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【コラム】弥生賞/東の刺客 いざ無敗でクラシックへ!

【コラム】弥生賞/東の刺客 いざ無敗でクラシックへ!
無敗のクラシックホース誕生に向け、関東馬フサイチアソートが弥生賞へ挑む! 写真一覧(2)
 “西高東低”と呼ばれるようになって、どれぐらいの時が経過したでしょうか。今週の弥生賞、古くはミスターシービー、シンボリルドルフなどの関東馬が、のちのクラシック制覇に向けステップとしたレースでした。しかし、ここ15年は関東馬がわずかに2勝。スペシャルウィーク、ディープインパクトなどの関西馬が、ここをステップにクラシックを制しています。

 “西高東低”となった一因は、栗東に坂路が登場したことが大きいでしょう。栗東に遅れること8年、美浦にも坂路が設立されましたが、自然の勾配を活かした栗東に比べ、美浦の坂路は人工のもの。馬に掛かる負荷がまるで違うわけです。

 輸送の面も“西高東低”の一因として挙げられます。高速道路の整備により、栗東から府中や新潟に行くのは便利ですが、美浦から阪神や小倉に行くのは不便なのです。栗東から京都は目と鼻の先ですが、美浦から中山でも結構輸送時間は掛かりますからね。

 さらに、美浦で使用されている水は霞ヶ浦を水源としていますが、他の競馬場や栗東に比べ水質が悪いといわれています。実際、関西馬や地方馬が美浦に滞在した際に、水を飲ませるのに苦労するケースもあるぐらいです。

 こういった様々なマイナス要素があるため、馬主さんの頭の中にも「関西に馬を預けようか」という意識が働いてしまい、関東には質の高い馬が集まりにくくなってしまったのでしょう。

 ですが昨年、美浦にはポリトラックが誕生しました。脚元への負担がウッドや坂路に比べ少ないため、思うような調整ができるようになったのです。負荷をかけ鍛えるのには適しませんが、馬を仕上げるのにはもってこい。それから最近の美浦では30代の若い調教師が、新しい調整法などを取り入れ「関西に負けたくない」という強い意識を持つようになりました。例えば水に関しては、業務用の大型浄水器を設置するなどして馬の体調管理に努めている厩舎も増えています。

 ポリトラックの誕生、そしてこうした若い調教師たちの努力により、美浦にも質の高い馬が集まり始めたような気がします。弥生賞の出走馬を見ても、その質はここ15年とは明らかに違う勢力図。フサイチアソート、マイネルチャールズ、スズジュピター、タケミカヅチなど多くの関東馬が人気を集めそうです。

 私の注目はポリトラックで最終追い切りを行っていたフサイチアソート。横山くんも相当の惚れ込みようです。この馬が弥生賞で無傷の3連勝を飾り、一躍クラシックの主役に躍り出る。そしてこれを期に東西の勢力図に変化が起こる。元関東の調教師としては、そうなることを信じています。(新関 力)
【コラム】弥生賞/東の刺客 いざ無敗でクラシックへ!
新関力…元JRA調教師。82年の桜花賞馬リーゼングロスなど数
   
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アバンティー
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