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石破茂氏は防衛省を改革できるのか

【PJ 2008年03月03日】− 石破防衛相は辞任するべきですか?という世論調査では石破防衛相の辞任を否定する意見が圧倒的に多い。コメントを見ると、「今の腐った日本のやり方を正すことが責任をとることです」「トップがやめて省庁が良くなった話は聞いたことがない」「事件の解決、防衛省の改革をきちんと済ませてから、やめる、やめないを議論しても遅くはない」などという、辞任すべきでない理由が挙げられている。

 事故を起こした直接の責任は艦長を始めとする乗組員にある。が、その後の対応に問題はなかったろうか。

 防衛相は一報の90分後に登庁した。それについては、すぐ近くの議員宿舎におり、状況は分かるので特に問題があったわけではないという。しかし、連絡を受けてから90分もたってからでは遅いのではないか。また、海上保安庁に無断で行われた航海長の事情聴取は、事前に防衛相への報告がなく、吉川栄治海上幕僚長の判断によるものであり、航海長の移送は行方不明者を捜索中のヘリを用いて行われた。それでいて、海上幕僚長を指導するどころか、自らも直接聴取した。

 その後の情報公開のもたつきぶりは知っての通りだ。説明が二転三転することは度々ある。情報を上げる部下の問題もあるが、鵜呑(うの)みにする防衛相に判断能力、指導力はあるのだろうか。

 福田首相を始めとして、辞任すべきでない理由の一つに石破氏に防衛省改革を期待していることを挙げている。しかし、上記のような対応を見る限り、就任して数か月が過ぎているのに省内を掌握できていないのではないか。改革するどころか、制服組の言いなりになってはいまいか。それに石破氏は防衛庁時代にも長官であった人物だ。そのときはどうだったのか。今なら改革できるのか。

 石破氏は自他共に認める軍事オタクであり、防衛政策については右に出るものはいないとまで言われる。もし辞任されないなら、“プロ顔負けの知識”を駆使して制服組の手玉に取られないようにがんばってもらいたいものだ。【了】

■関連情報
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パブリック・ジャーナリスト 小菅 俊幸【 岩手県 】
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