味だ。
PAは主人公や仲間の面子、ストーリーの進行状況によっては見ることが出来ないものも。
一度で全てのPAを制覇することは不可能、エンディングもそれぞれの仲間同士の感情度によって変化するので各主人公で一回ずつプレイするだけに留まらず、やり込もうと思えば何度でも遊べてしまう。
ストーリーの壮大さもさることながらキャラクターも魅力的。
背中に双頭龍を背負ってしまった気弱な青年剣士、活発な発明少女、戦う薬剤師、寡黙な剣士に生意気な天才少年など誰を仲間にするかもプレイヤー次第だ。

声優は一部キャラクターを除いて一新。
発売日は4月2日(水)、値段は5,040円(税込)とお手頃価格。
フェイスグラフィックの追加&フルボイス化が実現し、キャラクターの喜怒哀楽もリアルに表現。
懐かしのシーンに生き生きとした声と表情が吹き込まれる。
最近楽しめるRPG、やり込めるRPGがない。
そんな方にはまさにもってこいの作品ではないだろうか。