「オシャレ」HOTEI。「ハシャギ」YACCO。=午後3時のトークショウ。
2008年02月21日13時33分 / 提供:PJ
Feb.16。Saturday。Harajyuku。ここは、外国のファッションストリートか、すっかり様変わりした表参道。横文字ブランドが連なる街。明治通りの交差点から、世界の名所竹下通りの真向かいの「KDDIデザイニングスタジオ」前に人並みが列をなしていた。あの、ロックスター布袋寅泰(HOTEI)さんと、スタイリスト高橋靖子(YACCO)さんの「午後3時のトークショウ」表参道物語が始まるのだ。
ロック好きが縁で、YACCOさんに事前の取材を得ていた。楽屋に訪ねると、いつもにこやかな笑顔のYACCOさんが、噂に聞く長身のギタリストHOTEIさんを紹介してくれた。ラグビーならFWのロックが似合いそうだった。ロックミュージックが好きになった原因は、写真家鋤田正義さんが撮った、デヴィッド・ボウイや、T-REXの写真だった。
今で言うならビジュアル系のロッカーたち、当時は、グラムロックとして、そのサウンドもやや、退廃的な中に、怪しげな美を発散していた。そんなロッカーに、都会的なセンスを感じ取ったのだろう。そして、ギターへのこだわりを聞いた。ロックには、ギターのインスツルメンタルは欠かせないこと、オリジナルなギターリフはHOTEIさん自身のサウンドを出せる武器に違いない。未だ若いジェネレーションのHOTEIさんには世界へもっと、ロックギタリストとして進出して欲しい日本の希有な一人だ。HOTEIさんは、その気持ちが強い事を語ってくれたのである。
この、KDDIデザイニングスタジオ・プレゼンツ 午後3時のトークショウ「表参道物語」の司会をする高橋靖子ことYACCOさんとは、1960年代、デザインプロダクションの盛んな時代、私は「My Graphic」でデザイナー、YACCOさんは「Les Mains」でコピーライター。クリスマスパーティが盛んな頃で、初めて見た彼女は、黒い顔に真っ白い歯で、その場をぱっと明るくする印象的な娘であった。その後、広告撮影の世界で、スタイリストとして、スタートしたのだった。
当時、貸し出しのしないデパートから、コスチュームを借り出せるのは、彼女だけであった。それだけの信用と実力がその後の彼女を支えたのは言うまでもない。スタイリストの草分けと言われる所以である。1971年山本寛斎のファッションショーを成功させ、「ジギー・スターダスト」のデヴィッド・ボウイのスタイリストを担当。そのサウンド世界にも、のめり込んだ。彼女のアーティスト、クリエイター、ミュージッシャンとの顔の広さは素敵な財産だ。エッセイ「家族の回転扉」で、第9回読売ヒューマン・ドキュメンタリー大賞、2006年、「表参道のヤッコさん」「わたしに拍手!」最近は「小さな食卓」の著書がある。
布袋寅泰(HOTEI)さんは、1981年、氷室京介さん等と、「BOØWY」結成。80年代若者を掴む大ヒット。氷室のヴォーカル、布袋のギターは、ローリング・ストーンズの、ミック・ジャガー、キース・リチャーズを彷彿させたものだった。1987年解散、1988年東京ドームでファイナルコンサート。そして1988年アルバム「GUITARYHTHM]でソロデビュー。その後、「吉川晃司とCOMPLEX」結成解散。以後ベスト・アルバムやライヴ・アルバム、映画のサウンド・トラックまで含め約30枚のアルバムをリリース。数多くのミリオンヒットを記録し、またプロデューサーとしても活躍。奥様は歌手女優の今井美樹さんである。2007年、3ヶ月半に渡り全国を巡った「HOTEI and The WANDERERS FUNKY PUNKY TOUR 2007-2008」は大反響の中、2月9日に日本武道館でファイナルを迎えた。
ファン注視のナマのトークショウは、YACCOさんのHOTEIさんへの思い入れから始まった。デヴィッド・ボウイに惚れた共通点を持つ二人は、年の差も関係なくナチュラルなトークが進行した。しかし、YACCOさんは、HOTEIさんの「FUNKY PUNKY TOUR」を4回も行った熱の入れようで、彼女は、この場でHOTEIさんといるのが嬉しくてしょうがない事を、人前はばからず「ハシャイ」で、しゃべるのは、いつまでも好きなものに反応して、興味を示すのは、彼女の若さの秘訣だろう。深紅のスカートにジーパン、しかし、HOTEIさんは「金ピカのシューズ」これには、負けたと悔しがっていた。HOTEIさんは、渋いブラウンのレザージャケットに、同系のブラウンのサイドにデザイン入りのジーパン、そして、金ピカのスニーカーだ。「オシャレ」でカッコヨイ。ファッションとロックは切っても切れない大事なものだ。ロックンローラーの条件の一つだ。
HOTEIさんは、オンステージで見るよりは、その語る表情は、マイルドで柔らかい。武勇伝も数々あるだろうけど、ミュージックを楽しむミュージッシャンと聞き手のオーディエンスとを意識している、コンセプトのある男であると観た。過去のサウンドよりも新しいサウンドへ興味を示す、クリエイティビティを大切にしていくミュージッシャン、布袋寅泰さんは、世界へ飛翔してくれるに違いない。YACCOさんのナチュラルに「ハシャグ」司会ぶりは、聞き手を安心させる不思議な効果がある。午後5時を回った帰りの原宿、表参道は、賑やかな人の流れとは逆に、静かな夕焼けが、やけに美しかった。
♪喜怒哀楽主義でいこうぜ この魂 宇宙に一つ♪
【了】
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ロック好きが縁で、YACCOさんに事前の取材を得ていた。楽屋に訪ねると、いつもにこやかな笑顔のYACCOさんが、噂に聞く長身のギタリストHOTEIさんを紹介してくれた。ラグビーならFWのロックが似合いそうだった。ロックミュージックが好きになった原因は、写真家鋤田正義さんが撮った、デヴィッド・ボウイや、T-REXの写真だった。
今で言うならビジュアル系のロッカーたち、当時は、グラムロックとして、そのサウンドもやや、退廃的な中に、怪しげな美を発散していた。そんなロッカーに、都会的なセンスを感じ取ったのだろう。そして、ギターへのこだわりを聞いた。ロックには、ギターのインスツルメンタルは欠かせないこと、オリジナルなギターリフはHOTEIさん自身のサウンドを出せる武器に違いない。未だ若いジェネレーションのHOTEIさんには世界へもっと、ロックギタリストとして進出して欲しい日本の希有な一人だ。HOTEIさんは、その気持ちが強い事を語ってくれたのである。
この、KDDIデザイニングスタジオ・プレゼンツ 午後3時のトークショウ「表参道物語」の司会をする高橋靖子ことYACCOさんとは、1960年代、デザインプロダクションの盛んな時代、私は「My Graphic」でデザイナー、YACCOさんは「Les Mains」でコピーライター。クリスマスパーティが盛んな頃で、初めて見た彼女は、黒い顔に真っ白い歯で、その場をぱっと明るくする印象的な娘であった。その後、広告撮影の世界で、スタイリストとして、スタートしたのだった。
当時、貸し出しのしないデパートから、コスチュームを借り出せるのは、彼女だけであった。それだけの信用と実力がその後の彼女を支えたのは言うまでもない。スタイリストの草分けと言われる所以である。1971年山本寛斎のファッションショーを成功させ、「ジギー・スターダスト」のデヴィッド・ボウイのスタイリストを担当。そのサウンド世界にも、のめり込んだ。彼女のアーティスト、クリエイター、ミュージッシャンとの顔の広さは素敵な財産だ。エッセイ「家族の回転扉」で、第9回読売ヒューマン・ドキュメンタリー大賞、2006年、「表参道のヤッコさん」「わたしに拍手!」最近は「小さな食卓」の著書がある。
布袋寅泰(HOTEI)さんは、1981年、氷室京介さん等と、「BOØWY」結成。80年代若者を掴む大ヒット。氷室のヴォーカル、布袋のギターは、ローリング・ストーンズの、ミック・ジャガー、キース・リチャーズを彷彿させたものだった。1987年解散、1988年東京ドームでファイナルコンサート。そして1988年アルバム「GUITARYHTHM]でソロデビュー。その後、「吉川晃司とCOMPLEX」結成解散。以後ベスト・アルバムやライヴ・アルバム、映画のサウンド・トラックまで含め約30枚のアルバムをリリース。数多くのミリオンヒットを記録し、またプロデューサーとしても活躍。奥様は歌手女優の今井美樹さんである。2007年、3ヶ月半に渡り全国を巡った「HOTEI and The WANDERERS FUNKY PUNKY TOUR 2007-2008」は大反響の中、2月9日に日本武道館でファイナルを迎えた。
ファン注視のナマのトークショウは、YACCOさんのHOTEIさんへの思い入れから始まった。デヴィッド・ボウイに惚れた共通点を持つ二人は、年の差も関係なくナチュラルなトークが進行した。しかし、YACCOさんは、HOTEIさんの「FUNKY PUNKY TOUR」を4回も行った熱の入れようで、彼女は、この場でHOTEIさんといるのが嬉しくてしょうがない事を、人前はばからず「ハシャイ」で、しゃべるのは、いつまでも好きなものに反応して、興味を示すのは、彼女の若さの秘訣だろう。深紅のスカートにジーパン、しかし、HOTEIさんは「金ピカのシューズ」これには、負けたと悔しがっていた。HOTEIさんは、渋いブラウンのレザージャケットに、同系のブラウンのサイドにデザイン入りのジーパン、そして、金ピカのスニーカーだ。「オシャレ」でカッコヨイ。ファッションとロックは切っても切れない大事なものだ。ロックンローラーの条件の一つだ。
HOTEIさんは、オンステージで見るよりは、その語る表情は、マイルドで柔らかい。武勇伝も数々あるだろうけど、ミュージックを楽しむミュージッシャンと聞き手のオーディエンスとを意識している、コンセプトのある男であると観た。過去のサウンドよりも新しいサウンドへ興味を示す、クリエイティビティを大切にしていくミュージッシャン、布袋寅泰さんは、世界へ飛翔してくれるに違いない。YACCOさんのナチュラルに「ハシャグ」司会ぶりは、聞き手を安心させる不思議な効果がある。午後5時を回った帰りの原宿、表参道は、賑やかな人の流れとは逆に、静かな夕焼けが、やけに美しかった。
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パブリック・ジャーナリスト 池野 徹
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