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数字力 第8回 製品値上げの影響(3)〜製品特性に応じた数量の減少度合い〜

 前回、製品の値上げをすれば販売数量が減ることを需要曲線と供給曲線で説明しました。今回はその販売数量の減り方を考えてみます。

 当然のことですが、減り方は製品に応じて変わります。経済学の教科書は、値上げによる販売数量の減少度合いはその製品の「需要の価格弾力性」次第であると教えます。「需要の価格弾力性」とは価格の変更に対応する需要の変化度合いです。ある製品が価格に関わらず必要とされる必需品であれば需要の価格弾力性は小さく、数量の落ち込みは少なくなります。逆に、価格に需要が大きく左右される製品であれば、販売数量は劇的に落ち込みます。

 食料品などは必需品と考えられ、値上げしてもそれほど販売数量は落ちないと思うかもしれません。しかし、そうは簡単に割り切れません。多分、米などは食料品の中でも特に必需品と考えられるでしょう。確かに米の価格上昇が少しであれば、ガマンして米を買い続けるかもしれません。しかし、その価格がある一定の臨界点を超えると、消費者も米ではなくパンやパスタやそばを食べ始めるでしょう。


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