群雄割拠、世界で最も層が厚いウェルター級では無冠の帝王ジョン・フィッチが出場。本来であれば日本の郷野聡寛と対戦予定であったが、郷野の拳の手術により代役のクリス・ウィルソンと対戦することになった。4月19日に行われるセラ×GSP、ポスト・チャンピオンシップに挑む一番手として、評価を得るには難しい対戦相手になってしまったが、ここは豪快な勝利が要求される。

そのウェルター級では、同じくトップグループに位置するジョシュ・コスチェック、ディエゴ・サンチェスの両者も出場する。ディエゴに勝利したもののGSPに完敗を喫したコスチェックは、ダスティン・ハザレーと。ディエゴは、ジュカオン・カルネイロの代役デビッド・ビエルクヘーデンと対戦。約11ヶ月ぶりの登場となるアンドレイ・アルロフスキー×ジェイク・オブライエン戦と同様に、ノーPPVのプレリミナリーファイト出場と、ここでもズッファの厳しさがみられる。

そんな彼らをアンダーカードに追い込んだヒース・ヒーリング×チーク・コンゴのヘビー級戦。ミノタウロを追い込んだ男とミルコを下した男の一戦は、日本のファンの興味をよそに、勝者がファブリシオ・ベルドゥムと並び次期ヘビー級タイトルコンテンダーになる大切なファイトだ。

■全対戦カードは下記の通り

・UFC世界ミドル級タイトルマッチ/5分5R
【王者】アンデウソン・シウバ(ブラジル)
vs 【挑戦者】ダン・ヘンダーソン(アメリカ)

・ヘビー級/5分3R
ヒース・ヒーリング(アメリカ)
vs チーク・コンゴ(フランス)

・ミドル級/5分3R
アレッシオ・サカラ(イタリア)
vs クリス・レーベン(アメリカ)

・ミドル級/5分3R
岡見勇信(日本)
vs エヴァン・タナー(アメリカ)

・ウェルター級/5分3R
クリス・ウィルソン(アメリカ)
vs ジョン・フィッチ(アメリカ)

・ヘビー級/5分3R
アンドレイ・アルロフスキー(ベラルーシ)
vs ジェイク・オブライエン(アメリカ)

・ウェルター級/5分3R
ルイジ・フィオラバンティ(アメリカ)
vs ルーク・クモ(アメリカ)

・ウェルター級/5分3R
ダスティン・ハザレー(アメリカ)
vs ジョシュ・コスチェック(アメリカ)

・ウェルター級/5分3R
デビッド・ビエルクヘーデン(スウェーデン)
vs ディエゴ・サンチェス(アメリカ)

・ライト級/5分3R
ジョン・ハルバーソン(アメリカ)
vs ジョージ・グルジェル(アメリカ)