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きさらぎ賞 素質は“キンカメ”級 ブラックシェルが初タイトルに意欲

きさらぎ賞 素質は“キンカメ”級 ブラックシェルが初タイトルに意欲
 クラシックが見えてきた。強烈な決め手を武器に、ブラックシェルが「第48回きさらぎ賞」(JpnIII 芝1800m 17日)で主役を張る。素質馬がそろった福寿草特別を快勝。毎年、有力馬を大量に抱える松田国厩舎の08年一番馬に躍り出た。ここは重賞初Vの絶好のチャンス。勝って、春に弾みをつけるか。

 自身が育てたダービー馬に重ね合わせる。それほど松田国師はブラックシェルに期待を寄せている。

 「父はクロフネなんだけど、どっしりした雰囲気はキングカメハメハに似ている」

 NHKマイルC、ダービーを圧倒的な強さで快勝した名馬とそっくりのオーラを放っている。しかも、父はNHKマイルCとJCダートを圧勝したクロフネ、母の父はダービー馬ウイニングチケット。血の構成もクラシックのにおいをぷんぷん漂わせている。

 そんな思いが間違いでないことを認識させたのが、前走の福寿草特別だった。道中は10番手の後方待機。追い込みが難しい京都の内回り2000mで直線一気の差しを決めてみせた。しかも、負かしたキングスエンブレム、ファリダットはクラシック候補と目される大器。それを難なく退けた。

 「僕自身もびっくりしたぐらい。すごい末脚を見せてくれた」

 前々走のホープフルS(2着)で敗れたマイネルチャールズも後に京成杯を勝っており、実にレベルの高いメンバーを相手に結果を残してきた。

 この中間はここを目標に万全の仕上がりだ。6日の1週前追い切りは栗東DWコース。今回、初コンビを組む武豊を背に、ラスト1F12秒1の鋭さだった。

 「それまではちょっと動きが物足りなかったけど、あの走りはすごく良かった。最近、体を大きく見せるようになったし、幅こそないけど、がっちりしてきている」と松田国師はうなずいた。

 勝てばクラシックロードへの展望が大きく開けてくる一戦。

 「今年、うちで一番期待している牡馬だからね。武豊君がどう乗るか、楽しみにしている」

 昨年はダイワスカーレットが大ブレイクした松田国厩舎。今年はブラックシェルが、その勢いを受け継ぐ。
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