高谷の打撃はクリーンヒットがなかった。強豪が集うWEC戦線で生き残ることができるか

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現地時間2月13日(水)、アメリカ・ニューメキシコ州アルバカーキにあるサンタアナスターセンターで開催された『WEC32』で、喧嘩屋・高谷裕之がついにWEC進出を果たした。対戦相手のレオナルド・ガルシアは殴り合い上等の柔術家だ。

「米国のファンは僕のことをしらないだろうけど、僕のパンチが当たれば必ず倒れる」、9月のケージ・フォースで金網を経験している高谷は落ち着いた表情だが、米国のファンはブーイングで彼を迎えた。

試合では、大歓声を浴びたガルシアがローを放って、試合はスタート。ガルシアのロー、ハイを流す高谷は、左フックを見舞うが届かない。大きなフックに、ショートの左を合わせた高谷だったが、左フックを受けてしまう。続いて右ミドル、さらに左から右ストレートの直撃を受けた高谷は、そのまま真後ろに尻餅をついてダウン。パウンドの追撃を受け、91秒で無念のTKO負けとなってしまった。

「ライト級は僕には重すぎた、フェザー級で誰が僕に勝てる?世界を獲るぞ!」と絶叫したガルシア。米国、そしてケージの壁は高く厚い。

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