ゲストさんログイン

ウェブ検索

最新ニュース! クリックするほどよく分かる

livedoor ニュース

今週のお役立ち情報

【27歳、OL6人物語】大企業で働けているけど何だか満たされない(第2回)

【27歳、OL6人物語】大企業で働けているけど何だか満たされない(第2回)
■今回の主役 美紀
体育大学を卒業後、地元の小さな会社で事務をやっていたが華やかさを求めて丸の内にある商社に派遣で事務として働いて2年目。本当は正社員になりたいが、大手企業という条件を譲れないので派遣を選択中。趣味は合コンであらゆる部署の人と仲が良いがまだ彼氏はいない。学生時代はテニス部のエース。

この物語は高校時代のテニス部の同級生、真理子、美紀、純子、千夏、ゆかり、優美の6人それぞれが主人公としてオフィスの様子や仕事の悩みを展開していきます。詳しいプロフィールはこちら

「あの自分大好き男、マジうざ〜い。美紀さんがうまく盛り上げてくれて、ホントによかったですよ」。

 ケータイの向こうでユカはケラケラッと笑った。ユカとは年が3つ違うけれど、同じ派遣社員同士、仲良くやっている。ユカが今の会社に入ってきて3ヵ月、私たちはもう6回も一緒に合コンをした。ユカから誘われることもあれば、私が誘うこともある。持ちつ持たれつ、ってやつだ。

今日の相手は、広告代理店の男たちと聞いて、かなり気合を入れたのに。24時前に家にいて、ユカと反省会をしているなんて、大ハズレもいいところだ。

「あ〜あ。どっかにいい男いないかなあ」。

寝転がりながらつぶやいた。蛍光灯に照らされた四角い天井が、白々しく光っている。

「アハハ。最近、それ口癖ですよね。まあ、私もそうだけど。『大手だし、いい出会いがあったりして♪』なんて期待したけど…。ウチの部署、既婚者ばっかりじゃん!

 そうなのだ。私も今の会社に派遣が決まった時、少なからず、いやかなり期待をした。けれど、結婚したいと思える男はおろか、彼氏候補にさえ出会えていない。
体育系の大学を卒業したからといって体育の仕事につけるなんて思わなかった。だからあきらめ半分で初めて就職したのは、マンホールの蓋を作る会社だ。地味だけど、地元ではけっこう有名なのだ。仕事は楽しかったけど、周りはおじさんばかり。だから私は、若い男のいる会社や、もっとキラキラした世界で働こうと決めた。しかし、大手企業では一般事務の中途採用をしない。それで私は派遣社員になった。

「ところで美紀さん、もうすぐ契約切れるんですよね。どうするんですか?」

「えっ…どうするって…」

 突然話を振られて、思わず口ごもる。私はもぞもぞと身体を起こし、ベッドの縁に座りなおした。

「まあ、今のところは社員さんもいい人ばかりだし、いろいろ任せてくれるから、スキルアップにもなってる気がするし…指名してもらえれば、まだあそこにいたいと思うけど

「ふーん。私はスキルアップとか、いいや。結婚したら専業主婦になりたいから、派遣になったわけだし。大きい会社だって倒産するから、リスク回避としては結婚の方が堅いでしょ。あ、お風呂入らなきゃ。美紀さん、また明日ね」。

 一方的に切られたケータイを閉じ、私はぼんやりと自分の部屋を見渡した。ベッドとテーブルと少しの洋服で満杯になる小さなワンルーム。親の反対を押し切って一人暮らしを始めた頃、渋谷から電車で10分のこの町に住めば、キラキラした人になれる気がしたのに。

「ねえねえ、坂田さん」名前を呼ばれて視線を上げると、向かいの席の男性社員からパソコンのディスプレイ越しに、1枚の紙を手渡された。
12
コメントするにはログインが必要です
ログインしてください
投稿

前後の記事

経済アクセスランキング

注目の情報
髪の悩み、何をすべきか!
髪の悩みは、髪のプロに!
「発毛実感コース」─脱毛原因調査、発毛施術体験、発毛アドバイス。
1人1回だけ。自分の髪のこと、知るチャンス!


髪のプロに診てもらう→