今週のお役立ち情報
【IT革命児】ドリームメーカー!伝説を生み出す男「スティーブ・ジョブス」
スティーブン・ポール・ジョブス氏(以下スティーブ・ジョブス氏)という名前は、インターネットやIT業界で仕事をしている人であれば、一度は耳にしたことがあるだろう。Macで知られるアップルコンピューターの創設者のひとりであり、そのカリスマ性の高さから常に注目を集め続けている人物だ。
コンピューター・メーカーの最高執行責任者は世界中に何人もいるが、スティーブ・ジョブス氏ほど一挙手一投足が注目される人はそう多くない。なぜ、彼は注目を集め続けるのだろうか?
スティーブ・ジョブス氏が歩んだ足跡を振り返り、人間としての彼の魅力に迫ってみよう。
■アップルが誕生するまで
●生まれてすぐ養子に
スティーブ・ジョブス氏は1955年2月24日、シリア人の政治学者アブダルファン・ジャンダリ氏とアメリカ人 大学院生ジョアン・シンプソンの間に生まれた。養子に出すことが誕生以前に決められていたため、生まれてすぐにポール・ジョブズ、クラリス・ジョブズ夫婦に引き取られた。映画「地上より何処かで(ここよりどこかで)」の原作小説を著した作家のモナ・シンプソンさんは彼の異父の妹になる。実母との再会を果たしたのは、彼が30歳を過ぎた頃だと言われている。
●10歳でコンピューターをあやつる
スティーブ・ジョブス氏がコンピューターに興味を持ったのは、コンピューター言語「BASIC」をマスターした10歳の頃だと言われている。高校時代、ヒューレット・パッカードの夏季インターンシップで働いていたときにアップルの共同創設者となるスティーブ・ウォズニアック氏と出会う。
1972年、彼はオレゴン州のリード大学へ進学したものの、半年間で中退してしまう。その後の1年間はコーラの瓶を売って食費を稼ぐという生活の苦しい時代もあった。大学を退学してからも同校のキャンパスを放浪し、哲学やカリグラフィの教室に通っていたそうだ。
●棚からぼた餅で大金を稼ぐ
スティーブ・ジョブズは1974年、コンピューター・メーカー「アタリ」にエンジニアとして就職する。入社当時からアタリの創設者であるノーラン・ブッシュネル氏に気に入られていた彼は、ノーラン・ブッシュネル氏から直々にブロックくずしゲーム「ブレイクアウト」の部品点数を減らす回路設計を任させる。
減らした部品の数が報酬になると聞かされたスティーブ・ジョブス氏は、自分では手に負えない仕事であることに気づき、スティーブ・ウォズニアック氏に改造の作業を頼んだ。ウォズニアック氏は見事に部品点数を減らしたが、あまりに難解な回路であったため、ウォズニアック氏自身にしか理解できず、ジョブズ氏は会社から設計のやり直しを命じられる。ジョブス氏から泣きつかれたウォズニアック氏は、誰にでも理解できる回路に設計し直し、ジョブズ氏は会社から多額の報酬を得た。
ジョブス氏は最大の功労者であるウォズニアック氏に報酬の山分けを持ちかけ、彼に小切手で350ドルを支払うが、実際には5,000ドルを受け取っており、差額はオレゴン州の共同牧場につぎ込んだ。この報酬搾取については、のちにウォズニアック氏にバレてしまい、ジョブズ氏とウォズニアック氏との間にはしばらく確執が発生したようだ。
●知恵の実?「Apple I」誕生へ
1975年、世界初のコンピューター・キット「Altair 8800」が発売される。「Altair 8800」を知ったウォズニアック氏は、MOSテクノロジーのチップ「6502」を使用すれば、より安く安易な回路のコンピューターが製作できると考え、半年間でオリジナルのコンピューターを設計する。
当時のウォズニアック氏はヒューレット・パッカードで働いていたことから同社に商品化を持ちかけたが、相手にされなかった。アタリのアルコーン氏も同様の反応であったためにジョブス氏と売り出すことを決意して資金集めに奔走することになる。ジョブズ氏はワーゲンバスを、ウォズ氏はヒューレット・パッカードのプログラミング電卓を売却して製造したコンピューターこそ、今日のMacの原型とも言える「Apple I」※なのだ。
※正式名称は「Apple Computer I」
「Apple」の名前の由来については、「電話帳の前の方に載ったほうが良いから」「林檎畑を車で走っていて思いついた」「この機械は現代の知恵の実だから」など諸説があるのだが、真相はジョブス氏しか知らない。会社のロゴに関しては、アダムとイブが林檎(知恵の実)を食べて知恵をつけたことから、「知恵の実を食べる」という意味を持たせたかったからのようだ。
少し話はそれるが、スティーブ・ジョブス氏は日本の文化や技術に関心が高いそうだ。日本食とくに蕎麦が大好物で、アップル本社の食堂「Mac Cafe」には、彼がが考案した「刺身ソバ」というメニューがあるという。
●伝説のスピーチも
スティーブ・ジョブス氏は、素晴らしい経営者であると同時に天才的な営業マンでもある。彼の天才ぶりをもっとも良くあらわしているのが、発表会や基調講演でのスピーチだ。彼の巧みな話術は、新製品が登場するたびに世界中のアップルファンを虜にし、伝説として語り継がれている名スピーチを数々生み出している。
有名なものとしては、こんなスピーチがある。
スティーブ・ジョブス氏は、いつものようにジーンズ姿で登場する。そのジーンズには、コインを入れる小さなポケットが付いていた。彼は「この小さなポケット(コイン入れ)は、一体何に使うのか、今まではわからなかった。このポケットは、これを入れるためにあったんです」と語りながら、iPod nanoをポケットから取り出して披露したと言われている。
また2005年6月に米スタンフォード大学の卒業式で行った「祝賀スピーチ」は、「伝説のスピーチ」とまで言われ、日本語字幕を付けた動画が「字幕.in」で公開され、大反響を呼んだ。
・Steve Jobs Stanford Commencement Speech 2005(字幕.in)
スティーブ・ジョブス氏が世界から注目を集める理由のひとつは、その話術にある。ブロックくずしの改造を友人にやらせてしまったのも、巧みな話術があってこそだ。彼がアップルのCEOである限り、ファンに新しい夢を与え続けてくれることだろう。
参考
・アップル - 企業サイト
・アップルジャパン - 企業サイト
・スティーブ・ジョブズ - ウィキペディア
編集部:関口哲司
Copyright 2008 livedoor. All rights reserved.
コンピューター・メーカーの最高執行責任者は世界中に何人もいるが、スティーブ・ジョブス氏ほど一挙手一投足が注目される人はそう多くない。なぜ、彼は注目を集め続けるのだろうか?
スティーブ・ジョブス氏が歩んだ足跡を振り返り、人間としての彼の魅力に迫ってみよう。
■アップルが誕生するまで
●生まれてすぐ養子に
スティーブ・ジョブス氏は1955年2月24日、シリア人の政治学者アブダルファン・ジャンダリ氏とアメリカ人 大学院生ジョアン・シンプソンの間に生まれた。養子に出すことが誕生以前に決められていたため、生まれてすぐにポール・ジョブズ、クラリス・ジョブズ夫婦に引き取られた。映画「地上より何処かで(ここよりどこかで)」の原作小説を著した作家のモナ・シンプソンさんは彼の異父の妹になる。実母との再会を果たしたのは、彼が30歳を過ぎた頃だと言われている。
●10歳でコンピューターをあやつる
スティーブ・ジョブス氏がコンピューターに興味を持ったのは、コンピューター言語「BASIC」をマスターした10歳の頃だと言われている。高校時代、ヒューレット・パッカードの夏季インターンシップで働いていたときにアップルの共同創設者となるスティーブ・ウォズニアック氏と出会う。
1972年、彼はオレゴン州のリード大学へ進学したものの、半年間で中退してしまう。その後の1年間はコーラの瓶を売って食費を稼ぐという生活の苦しい時代もあった。大学を退学してからも同校のキャンパスを放浪し、哲学やカリグラフィの教室に通っていたそうだ。
●棚からぼた餅で大金を稼ぐ
スティーブ・ジョブズは1974年、コンピューター・メーカー「アタリ」にエンジニアとして就職する。入社当時からアタリの創設者であるノーラン・ブッシュネル氏に気に入られていた彼は、ノーラン・ブッシュネル氏から直々にブロックくずしゲーム「ブレイクアウト」の部品点数を減らす回路設計を任させる。
減らした部品の数が報酬になると聞かされたスティーブ・ジョブス氏は、自分では手に負えない仕事であることに気づき、スティーブ・ウォズニアック氏に改造の作業を頼んだ。ウォズニアック氏は見事に部品点数を減らしたが、あまりに難解な回路であったため、ウォズニアック氏自身にしか理解できず、ジョブズ氏は会社から設計のやり直しを命じられる。ジョブス氏から泣きつかれたウォズニアック氏は、誰にでも理解できる回路に設計し直し、ジョブズ氏は会社から多額の報酬を得た。
ジョブス氏は最大の功労者であるウォズニアック氏に報酬の山分けを持ちかけ、彼に小切手で350ドルを支払うが、実際には5,000ドルを受け取っており、差額はオレゴン州の共同牧場につぎ込んだ。この報酬搾取については、のちにウォズニアック氏にバレてしまい、ジョブズ氏とウォズニアック氏との間にはしばらく確執が発生したようだ。
●知恵の実?「Apple I」誕生へ
1975年、世界初のコンピューター・キット「Altair 8800」が発売される。「Altair 8800」を知ったウォズニアック氏は、MOSテクノロジーのチップ「6502」を使用すれば、より安く安易な回路のコンピューターが製作できると考え、半年間でオリジナルのコンピューターを設計する。
当時のウォズニアック氏はヒューレット・パッカードで働いていたことから同社に商品化を持ちかけたが、相手にされなかった。アタリのアルコーン氏も同様の反応であったためにジョブス氏と売り出すことを決意して資金集めに奔走することになる。ジョブズ氏はワーゲンバスを、ウォズ氏はヒューレット・パッカードのプログラミング電卓を売却して製造したコンピューターこそ、今日のMacの原型とも言える「Apple I」※なのだ。
※正式名称は「Apple Computer I」
「Apple」の名前の由来については、「電話帳の前の方に載ったほうが良いから」「林檎畑を車で走っていて思いついた」「この機械は現代の知恵の実だから」など諸説があるのだが、真相はジョブス氏しか知らない。会社のロゴに関しては、アダムとイブが林檎(知恵の実)を食べて知恵をつけたことから、「知恵の実を食べる」という意味を持たせたかったからのようだ。
少し話はそれるが、スティーブ・ジョブス氏は日本の文化や技術に関心が高いそうだ。日本食とくに蕎麦が大好物で、アップル本社の食堂「Mac Cafe」には、彼がが考案した「刺身ソバ」というメニューがあるという。
●伝説のスピーチも
スティーブ・ジョブス氏は、素晴らしい経営者であると同時に天才的な営業マンでもある。彼の天才ぶりをもっとも良くあらわしているのが、発表会や基調講演でのスピーチだ。彼の巧みな話術は、新製品が登場するたびに世界中のアップルファンを虜にし、伝説として語り継がれている名スピーチを数々生み出している。
有名なものとしては、こんなスピーチがある。
スティーブ・ジョブス氏は、いつものようにジーンズ姿で登場する。そのジーンズには、コインを入れる小さなポケットが付いていた。彼は「この小さなポケット(コイン入れ)は、一体何に使うのか、今まではわからなかった。このポケットは、これを入れるためにあったんです」と語りながら、iPod nanoをポケットから取り出して披露したと言われている。
また2005年6月に米スタンフォード大学の卒業式で行った「祝賀スピーチ」は、「伝説のスピーチ」とまで言われ、日本語字幕を付けた動画が「字幕.in」で公開され、大反響を呼んだ。
・Steve Jobs Stanford Commencement Speech 2005(字幕.in)
スティーブ・ジョブス氏が世界から注目を集める理由のひとつは、その話術にある。ブロックくずしの改造を友人にやらせてしまったのも、巧みな話術があってこそだ。彼がアップルのCEOである限り、ファンに新しい夢を与え続けてくれることだろう。
参考
・アップル - 企業サイト
・アップルジャパン - 企業サイト
・スティーブ・ジョブズ - ウィキペディア
編集部:関口哲司
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