13日の試合中に左ヒザの膝蓋腱を断裂する大ケガを負い、パリ13区のピティエ・サルペトリエール病院で手術を受けたロナウド(ACミラン)。手術は無事成功し、退院は1週間後となる見通しだ。

 レキップ紙によると、手術を執刀したエリック・ロラン医師は、ロナウドの度重なるケガの原因について聞かれ、まず「アイントホーフェンで受けていた処置がひとつ」と話した。「処置」の内容は具体的に明らかにしていないが、ロナウドがPSVアイントホーフェン時代に筋肉増強剤を用いていた、というブラジル・サッカー連盟の医師の発言を受けたものと見られる(ちなみにこの医師は、この発言の直後に連盟から解雇されている)。

 ロラン医師はさらに、ロナウドの体重がデビュー当時から15キロも増えて90キロになり、両脚にかかる負担が増したこと、メディアで取り沙汰されるトップスポーツと相容れない不節制な生活、そして31歳という年齢を挙げた。医師によると、このケガをするのは通常30歳を過ぎてから。ロナウドは8年前にも同じケガを右ヒザに負ったが、当時の年齢としては非常にまれなケースだったという。

 また、ロナウドが病院に到着したときのことを聞かれると、「落胆した様子はなかった。もともと口数が少なく、目でコミュニケーションをとるタイプ。8年前に執刀した我々に対する信頼を感じた」と語っている。

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