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08年の競馬界を「アッ!」といわせる5人のホースマン【3】

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08年の競馬界を「アッ!」といわせる5人のホースマン【3】
「いずれは追いつくつもり」国枝師はトップの藤沢和調教師を目標に見据える。(写真=宮原政典) 写真一覧(2)

われわれ厩舎サイドができるのは追い切りまで

国枝栄(くにえださかえ)
55年、岐阜県生まれ。90年に厩舎開業。JRA通算432勝(1月28日現在)。通算重賞13勝、うちGI4勝(ブラックホークで99年スプリンターズS、01年安田記念。ピンクカメオで07年NHKマイルC。マツリダゴッホで07年有馬記念)。昨年は自身初となる全国リーディング2位(関東リーディングは4年連続となる2位)、獲得賞金では関東1位(全国4位)に。


 ゴールした瞬間、場内がどよめいた昨年の有馬記念。勝ったのは9番人気の伏兵マツリダゴッホだった。“状態が良かったので、一発あると思っていた”とは管理する国枝栄調教師の言。天皇賞・秋で15着惨敗後、ジャパンCには目もくれず、有馬記念一本に的を絞り、いち早く放牧に出した師の選択が功を奏したのだ。そして、この勝利の瞬間、松田博調教師の40勝を抜き、国枝師は中央競馬全国リーディングトレーナー2位を確定させた。常にリーディングトップを走る同じ関東の藤沢和調教師(昨年は2年連続、通算13回目の全国リーディング首位獲得、国枝師とは7勝差)の背中もいよいよ見えてきたのではないか。そのことについて国枝師に聞くと、

「まァ、(全国2位は)たまたまだよ。もちろん毎月通信簿(成績)が出るから、1着をより多く獲りたいという気持ちはあるけどね。ふじさん(藤沢和師)とは古い付き合いで、競馬の世界に入ってすぐに知り合ったから、かれこれ30年の付き合いになるかな。彼はパイオニアだし、トップの座にずっといる男。彼がいるから、自分らもがんばっているというのはあるよね。当然、目標にしているし、いずれは追いつくつもりではいるよ」

 ここ4年連続で関東リーディング2位。その上にはいつも藤沢和師がいた。どんなに仲が良くても、そこは勝負の世界。“今年こそ”という言葉はなかったが、いつまでも2位に甘んじているつもりはないようだ。(次のページへ

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「一発あると思っていた」有馬記念でマツリダゴッホの手綱を取っ
   
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