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崩れ去った生協の『安くて安全・安心神話』=中国製毒入りギョーザ事件

崩れ去った生協の『安くて安全・安心神話』=中国製毒入りギョーザ事件
「安全性の確保」「品質の確かさ」「低価格の実現」をコープ商品のこだわりだとしているが・・・。生協のホームページより引用
【PJ 2008年03月04日】− 生活協同組合に対するイメージとはどういうものだろうか。我が輩などの中年世代は「安くて安心・安全」という印象がある。学生時代、食事や日用品でほとんど毎日お世話になった。「生協のものが安くて安心・安全なのは、我が輩らが出資し、信頼できる人々が良心的に運営をしているからだ」などと思いこんでいた。

 1980年代後半ごろから、家電製品の大型量販店や大型ショッピングセンターが相次いで生まれ、生協よりも安い値段で同じモノを購入できるようになった。このころから生協の運営が厳しくなっていったのだろう。また、生協自体にも「わたしたちは消費者の見方」を錦の旗に、内部で変な独善的な考え方がはびこってきたのではないか。その結果が今回の「中国製毒入りギョーザ事件」なのである。

 生協の「安くて安心・安全」神話は崩れ去ったと言っていい。「まさか、生協の品物に毒が入っていたなんて。じゃあ、どこで食べ物を買えばいいの」。すでにオバサンになってしまった我が輩のメル友はこう愚痴っていた。多くの主婦は同じ思いなのだろう。

 新聞やテレビを見る限り、それにしても生協の対応は納得がいかない。自らが起こした事故なのに、まるで他人事のように感じてしまうのは我が輩だけではないだろう。確かに、毒を入れたのは中国の食品メーカー関係者かもしれない。そして、毒入りギョーザの輸入販売元はJTだった。だが、しかし。まったく毒入り検査もせずに、「生協の品物だから安くて安心・安全ですよ」を売りにして、店頭に並べていたのだから、生協にも大きな責任がある。

 問題は「生協のレゾンデートルとはなんぞや」ということに尽きる。値段で言えば、量販店に行けば安い品物がくさるほどある。安心・安全といえば高級食料品店に行けばいい。安くて安心・安全というなしえがたい高品質を提供してこそ、生協なのだ。その根幹が崩れ去ってしまった。

 日本生活協同組合連合会のホームページをのぞいてみると、「安全性の確保」「品質の確かさ」「低価格の実現」をコープ商品のこだわりだとしている。しかも「食、食料、産地に対しても真面目です!」だと大々的にうたっているではないか。

 生協執行部が変に権威化し、組織全体におごりや慢心が蔓延(まんえん)していなかったのか。生協のエリート幹部は毒入りギョーザ事件を自分たちの問題として、もっとよく考えて欲しい。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 大森 勇三【 東京都 】
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