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マンドリンとギターが彩る楽しいひととき〜ホワイトデー・スペシャルディナーイベント=秋田市

マンドリンとギターが彩る楽しいひととき〜ホワイトデー・スペシャルディナーイベント=秋田市
平氏が弾くマンドリンは1890年に作られたもので、ナポリの下町でふと入った楽器店でためし弾きをした瞬間に「これだ!」と感じ購入したのだという。
(撮影:北島 要子/3月9日) 写真一覧(4件)
【PJ 2008年03月11日】− 秋田市内のイタリアンレストラン「La Sala」(秋田県秋田市桜2-26-19)で9日、「Duo LEGGENDA(マンドリニスト平 丈恵 氏とギタリスト神原 順一 氏によるユニット)」によるホワイトデー・スペシャルディナーイベントが開催された。啓蟄(けいちつ)もすぎたというのに、前日までは吹雪や積雪・氷点下とまだまだ冬の様相を呈していた秋田市内であったが、この日は時折青空がみえるなど比較的落ち着いた天候で、春を訪れを感じることのできる一日であった。

 この日、店内には、ラジオ放送でイベントを知った人やレストランの常連・両氏の知人といった18名が来店し、約2時間強のスペシャルディナータイムを楽しんだ。当初、来店客からの事前リクエストも交えたJ-POPやクラシック・ギターソロなど全8曲の演奏予定だったようだが、終了後のリクエストで秋田県出身の作曲家・成田 為三 氏の「浜辺の歌」を演奏に合わせて客席と合唱するなどあれやこれやと4曲が演奏され、結局全12曲を披露するというサービス満点のイベントとなった。事前のリクエストはバレンタインデーイベントのときと比較して少なかったということだが、距離感のない小規模なイベントならではの良さが当日に発揮されたというところであろう。

 平氏のイベントで驚かされるのはそのレパートリーの広さである。前回もだが、今回も客席のリクエストに応じてスマートに演奏をこなす姿は、見ていて気持ちいい。実際、どの程度レパートリーがあるのかを伺ってみたところ、意外な話をしてくださった。

 平氏は過去に数年ほど音楽葬の仕事にも携わっておられ、その際には、前日・前々日になって曲目が決まり夜中にコンビニでスコアをコピーしたり、葬儀の当日、時間が空(す)いたからと突然事前の打ち合わせには無い30分ほどの演奏を依頼されたりといった経験をされたという。大変な仕事ではあったが、その仕事のおかげで初見のコツやレパートリーの蓄積、舞台度胸を培うことができたのだそうだ。現在では、よく耳にするような曲であれば大体は弾くことができるのだというが、これも常日ごろの修練のたまものであろう。

 どちらかというと会場やお客さまの空気を感じ、一緒に楽しむことをより大事にできる小規模なイベントのほうが好きだというお二人。その言葉どおり、曲の演奏前には必ず自分の言葉で、語りかけるようなコメントがあったり、客席をまわっての会話の中で共通点を見つけ談笑するなど、相互のコミュニケーションを大切にしている様子が端々に感じられる。

 「Duo LEGGENDA」としての活動も二年目に入り、お客さまと一緒になって楽しめる演奏をしていくことはもとより、二人で演奏できるレパートリーの範囲を広げ、いろんな場所でいろんなスタイルで演奏していきたいといい『場所が違うと響きが違うので引くほうも新鮮なんです』と話す姿からは、弾くことを心から楽しんでいるという気持ちが溢(あふ)れ出ていた。この言葉とおり、平氏は天気のいい日には屋外の公園などでマンドリンの練習をされているそうなので、近隣の方は耳にしたこともあるのではないだろうか。屋内より屋外で練習したほうが大きな音を出せるようになると、にっこりとほほ笑んで話されていた。

 また、最近、和服を着て外出することが楽しくなったという平氏は、今年初めのイベントでも和服を着て「桜」「春の海」といった和の曲を含め演奏するなど、和テイストを取り入れたコンサートも行っている。今後は桜の季節に角館でやってみたいなど構想は尽きないようだ。角館といえば桜と武家屋敷。そこに和服姿でマンドリンとギターの演奏・・・。一見不思議な光景に思えるかもしれないが、筆者としてはどんな風に融合するのか興味津々なので、ぜひ実現していただきたい。

 この日、客席からは『楽しかった』『これなら毎年足を運んでもいい』という喜びの声が聞こえたイベントではあったが、筆者には一つ残念なことがあった。来店客の一人がストロボを装着したカメラで撮影をしており、角度を変えてストロボがたかれるたびに狭い店内は一瞬真っ白になり目が眩(くら)み、せっかくの良い雰囲気に水を差されてしまうことが度々あったのだ。良い瞬間を残したいと一生懸命撮りたいのはわかるのだが、奏者の間近に行きストロボをたいて撮影されては集中も途切れるのではないだろうか。

 過去、筆者が取材した先でも地元TV局や新聞社と同席したことが何度かあるが、イベント中であっても狭い場所であってもわれ先にと三脚ごとカメラを移動して歩いたり、のべつまくなしにストロボをたくなどする姿は迷惑極まりなく、見苦しいことこの上なかった。賛否両論あるとは思うが、取材や撮影に臨む時には、対象となる相手・参加しているお客さんといった方々の立場や状況を第一に考え行動する配慮が必要だと、この日、あらためて感じたのである。【了】

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パブリック・ジャーナリスト 北島 要子【 秋田県 】
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この日は、演奏席が中央にあったことで緊張していたという神原
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この日は4品からなるイタリアン料理のコースディナーが用意され
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演奏終了後、「La Sala」のオーナー夫妻から送られた花束を手に
 
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