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08年の競馬界を「アッ!」といわせる5人のホースマン【5】

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08年の競馬界を「アッ!」といわせる5人のホースマン【5】
厩舎開業3年目、さらなる飛躍を予感させる斎藤誠調教師。(写真=大野雅史) 写真一覧(2)

貪欲に、そして、よりひたむきに

斎藤誠(さいとう まこと)
71年千葉県生まれ。93年、前田厩舎の調教厩務員としてトレセン入り。その後、調教助手としていくつかの厩舎を経て06年に厩舎を開業。JRA通算23勝(08年1月21日現在)、うち重賞2勝(07年京成杯=サンツェッペリン、07年朝日杯FS=ゴスホークケン)。自分の性格については「とにかく負けず嫌い。あと貧乏な家庭で育ったので、ハングリー精神は人一倍あると思います(笑)」とのこと。



「運が良かっただけですよ」

 厩舎関係者に血縁者があるわけでもなく、特別なコネクションがあるわけでもない。そんな斎藤誠師が昨年、開業わずか2年目でGI制覇をはたした。“勝負は時の運”とはよくいわれることだが、運だけでGIを勝てるほど今の競馬界は甘くない。師は07年の活躍について、謙遜しながらもこう振り返った。

「一昨年の6月に開業して昨年は2年目。厩舎を立ち上げたばかりで、自分自身いろいろとゆき届かない部分もあったんですが、スタッフが一緒になって本当に頑張ってくれました。確実にステップアップをした、充実の1年でしたね」

 昨年挙げた勝ち星は18。馬房数は16ながら、地方も含め244回と意欲的にレースに出走、1年目の4勝をはるかに越える好成績を残した。

 活躍を続けている厩舎には、それぞれ独自の考え方やビジョンのようなものがあるが、斎藤誠厩舎はどんなテーマを掲げているのか。

「開業したときに“個と和”というのをスタッフ全員に伝えました。まず、スタッフ一人ひとりがプロの意識を持って仕事に取り組むこと。そして、そのスタッフが厩舎という1つのチームとなって馬を育てるということです。みんなの馬をみんなで育てる、そういう感じですね」

 ただ厩舎を運営するだけでなく、師は厩舎全体で戦う組織づくりと、高い意識をスタッフに植え付けた。先の“個と和”というテーマは、斎藤師が調教師になる前の経験から生まれたものだという。(次のページへ

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厩舎に加え藤田オーナーにとっても、GI初制覇となった(写真は
   
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